第9回ファンタジア大賞

個人的おすすめ作品ベスト3


1位 ドラゴンズ・ウィル


 1位の「ドラゴンズ・ウィル」は元気いっぱいな勇者代理人のヒロインが魔竜を倒そうとするのだが、そのヒロインはドジっ子だし、魔竜は菜食主義者だしでまったくシリアスな展開にならない! しかし、後半に従ってギャグとシリアスのバランスがよくなっていき、ぐんぐんと詠み進めることができました。正統派ギャグファンタジーだと思います。




その他の作品の感想


「カレイドスコープの少女」:様々な人物の視点を当てた本格ファンタジー。こちらは基本的にシリアス強め。


「吉原天災騒動記 化け猫じゃらし」:時代設定は江戸時代だが、なぜかテレビやパソコンがある世界。主人公は子持ちのおじさんだし、なかなか今では見られない作品だと思います。



総評

 今回はファンタジーが二作品ありましたが、二つとも好対照になっているような作品でした。特に「ドラゴンズ・ウィル」は伝説的なラノベであるスレイヤーズにも似た雰囲気を持っていると思いました。最近は女性主人公が注目を浴びているようですが、女性主人公が活躍する話自体は昔からあったのですね。

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