第3回GA文庫大賞
個人的おすすめ作品ベスト3
1位 Happy Death Day 自殺屋ヨミジと殺人鬼ドリアン
2位 あやかしマニアックス!
3位 優等生以上、フリョー未満な俺ら。
1位の「Happy Death Day 自殺屋ヨミジと殺人鬼ドリアン」は自殺したい主人公が自殺屋を営むヨミジに自殺を手伝ってもらうこと依頼するお話。主人公が自殺するのは一週間後。その間に殺人鬼に出会ったり、昔のクラスメイトと再会したりと様々なことが起こります。そしてそれらは最後に収束して……。この物語の最後がどうなるか、それはあなたの目で確かめてみましょう!
2位の「あやかしマニアックス!」は変態ばかりの妖怪を退治している主人公のもとに謎の美少女が現われる。主人公のことが好きな従妹はもちろん嫉妬。主人公につきまとう美少女と暴力系従妹のドタバタラブコメです。そして謎の美少女の正体は何と……! 気になる人はぜひ読んでみてください。真の変態は誰だったんでしょうかね……。
3位の「優等生以上、フリョー未満な俺ら。」は不良に憧れる主人公は超がつくほどのマジメな性格。主人公を更生させようとする幼馴染や舎妹(女の子の舎弟)、委員長などが入り乱れるとんでもないラブコメ。ここまでマジメな不良、見たことない!
その他の作品の感想
「おとーさんといっしょ! 少女とメガネとハイペリオン」:とある理由で美少女と同棲することになった主人公。その美少女は主人公のことを「おとーさん」と呼ぶ。そういうのが好きな人にオススメ。
「彼と人喰いの日常」:人食いの化け物(女性)にとりつかれてしまった主人公の物語。化け物には一か月に一人は人を食わせなければならない。そして主人公のとった選択とは。全体的にダークな雰囲気かも。
「ブラパン!」:異能力バトル小説。不良たちや警察などが入り乱れてのバトルです。手に汗握る戦闘が読みたい人にオススメ。タイトルはブラジャーとパンツの略ではないのであしからず。
「双子と幼なじみの四人殺し」:暗い過去のある主人公と双子のヒロインたちが学校で起こる事件に巻き込まれながら奮闘する物語。四人殺しとは誰が殺したものなのか。それはこの小説を読んで確かめてみましょう!
「声優のたまごが、俺の彼女だったようです。 〜ぱんつの中身は大事です!〜」:ある意味話題になった一作。声優を目指す女の子とそれを応援する男の子が奮闘する小説。実は主人公の男の子にはとある才能があり……。タイトルに惑わされるに読んでみよう!
「俺はまだ恋に落ちていない」:ある日主人公が紹介された二人のヒロインと青春をするラブコメ。主人公がいつ恋に落ちるのか。それを知りたい人は書店にGO!
総評
今回はとにかく多かった。ここで紹介したのは九作ですが、受賞しても発刊しなかったものも二作あるので、受賞したものは全部で十一作あったということになります。すごい。
ジャンルとしてはよくわからないものが多かったイメージ。2位の「あやかしマニアックス!」や3位の「優等生以上、フリョー未満な俺ら。」のようにラブコメとジャンルがはっきりしているものもありましたが、1位の「Happy Death Day 自殺屋ヨミジと殺人鬼ドリアン」のジャンルは何になるのか。他にもこれはラブコメなのか、ミステリーなのか、そんなよくわからないものもいくつかありました。面白ければジャンルなんて関係ないということなのでしょう。
また、今回はタイトルが改変されたものが多かったようです。いや、GA文庫はタイトルを改変することが多いレーベルだというのは前々から知っていたのですが、この回は色々とすごい。特に「声優のたまごが、俺の彼女だったようです。 〜ぱんつの中身は大事です!〜」の元のタイトルは「アテレコ」。原型なくなってますね。九作ある中でタイトルが応募時と変わっていないのは二作しかありません。すごい改変率ですね。これもGA文庫の特色の一つなのでしょう。
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