第12回MF文庫Jライトノベル新人賞
個人的おすすめ作品
1位 くずクマさんとハチミツJK
1位の「くずクマさんとハチミツJK」はハチミツの匂いを嗅ぐとクマに変身してしまうという主人公とハチミツの汗をかくヒロインという不思議体質な登場人物たちが織り成すラブコメです。
タイトルに「くずクマ」とあったのでどれだけクズな行動をするクマなのだろうと思っていましたが、個人的にはむしろいいやつだと思ってしまいました。ある意味読んでいて安心します。
ヒロインたちはみんな可愛いですね。私のオススメはメインヒロインの妹なんですが、ネタバレになってしまうのでここで詳しく言えない!
気になる人は書店に行きましょう!
その他の作品の感想
「境域のアルスマグナ緋の龍王と恋する蛇女神」: いつも一緒に戦っていたペット(?)の蛇が女体化して奥さんにまでなってしまった! というお話。こうやって書くとアホみたいな文章になってしまいますが、内容は意外とシリアス。うん。たぶんシリアス……。
「天使と鴉のプレセピオ -人狼×討伐のメソッドI-」:人間の中に紛れ込む人狼と戦う天才討伐官の話。主人公側にも人狼側にもストーリーがあり、二つの話が混じりあい収束していく終盤は必読! 人狼ゲームが好きな人にオススメかも。
総評
今回は受賞作が三作ということでオススメは第一位だけを選びました。
受賞作が三作ということで傾向も分析しづらいのですが、ある意味この少なさが研究材料になりそうです。
つまり、MFはほんとうにおもしろいと思った作品しか受賞させないということです。無理やり最優秀賞を出したり、数だけ揃えるようなことはしない新人賞と言えるでしょう。相対評価というよりも絶対評価で判断しているようです。(ある程度は相対的に判断しているかもしれませんが)
自分の作品は絶対的に面白い! と自信のある人はMFに応募するのがいいかもしれません。ライバルの強弱で受賞が左右されることは少ないでしょう。(たぶん)
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