after story 櫻と栄治3
一年で一番モテる奴なんてもう答えを言ってるじゃないか…
まあ、俺と彼奴とのかかわりがないと思っていたのかもしれないが間違えだったな。
「よぉ…、お前だったのか」
「驚いたみたいな雰囲気を出すのはやめろ知ってたんだろ?」
流石数ヵ月間関わってきたまであるな。
「じゃあ、まあ単刀直入に聞くわ。なんで俺を襲ったんだ…」
「俺はな、春ちゃんが好きだったんだよ…。」
はあ?そんなの告ればよかったんじゃないのか?
「告ればよかっただろ?」
「もちろん告白したさ…、自慢じゃないが女子からモテていた俺は正直成功すると思っていた…だが答えは違った…」
「俺と付き合ってください…」
「ごめんなさい。私は今は誰とも付き合う気はないの」
「そういわれた瞬間目の前が真っ暗になったさ…だが、私は今誰とも付き合う気はないといった…だからまだ時期が悪かったと思ったさ」
「その時に初めて俺と会ったのか…」
「そうだ…。お前となら仲良くなれると思ったんだがな…春ちゃんと付き合うことになったと聞いたときは本当に憎かったよ。それからしばらくして京ちゃんにも好かれてて…俺が好きな人はお前に取られたんだ。だから俺はずっと機会をうかがった復讐の機械をな!!」
「屑だな…。それとお前に言わなきゃならないことがある。俺と春は付き合ってない。ふりをしていたんだよ」
「そんなことを信じると思うか?」
「まあそうだろうな…でもな俺は罰げーで告白をされまくり春は普通に告白をされまくりどっちもいやいやしていたのさ。だから付き合っていることにしてなくそうってね」
「君にはそう言ったのかもしれないけれど彼女は君のことが好きだったんだよ…。わかってしまったんだよ僕じゃ勝てないということがそれと同時になんで俺じゃ駄目なのかと思ったさ…」
「そうか…、それで答えは?」
「力さ…。誰かを守ることができる力が足りなかった。だから君に勝てば認めてもらえると…僕に気が向くと思ったのさ」
そんなんなるわけねぇだろおめぇー。と思ったわけで…
「俺を弱らせてから勝負を挑もうとしたがどいつもこいつも駄目だったというわけか…。まあいいや、かかって来いよ勝負してやるから」
『本気でやらなきゃ櫻に失礼だ…。だから、今回は体力系の方ではない俺が相手をする。』
『いいぞ…勝てよ。』
『できる限り頑張るさ』
「さあ始めよう」
「おう。行かせてもらうぜ!!」
櫻がこぶしを作り殴りかかってきた。
避けることはせずそのまま受ける。
「ウッ…。今度はこっちの番だ」
こぶしを思い切り握り全力で殴った。
「ゔっ…。ガㇵッ…」
「おら来いよ。そんなんじゃ勝てないぞ。」
「うるせぇーーーー!!!」
そこからの記憶がない。
目が覚めたら保健室のベットで眠っていた。
「起きたみたいだね…。何をしていたんだい?2人して倒れていたけど」
保健室のおばちゃんが聞いてくるが正直に話したところで問題になるので漫画で見た戦い方を2人で試したら気絶したということにした。
「ほどほどにしなさいよ…」
「はいすんませんでした…」
苦笑いしながら保健室から出て行った。
「殴りあった後は本当の仲間になるみたいなシーンよくあるけどホントなのかな…?」
そうなら俺と櫻は本当の友達になれたわけだが…
「うっ…、栄治。すまんかった」
「気にすんな、これからは本当の友達だな」
俺は右手を差し出した。
櫻も、「おう」と答え握手をした。
罰ゲーで告白される俺が付き合うことになりました!? 黒猫 @Yazakai
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