たぶん、それは紅葉よりも赤い花

作者 松乃木ふくろう

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★★★ Excellent!!!

主人公春久と声楽部女子たちをめぐる学園ミステリーです。
美しい生徒ばかりが集う声楽部に目が行きがちかもしれませんが、この作品の1番の魅力は春久のキャラクターではないかと思います。冗談が通じず、ノリのいいことが言えない。一見面白みのないキャラクターですが、察しがよく一で十を知るほど利発、事細かなことに気づき的確な判断力、高い身体能力を持ち合わせた極めて優れた人物です。ストーリーが進むにつれて物語は変化を始めます。色酔いを起こす一祈と声楽部女子の秘密。声楽部に嫌がらせをする人物の正体。様々な伏線が張られた奥深いストーリーです。
また、五感に訴える作品でストーリーの色と音に魅了された読者も多いのではないのでしょうか。
音を表現するのは非常に骨の折れることだと思います。それを鮮やかにやってのける凄さ。
たくさんの謎を孕んだストーリー、今後どうなっていくか分かりません。その行方が気になります。

★★★ Excellent!!!

文体がとても綺麗で始まりからどんどん物語に入り込めるお話で素晴らしいです。学園ものはあまり読まないのですが、各キャラの立ち位置やストーリーの流れがしっかりしていてとても面白く夢中になれました。ミステリーだけでなくホラー的な雰囲気もあり、どちらの要素も好きな方は絶対にはまる作品だと思います。
偏見ですが私はミステリーに些か読み難さを抱いてしまうタイプで読むまでに時間がかかってしまうのですが、こちらの作品は読み辛さがまったくなく、事件の匂わせ方や人間関係の匙加減などとても巧みな書き方で疲れずに読んでいけます。文章力が高いこともあり、最高に楽しいです。読んでいながらもその光景を見ているかのような感覚になり、視覚情報の緻密さに感服しました。
あまりレビューで詳細を書いてしまうと勿体無い作品なので、是非に自らの目で彼ら彼女らのやり取りを見て頂きたいです。

★★★ Excellent!!!

まず女の子が可愛いしかも沢山――なだけでなく!

一人一人の人物が緻密に、そして繊細に描かれていく。複雑に絡み合う想いは一つの紬《つむぎ》の様に、この作品独特の雰囲気を織りなしていく。

あなたもきっと、気が付けば画面をスクロールする速度がゆっくりになっている……ハズ!!

つまり、ぜひ、じっくり読んでほしい物語。

★★★ Excellent!!!

小田原の声楽部を舞台に起こる少し不思議な青春ストーリー…かと思いきや、意外や意外。
次々と起こるストーカー事件に、日常ミステリーの匂いを嗅ぎ付け、テンションダダ上がりでした!

そしてなんと言っても登場する女の子たちがみんな個性的で可愛いこと、可愛いこと!
活き活きとした女の子同士のやりとりはもちろん、ところどころ〝怖い〟と思わせる描写もすごくリアルです。


レビューを書いてる時点ではまだ事件は謎のまま、部員の娘たちにもなにやら秘密がありそうで、早く続きが気になるところ。

学園モノが好きな方はもちろん、ミステリ好きにもオススメです。


ところどころ伏せ字になっているは何かの暗号なのかなぁ(ミステリ脳)