『第3話 想い』について感想書いてく


(作品URL)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054886758313

(エピソードURL)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054886758313/episodes/1177354054886764228



 未練のひとつ、片想いの相手に気持ちを届けようとするエピソード。

 しかし、そこで美咲は『生きている者』との世界の違いを痛感する。


>「…うん、いいの。大丈夫、ありがとう。この何日かを通してね、かなり諦めがついてきたんだ。結局はさ、この世界は生きてる人のためにあるんだよ。死んだらそこでおしまいなんだ。理不尽でも、私の可能性はもう失われたんだ」



『この世界は生きている人のためにある』。

 この一言の威力が凄い。美咲がこの台詞を言うっていうところが、破壊力を増している。

 彼女にしてみれば、気丈に保っていた気持ちが折れかけて零れた言葉であろう。美咲がここまで頑張って明るく振る舞っていたからこそ、重い。主人公がとっさに言葉を返せなかったのも無理はない。

 神様はなんで美咲を幽霊にしちゃったのかなあ。

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