『2 国が傾く時』について感想書いてく


(作品URL)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054886600067

(エピソードURL)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054886600067/episodes/1177354054887167965



 洞窟に住むドラゴンから予言を授かるエピソード。

 そして宮殿では、新たな大異変が起ころうとしていた。


>ユウトたちの眼下には深い谷が広がっておりそれがゆっくりとパクパクしていた。

 まるで口のようだった。

 すぐ目の前にいたハイエナがずるりと足を滑らせて落ちていう。

 ハイエナの叫び声はあっという間に聞こえなくなってしまった。



 谷全体が生物を食べる『口』とは……怖ろしい。

 物語の前半部分、人間の文明が描かれ方と対比されているように思う。

 また、エピソードの後半部分では、自らの『役割』を自覚せぬまま、ただ便利さを求めて浪費を続けてきた人間たちの末路を見るようであった。

 タイトルにある『人間原基』の一端が、徐々に明らかにされていく様子も良かった。

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