『第11話 夜明け前の話し合い』について感想書いてく
(作品URL)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881501913
(エピソードURL)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881501913/episodes/1177354054881780173#p110
捕らえられたサーシャとそれを救おうと動くルドルフのエピソード。
きょうだいの絆や想いが垣間見える。
>「わかった! 好きな人がいるのね?」
「えっ?」
さっきよりも素っ頓狂な声が出て、サーシャは顔を真っ赤にした。誘拐された非常事態であることも、この先の不安さえも、頭から吹き飛ぶくらいの衝撃が、ズドンとサーシャの心に突き刺さったのだ。サーシャの口元がぐにゃぐにゃになって、ますます答えられなくなると、クララは微笑ましそうに笑い声を立てた。
状況としては引用文にある通り。捕らえられ、切迫した状況ながらも、こうしたちょっと微笑ましい描写が入ることで文章のテンポが変えられる。エピソード全体としてはシリアスな展開だけれども、さらりと挿入されたサーシャの恋愛話によって、むしろ全体が読みやすくなったように感じた。
それにしても、ルドルフが義兄であることにサーシャが驚いているところは、個人的にはおいしいシチュエーションです。
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