闇と血反吐と陰謀の産着の中へ、彼はいかにして生まれたか。

(現フ)18.捨てるに覚える子の慟哭を(作:神取直樹 様) ※完結お疲れ様でした※

『蝸牛』について感想書いてく


(作品URL)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885621183

(エピソードURL)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885621183/episodes/1177354054885710002



>「僕は僕らの平穏が欲しいだけ。貴女に少しだけいじめられて回避できる危険があるなら、僕は喜んで貴女に跪いて蹴られましょう」

 晴安が笑った。百子は鼻で笑って眉間に皺を寄せる。

「嫌な人。私がそんな無粋なことはしないと知っているくせに」



 立場の弱い支族であるが、それを十分認識した上で当主として守るべきものは守るという意志がよくわかる台詞。こういうのがさらっと言えてしまえる空気感が良い。

 また、百子様の気苦労がこちらまで伝わってくるのも良い。

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