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　フルプレートからごっつい程度の鎧に着替えてデート。

　真面目とチャラ男が上手い具合に釣り合っている。

＞「まず見る彩精影画（キネマトロン）。ほんとにそれでいいんですか」

「ああ。間違いない。”バトランド・シティの遠い夕日”だろう」

「それ、血沸き肉躍る市街戦（ストリートファイト）を描いた近代戦争モノのバトルアクションじゃないですよ」

　うん。なかなかに失礼。

　よくあるのが『デートなのにこんな血と肉の饗宴を見たいのか！？』ってツッコむ流れだけれど、今回はその逆。デートっぽいラブロマンス映画（彩精影画）を指差して『血湧き肉躍るバトルモノじゃないけど、いいんスか！？』とツッコんでる。失礼。

　こんな二人の関係が徐々に甘いものになっていく様子が、後半にかけて上手く描かれている。

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