『「婚活の海に沈む、か」』について感想書いてく


(作品URL)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885652108

(エピソードURL)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885652108/episodes/1177354054885682173



 視認で見つけた相手に会うため、いざ海の中へ出発するエピソード。

 プリメラとの軽妙な掛け合いが見られる。


>「すげーな。彩精影画キネマトロンみたいだ」

「映像を記録して、実録影画ドキュメンタリーにして売り出したら楽しいかもね。山間の村の人なんか珍しがるでしょ」

「そうだなー。昔王都で見た、歌翼人ハーピィのセルフドキュメンタリーなんか、見てて目が回りそうだった」

「あ、それボクも見たことある。雲の上でお昼寝するやつでしょ」


 ここからしばらく続く二人の雑談、結構好き。

 さりげなく、無理のない範囲でこの世界の知識や雰囲気がわかるのが凄い。

 間に地の文での説明を入れず、台詞のみでテンポ良く情報を出していくのは、書き慣れて筆力が高い証拠だと個人的には思う。

 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る