『39 薄闇にひそむ蜜 その4』について感想書いてく


(作品URL)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054884543861

(エピソードURL)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054884543861/episodes/1177354054885503905



 英翔、立つ――のエピソード。

 大切な者を守るために決意した者と、それに付き従う者の清々しい姿が見られる。


>「両翼であるお前達が、わたしが信じるものを信じられぬと言うのか!?」

 英翔の叫びに、季白だけでなく、張宇までもが息を飲む。

「お前達はわたしの大願を叶えるための両翼だろう!? それがわたしの歩みを止めるなど、許さんっ!」

 二人への揺るぎない信頼を眼差しに込め、告げる。

 たとえ強欲とそしられようと、望むものを欲しいと足掻あがきもせずに、諦める気など、ない!


 まさに、上に立つ者の威。

 腹心二人が言っていることも一理ある中で、己の信念に照らして決めた道を断固として進む宣言をする。正しく、『人を従わせる』者の描写だと思う。

 あのいたずらっ子(中身的に)が立派になって――と思ったのは個人的な感想。

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