悲しみの大地。憎しみの雪。ゆえに戦士の冬は終わらず、ただ、ひとときの木漏れ日が訪れた。
(異フ)25.狩人の時節(作:わたなべ りえ 様) ※完結お疲れ様でした※
『第4話 冬の朝』について感想書いてく
(作品URL)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885345091
(エピソードURL)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885345091/episodes/1177354054885345371
スミアと兄弟の、朝の語り合いのエピソード。
地の文の調子も相まって、登場人物が皆、超常的な雰囲気を醸し出しているように思う。
>しかし、この朝は違っていました。
鋭角に差し込む木漏れ日に、朝靄がゆらゆらと煌いていました。その靄に、輝くばかりの人々の影が躍っていて、スミアの口を開けさせたままにしました。
ため息も凍るような冷たい朝なのに、スミアの血は沸き立つように熱く体を回っていました。
ですます調の柔らかな語り口が、美しく力強い朝の情景にぴったりとマッチしていると感じた。
言葉数は決して多くはないにもかかわらず、目の前にその光景が浮かぶように思えるのは、作者の方に力がある証拠だと思う。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます