第十七章 君が 1-3
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八月二十四日
今日からまた日記を書き始めようと思う。
長い間、中断していた日記をまた、始めるのだ。
青いインクも万年筆ももう、手元に無い。
だから今日からはシャープペンシルで記すことになる。
文字を書いていて気が付いた。
この日記帳の前半部分、青いインクの文字って、私が今、書いている文字にそっくりだ。
(それもそうだ。だってどっちも自分なんだから)
身体が覚えていることは意外に多いのかもしれないな。
明日は、どんなことが起こるだろう。
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