第十一章 鬼原

第十一章 鬼原1-1








一月九日

体がおかしい。先生は気にするな、なんともない、と言うけれど、きっともう私は長くないんだろう。

死ぬ前にもう一度、故郷に戻りたい。

茉莉花まりかのことをあの子に相談しなければ。




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