サービスサービスゥ

ヒロシ「ボクの人生にはサービスシーンが足りない、サービスシーンが!」



「扉を開けたら、部屋の中で妹が着替えの最中」「風呂に入ろうとしたら、姉が既に入浴中」そんなサービスシーンが、ギャルゲーの主人公みたいな役得が、ヒロシは欲しいというのです。



マルぼん「『サービスシーン手袋』。この手袋をつけてドアを開けると、その部屋のなかでは必ず、サービスシーンとなるような光景が繰り広げられているようになる」



ヒロシ「わーいわーい!」



 ヒロシはさっそく『サービスシーン手袋』を装着して、適当な部屋の扉を開けました。



ママさん「シャチョさあん。あふんあはん」



シャチョさん「奥さん、ああ、奥さん」



 ママさんと、ママさんのパート先のシャチョさんのサービスシーンが繰り広げられていました。ヒロシの名字が変わったのは数ヶ月後のことでした。

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