プレイバックマルぼんと暮らす

ヒロシ「うわーん、マルぼんー。ナウマン象がひどいんだ。『青酸カリを1リットルくらい飲んでも生きているヤツがみたい。おまえ飲め、そして生きろ。もし死んだら殺す』とか言ってきて」



マルぼん「うるせえ! それくらいてめえでどうにかしろ!」



ヒロシ「え、急にどうしたのさ!?」



マルぼん「もう、機密道具のネタがきれた!」



ヒロシ「ええええ」



マルぼん「きみの問題を解決したいのはやまやまだけど、今回はナシだ」



ヒロシ「ナシって、お話はもう始まっているんだよ。あ、そうだ。こういうときは、回想シーンだよ、回想シーン! 回想シーンでお茶を濁すのだ」



マルぼん「かいそうシーン?」



ヒロシ「古の時代から、『原作に追いつきそうなときや脚本が間に合わないときは、とにかく回想シーン。それでしのげ』と言われているんだ。孫子もそう言っていたらしいし、」



マルぼん「ようわからんが、かいそうシーンとやらでこの場をしのげるのだね、よし、かいそうシーンスタート」



ルナちゃん「こんにちはー。今日はヒロシさんに、すばらしい人を紹介しにきたわ。うちの宗教の偉大なる指導者」



尊師「こんにちは、小生が神です。某宗教の僧侶として修行をして数十年。ついに悟りを境地に達した小生こそ、神です」



ルナちゃん「尊師は、『平成のラスプーチン』『21世紀文観』と呼ばれるほどの人なのよ」



 ルナちゃん、いきなりヒロシを後ろから羽交い絞めにします。動けなくなったヒロシの服を脱がしはじめる尊師。



ヒロシ「な、なにを」



ルナちゃん「ヒロシさんが青酸カリを飲んでも死なない体を欲しがっていると聞いて。尊師なら、あなたにその体を与えることが可能なの!」



尊師「し、小生の、シャクティバッドで、ふ、ふじみの体を、体を。ハァハァ……ハァハァ。ハァハァ。子供の体、ハァハァ。はじけるような子供の体っ。げっへへへ」



ヒロシ「へ、変態だ! 変態! なんでこんな怪しげな坊主がいきなり登場するんだよ!」



マルぼん「怪僧シーンなら大丈夫っていうから」

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