クリスマス回
これは今年のクリスマスの少し前に、本当に起こったお話です……。
ヒロシ「ひいふうみい…うう。クリスマスまで、まだまだ日にちがあるよ」
マルぼん「なんぞ素晴らしいプレゼントでもいただけるのかね」
ヒロシ「あのね、クリスマスはね、お母さんがね、コンビニ弁当ではない手作りの夕食を作ってくれるって。あったかくておいしいごはん。一年に一度だけ、ごはんを作ってくれるんだ!」
マルぼん、涙が止まりませぬ。そんなわけで、早期のクリスマスを望むヒロシのために、機密道具をだしてあげることにしました。
マルぼん「『記念日前倒しシール』。このシールをカレンダーに貼れば、直近の祝祭日や記念日が前倒しになって、シールを貼った日がその祝祭日・記念日になるの」
ヒロシ「なるほど、一番近い記念日はクリスマスだから、クリスマスが今日になるんだね」
そんなわけで、ヒロシは『記念日前倒しシール』をカレンダーに貼りました。
ヒロシ「おう」
そう呟くと、ヒロシは卒倒しました。
マルぼん「逝去している。なんでや?」
軍の演習で飛行中だった戦闘機が大沼宅に墜落したのは翌日のことでした。
マルぼんは命日まで前倒しにしてしまった『記念日前倒しシール』の効果は絶大だと思いました。
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