コレクターヒロシ
金歯「こっちが1980年代に活動した連続殺人犯の使用していたスポーツカー。こっちが1976年にイギリスを震撼させた殺人鬼愛用のナイフ。朕の猟奇殺人犯コレクションはまだまだあるでおじゃるよ」
ナウマン象「こっちが3丁目の未亡人の×××(自主規制)。こっちが4丁目の後家さんの×××(自主規制だってば)。どうだい。俺様のやもめコレクション。たいしたものだろう」
ルナちゃん「これがヨクブカ国のブツヨク大学の博士号、これがカネシダイランドの名誉国民になったことを示す勲章他にも世界のいろいろな国や大学から与えられた栄誉が山のように! 国内のものがひとつもないのはなぜかって? はい、おまえ、来世は蛆虫!」
ヒロシ「別にうらやまし…うらやましくなんか…うらやましい~!!」
マルぼん「なに、今すぐにみんなが驚くようなコレクションが欲しいだって?」
ヒロシ「それもできるだけ安く手に入るやつ!!」
マルぼん「『コレクションゲット機』。名前そのままの効果で、条件を入力すれば、それに適したコレクションを転送してくれる。あ、ちなみに有料だから。それと、珍しいコレクションを用意してもらうにはある程度時間もかかる」
ヒロシ「それなら、『元手がまるでかからず(無料が望ましい)、今すぐにも手に入る超レアもの』という条件を入力してみよう」
小一時間後。
ヒロシ「なんかよくわかんないけど、条件にあうコレクション見つけた!すぐにでも転送してくれるらしい!!」
マルぼん「マジで!? そんなおいしいものがあったの!?」
ヒロシ「よし。契約完了」
マルぼん「コレクション、転送しましたって」
ヒロシ「やたー!よくわかんないけど、これでナウマン象どもにげふっ」
ヒロシが吐血したので、マルぼんは急いで病院へ連れて行きました。
医師「検査しましたけど、いやーびっくり仰天。1000万人に1人なるかならないかのレア病気『ポックリ病』だったんですよ、ヒロシくん。しかもそれだけじゃない。『秋の夜長病』と『えころじもっくん大炸裂病』と『来世にご期待ください! 病』と『へらちょんぺ病』と『なんか女の声がする。たすけてお母さん!病』にもかかっている。どれもこれも、100万人に1人クラスで、しかも即死クラスのレア病! 大手大学病院にもカルテはないですよ。正直、ナマツバものです。あー解剖してー。超解剖してー。あ、ちなみにどれも治療法が見つかってませんのであしからず。」
ステキなコレクションを体に秘めることになったヒロシは即入院。病室には、見舞い客が届けてくれたたくさんのフルーツが並んでいます。
マルぼん「立派なフルーツコレクションだね」
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