ウッドゴーレム 3

 白雲の群生地に、白雲の花の甘い香りに混ざって、ふんわりとスープの香りが広がる。


「「うま!」」

「そうだろうそうだろう」


 コップに入ったスープを飲んだセイルとハイネルが目を輝かせると、ストレイは得意げに笑った。三人は今食事中である。

 そんな三人の隣では、ウッドゴーレムが膝を抱えて座っていた。ウッドゴーレムは食事を必要とはしないので食べはしないが、一緒に食事を楽しんでいるかのようにそこにいた。


「いや、本当にストレイ料理上手ですね」

「まぁ冒険者生活も長いからな」


 セイルが褒めると、ストレイは満更でもなさそうに笑った。

 鶏肉のサンドイッチと白雲の花のサラダ、そしてスープ。サンドイッチ自体はライゼンデの屋台で購入したものだが、それ以外はストレイの手料理だった。

 まずはこのサンドイッチだが、これは出発前にライゼンデの屋台で購入したものである。カリカリに焼かれた甘辛い鶏肉がレタスと一緒に少し硬めのパンでサンドされている。値段も安くボリュームもあるので、冒険者達に人気のメニューだった。

 次いではこのサラダ。摘んだ白雲の花を適当に切って、オリーブオイルと混ぜたら、その上から塩とレモンの粉末を振りかける。白雲の花をサラダにして食べると聞いた時はセイルとハイネルは驚いたが、冒険者の間ではそれほど珍しい事でもないらしい。

 白雲の花は、もともと薬にも使われる薬草だから、食べても問題がないのだそうだ。僅かに甘味のある白雲の花はシャキシャキとした歯ごたえで、味付けもさっぱりとしてセイルは気に入っていた。

 最後にスープ。干したトマトとキノコ、タマネギを入れて、水と塩、胡椒で味付けをして鍋で煮込んである。野菜が柔らかくなったらサラダの余りの白雲の花をぱらぱらと上に振りかけて完成だ。このスープはまず香りがいい。ワクワクしながら口に入れると、野菜とキノコの旨みがじゅわりと口の中に広がって、ハイネルは至福そうに息を吐いた。


「ハイネル、ハイネル。次の依頼で報酬を貰ったら鍋買いましょう」

「いいですね、鍋。料理にも盾にも使えます」


 セイルがそう提案すると、ハイネルも力強く頷いた。


「その前に、お前さん達は前衛職の仲間を探しとけ。傍から見てるとすげぇ心配」

「いやぁ」

「褒めてないぞ」


 そんな賑やかな食事を終え、後片付けをした後。

 セイルは満腹特有のまったりとした満足感を感じながら白雲の花畑の中に寝転んだ。

 ストレイは先程の資料を鞄から出して興味深そうに読んでいる。

 ハイネルはハイネルで、先程書いていたメモ帳を取りだし、ストレイに話しかけていた。


「ストレイ、少し良いですか? あの部屋の壁に書かれていた設計図に関してなのですが……」

「ああ、いいぞ。俺の方も見せて貰いたい所があったんだ」


 どうやらウッドゴーレムの修理に関しての事らしい。

 二人は資料を広げて、ハイネルのメモと見比べていた。

 セイルが少しばかり疎外感を感じていると、ふと、座っているウッドゴーレムが何かをしている事に気が付いた。

 ウッドゴーレムは大きな指で白雲の花を一輪ずつ器用に摘んでいる。

 セイルは目を瞬くと、ごろりと転がって立ち上がると、ウッドゴーレムの所へと近寄った。


「おお、たくさん摘みましたねー」


 セイルが話かけると、ウッドゴーレムは少し首を傾げ、その内の一輪をセイルへと差し出した。

 セイルは目をぱちぱちとさせると、両手でその花を受け取って嬉しそうに胸に抱く。


「ありがとうございます。いやぁ、わたし、誰かから花を貰ったのって初めてです」


 少し照れながらお礼を言うと、ウッドゴーレムは再び白雲の花摘みを再開した。

 セイルはウッドゴーレムから貰った白雲の花を嬉しそうに見つめたあと、髪に挿した。

 そうしてしゃがみこんでその様子をのんびりと眺めていると、ふとストレイに呼ばれた。


「そう言えばセイル」

「はいはい?」

「ここに来ていた冒険者っぽい奴のログって追えるのか?」

「そうですねー……うーん。遺跡の方のログは前に見たので限界だと思いますが。人のログを許可なく見るのって、基本的にNGなんですよ」

「ゴーレムはどうだ?」

「ギリギリ……ゴーちゃん、いかがです?」


 セイルがうーんと唸ってウッドゴーレムに尋ねると、少し首を傾げた後「どうぞ」と言うように、セイルの方に体を向けて、膝を抱えて座った。

 セイルはハイネルとストレイを見て頷いた後、水音の杖の底で地面を軽く叩いた。

 ポーン、と澄んだ音の波が広がる。

 セイルが目を閉じて集中すると、ウッドゴーレムから、さらさらと金色の砂のような光が現れ、セイルに吸い込まれていく。

 ハイネルは、ほう、と息を吐き、ストレイは少しだけ目を張ってその光景を見つめる。


「ログとは綺麗なものですね」

「そうだな。俺もしっかりと見た事はなかったが……」


 自分の中にログが吸い込む感覚を感じながら、セイルは自分の中に入って来るログを整理していく。

 その中に目的のログがあった。

 それを手繰り寄せるように意識を集中すると、セイルの瞼の裏にゆっくりとウッドゴーレムのログの光景が浮かび始めた。




 その日、ウッドゴーレムはいつも通り白雲の遺跡の見回りをしていた。

 ゴーレムの仲間達の様子を見るのもその一環だ。遺跡にいるゴーレムは、そのほとんどがもすでに動かなくなってしまっているが、ウッドゴーレムは毎日彼らの様子を見まわっていた。

 そしてウッドゴーレムは遺跡の奥の白雲の花の群生地へと向かった。

 そこで先程と同じように白雲の花を一輪ずつ器用に詰んでいく。両手がいっぱいになったところで、ウッドゴーレムは大切そうにその花を持って歩き出した。

 ドシーン、ドシーンと、重そうな音を立てて歩いていると、頭に小鳥がチチチと飛んできて止まる。怖がっている様子はなさそうだ。


 小鳥を乗せたまま、ウッドゴーレムは遺跡の大きな木の所までやって来た。

 木の下で一度立ち止まり見上げると、木の横を通り抜けてさらに奥へと向かう。

 丈の低い木が生い茂る中を傷つけないようにゆっくりと通り抜けると、その先に開けた場所があった。

 墓だ。

 誰かの墓がそこにはあった。

 ウッドゴーレムはその墓に摘んできた花を供えると、墓の前で座り、膝を抱えた。

 まるで祈るように、その墓に眠る誰かに語りかけるように。穏やかで、どこか神聖さすら感じる光景だった。

 しばらくそうした後、ウッドゴーレムは立ち上がり来た道を戻る。そして再び遺跡の見回りを開始した。

――――その時だ。

 ふいに、どこからか若い冒険者の声が聞こえてきた。


「まったく! この僕がどうしてこんな雑用みたいな事をしなければならないんだ!」

「ですが、ここだけはちゃんとやっておかないと、冒険者証貰えませんし……」

「そんな事は分かっている!」


 見ると、そこにはセイルくらいの年の少年が4人、遺跡を歩いていた。

 その顔にセイルには見覚えがあった。冒険者ギルドの受付で揉めていた新人だ。名前は確かアルギラ・オルパスだったと記憶している。


「父上といい、ギルド職員といい、何故僕を認めようとしない。僕は……」


 アルギラが顔を上げた時、ウッドゴーレムと目が合った。

 その顔には最初驚きが浮かんでいたが、直ぐにニヤァと嫌な笑顔へと変わる。


「何だウッドゴーレムじゃないか。……そうだ、あいつを倒して見せれば、こんな雑用は僕には必要ないと証明できるだろう」 

「ええ!? そ、それはちょっと……」


 他の三人はアルギラを止めるような素振りを見せたが、アルギラは「いいから行け!」と仲間達に命令した。

 仲間達はしぶしぶと言った様子で、鞄の中からマジックアイテムを取り出す。

 ハイネルが持っていた『火トカゲ』という名前のマジックアイテムとよく似ていた。


「行け!」


 掛け声と同時に、ウッドゴーレムにマジックアイテムが投げつけられる。

 同時に三個。それらはウッドゴーレムにぶつかると同時に、ぶわりと火柱を上げた。


「……な!?」


 だがこのウッドゴーレムに火は効かない。

 次々と鞄の中のマジックアイテムを投げるが、焦げ目すらつかない。

 何のダメージも与えられた気配のないウッドゴーレムに、パニックになった仲間達はアルギラを置いて逃げ出した。


「ま、待て! 僕を置いて行くな!」


 一瞬遅れたアルギラも彼らを追いかけて逃げようと、もつれる足で走り出す。そこはちょうどゴーレム達の制御盤の近くだった。

 ウッドゴーレムはふらつくアルギラを見て、彼が制御盤の方へ転ぶかもしれないと思ったのだろう。

 制御盤を守る為に、アルギラをそれから遠ざける為にウッドゴーレムは手を伸ばした。

 恐らく、ひょいと掴んで遠ざけるだけのつもりだったのではないかとセイルは思う。

 だが残念ながらそれが伝わる相手ではない。アルギラは悲鳴を上げ、身をよじってその手をから逃げようとした。

 その時、足元に落ちていた瓦礫に躓き、そのまま勢い良く制御盤のある壁にぶつかる。

 アルギラがぶつかった衝撃でぱらぱらと制御盤のフタは崩れ、中に入っていたスイッチの内の一つがカチリと音を立てて下がった。

 するとウッドゴーレムの目が安全色の緑から警戒色の赤へとすうと変わる。

 アルギラは両手をばたつかせて体を起こすと、悲鳴を上げて何とかその場を逃げ出した。

 残ったのは目を赤く爛々と輝かせたウッドゴーレムだけだった。




 セイルはすうと目を開けた。少しばかり不機嫌そうで、どこか怒ったような顔をしている。

 ハイネルはそれを見て「おや」と少しだけ首を傾げた。


「身なりの良い、冒険者になるための実技試験を受けにきた新人ですね。パーティは4人」

「はっきり言うと?」

「アルギラ・オルパス」

「あー……」


 思いついたようにストレイが手を顔にあてて空を仰いだ。


「そういや、ギルドで白雲の花がどうのって揉めてたなぁあいつ」


 ハイネルはすうと目を細めると、カチャリとクロスボウを手に持ち撫でる。


「ちょうどクロスボウの練習がしたい所でした」

「待てこら」

「大丈夫、当てません」

「駄目だっての。ひとまずアイザックさんに報告して、対応を考えて貰う。絶対に何もすんなよ?」


 ハイネルは不満そうに口を尖らせたが、しぶしぶと手を降ろした。

 ただの冒険者相手なら――止めはするだろうが――ストレイもここまで釘は刺さない。

 セイルとハイネルは被害を被った側であり、ストレイもまたウッドゴーレムに対しては情が移りかけている。

 今回の件に関して言えば、アルギラが無抵抗なウッドゴーレムに勝手に攻撃を仕掛けて、勝手にパニックになったのが原因だ。同情の余地はない。


 だが、相手は金持ちの子供だ。

 下手に手を出せば金に物を言わせて報復される恐れがある。

 ストレイ一人ならどうとでもなるが、セイルもハイネルは駆け出しの新人冒険者だ。万が一という恐れがある。

 出会ってまだ二日ほどではあるが、ストレイはセイルとハイネルの事を気に入っていた。

 だからこそ余計に、心配なのだ。


「ままなりませんねぇ……」

「だからギルドマスターも頭を悩ませてんだよなぁ……」




 食事を終えたセイル達は、遺跡の中を再度確認しながら、来た道を戻り出した。

 途中、制御盤のある回廊に足を止め、人目につかないようにストレイは制御盤の上から布をかぶせる。遺跡の壁と合わせるように白色の布だ。

 なるべく壁の色に合わせたものらしく、かぶせるとぱっと見たら分からない。

 ストレイは鞄から絵の具を取り出すと、布と壁の境目や、布の上にぺたぺたと塗った。


「器用ですね」

「まぁな」


 あっという間に境目は見えなくなる。

 じっと見なければ分からない程度になるとストレイは満足したように頷くと、今度は奥の部屋へと続く穴を塞ぐ事に取りかかった。

 持ち出されるとマズイ資料はすでに回収してはあるのだが、念のため中に入れないようにしようという事になったのだ。

 ウッドゴーレムに手伝って貰いつつ瓦礫を積み上げると、パンパンと手を払う。


「よし」


 そうして、三人はその場を離れた。そうして白雲の遺跡の入口まで戻って来ると、ウッドゴーレムはそこで足を止めた。

 どうやらここでお別れのようだ。


「……ちょっと寂しそうに見えますね」


 ハイネルがそう言うと、セイルはウッドゴーレムに近づいて、にこっと笑った。


「また遊びに来ますね、ゴーちゃん」


 セイルがそう言うとゴーちゃんは、白雲の花を持っていない方の手を、ゆっくりと差し出した。

 手を置くとゆっくりと上下に振る。


「あっ僕も!」


 ハイネルも飛んできてウッドゴーレムの手に自分の手を添える。

 ストレイはちらっと自分の手を見たが、それだけだった。

 そうした後で、ウッドゴーレムは向きを変えてドシーン、ドシーンと音を立てながら、遺跡の奥へと戻って行った。


「そういえば、あの花はどうするのでしょうね?」


 ゴーちゃんの手の白雲の花を見てハイネルが不思議そうに首を傾げる。

 セイルはウッドゴーレムの後ろ姿を見送りながら、


「川の近くに大きな木があったじゃないですか。あの奥に誰かのお墓がありまして、そこに供えているみたいです」

「墓、か」


 ストレイは呟いた。

 ゴーレムに感情はないと言われている。

 だが、今のウッドゴーレムは、どうだとストレイは思った。

 そういう風に作られているだけなのかもしれない。だがストレイには、ウッドゴーレムにも本当に心があるように思えた。


「……そう言えばストレイ、隠れられなくなりましたね」

「ん? そういや、そうだな」

「フッですが、僕のように仲良くなるにはまだまだ程遠いですがね!」


 胸を張るハイネルを半目になって睨んだあとで、ふっと表情を緩めてストレイは「そうだな」と笑った。




 三人が冒険者ギルドに戻る頃には空は橙色に染まっていた。

 ギルドの扉を開けて中に入るとギルドから揉めている声が聞こえる。

 聞き覚えのある声だなと思って見ると、やはりそこにはアルギラとその仲間達がいた。

 昨日対応をしていたギルド職員の女性のいるカウンターではない場所を選んでいる辺り、トラウマだったのだなとセイルは思った。

 何を言われたのかは分からないが。


「いつまで待たせる気だ! 早くしろ!」


 どうやら実技テストに合格したようだ。

 白雲の遺跡は調査中であるため、恐らく別の実技テスト用の依頼が出されたのだろう。

 カウンターには胡桃のような実が幾つか置かれていた。

 アルギラの言葉にギルド職員が眉間にしわを寄せながらギルドの奥へと向かうと、冒険者証である銀色の懐中時計を持ってきて、カウンターに置いた。

 セイル達はそれを半眼になって見ながら、アイザックのいるカウンターへと近づく。


「おう、戻ったか。遺跡の方はどうだった?」


 アイザックがセイル達に気付いて声を掛けた。


「今活動をしているゴーレムは何とか落ち着きましたけれど、他のゴーレム達が目覚めた時が怖いですね」


 不意にセイルが少し大きめの声で答えた。

 ゴーレム、という言葉が聞こえてきて、アルギラ達がぎょっとしてこちらを見る。

 アイザックが片方の眉を上げ、ストレイが横目でじろりと見るが、セイルは素知らぬ顔である。


「ええ、そうなんですよ。本当に一体誰があのような事をしたのでしょうね?」


 ハイネルが便乗した。両手を広げて芝居がかった調子で言うハイネルに、ストレイは手でこめかみを押さえた後、フッと笑ってアルギラ達を見た。


「お前さん達、運が良かったな。違う実技テストを受けたんだろう? こいつら従来通りのテストで遺跡に向かったら、ゴーレムに襲われたんだよ。まぁ、もう大丈夫だがな」


 だんだんとアルギラ達の顔色が悪くなっていく。

 どうやら気が付いたらしいアイザックは「ふむ」と立派な白ひげを撫でた。


「白雲の花は幾つかの薬の材料になるからな。採取が出来なくなると薬の流通量が減って厄介だったが、良かった、良かった」

「そ、そうか」


 アルギラ達は目を逸らすと、カウンターの上に置かれた銀時計をひったくって出て行った。

 その後ろを青ざめながら、仲間達もばたばたと追いかける。


「あ、おーい、アルギラさん! 報酬が……」


 ギルド職員はカウンターから身を乗り出して声を掛けたが、その頃にはすでに扉は閉まっていた。

 それを見届けると、アイザックが呆れた顔になる。


「なるほど、あいつらか」

「セイルの話を聞くともっと頭が痛くなるぜ」


 ストレイの言葉にアイザックが眉間にシワを寄せて大きくため息を吐いた。

 促されたセイルがざっと説明をすると、アイザックのシワはより深くなる。


「分かった、あいつらにはこちらから灸を据えておく」


 ハイネルの言葉にアイザックは頷いた。


「お願いします」


 そう言って、ひとまず報告は完了した。

 調査の礼だと報酬を渡されて、セイルとハイネルは嬉しそうに笑った。


「あ、そうだ、アイザックさん」

「何だ?」

「ゴーレムはゴーちゃんって名前になりまして」

「うん?」


 突然投げかけられた謎の言葉にアイザックは首を傾げる。

 何を言っているのか良く分からない、と言った顔だ。

 だがセイルとハイネルはお構いなしに続ける。


「初めは人見知りでよく物陰に隠れてしまうんですが、慣れてくると寄って来ますよ」

「ちょうかわいい」


 ゴーレムの話をしているんだよな?

 アイザックはストレイに顔を向けて視線だけでそう問いかけた。

 ストレイはアイザックの視線に頷くと、


「ちょうかわいい」


 と、真顔になってサムズアップ。

 何言ってんだこいつらとアイザックは思った。

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