うしろの風子2 -黒髪と小袖の温もり-

作者 聖いつき

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★★★ Excellent!!!

「後ろの風子」という第1作目がとても素晴らしい作品だったので、続編が楽しみでもありながら、前作の余韻にまだ浸っていたいような気持ちもありました。
けれども。両作品を読んだわたしは2つのことを断言します。
まず、前作を読まれた方、是非この2をお読みください! 前作の感動をさらに深め広げることができるでしょう。
そしてこの2から初めて読まれる方、今すぐにお読みになることをお勧めします! 登場人物の設定も自然な形でなされており、2単独でも楽しめます。もちろん、読後に1をお読みになられることもお勧めします。
とても暖かな作品です。10代の悩みを抱える子たちにもお読みいただきたい作品です。

★★★ Excellent!!!

階段から落ちて意識不明になっていたクラスメイトが生霊として現れた。そんな前作『うしろの風子』の事件も無事ハッピーエンドに終わりましたが、それから少しだけ時が流れて新たな事件が起こります。

今回のメインは、前作でも主要登場人物であった雅。前回の事件は全て解決しましたが、その後も彼女には暗い影が落ちたままでした。特に風子との接し方に迷いますが、風子はそんな見えない壁を壊そうと頑張ります。

誰かと打ち解けるのは難しい。ですがそれを乗り越えようと頑張り、少しずつ気持ちが通じ合う姿に心打たれました。

★★★ Excellent!!!

前作『うしろの風子』の続編で、高校生達がちょっと不思議な出来事を通じて、友情を深めていく、SF風味の物語。
過去に起きた事件により昏睡状態が続いていた桜台風子。目が醒めた彼女は事件を通じて話すようになった女の子、御笠雅と仲良くなろうとします。だけど雅にとってその事件は良い思い出ではなく、風子との接し方が分からないようで……

今作の大きなテーマは『友情』です。
なかなか素直になれない雅が心を開き、自分の事を想ってくれている友達に本当の気持ちを言えるようになるかが、このお話の大きな見所。
些細な事で笑い合い、時にすれ違い、それでも相手の事を想う。高校生達の温かな青春が、ここに詰まっています。