さそり座・オリオン座神話

唐突に失礼します(笑)


むかーしむかし、あるところに、オリオンという優秀な狩人がいました。海の神ポセイドンの息子に当たるかれは、長身マッチョの狩人でした。


そんなかれのエピソードはたくさんあり、彼の性格を簡単に表せる(かもしれない)ものはこれでしょう。


「なあなあ、俺の嫁にシーズーっているじゃん。ほんと可愛いと思うのよ」


確かに、オリオンの嫁、シーデーは可愛いです。間違いなく平均以上です。しかし、そんな自慢話も、何度も聞けば飽きます。どんどん表現エスカレートするし、毎回毎回、お前もそう思うよな?と同意を求めてくるからうざい。でもある時、一線を超えます。


「なあなあ、俺の嫁にシーデーっているじゃん。会ったことない?一回見てみなよ、まじ可愛いから。てかあれはヘラ様より可愛いわやろ」


壁に耳あり障子に目あり。このことはヘラの耳に伝わります。


その嫉妬力と行動力!もう大変ですよ。


「フツーに殺すし」


可哀想なシーデー。男を見る目がなかったから地獄に落とされました。


オリオンは悲しみ、より一層狩に打ち込みます。でも性格は治らないんだよなぁ……


さて、お次は、そんな彼とさそりの話です

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