第61話

 『鎮まれ。』と思っても、股間のポケットドラゴンは第二形態へ変貌を始めてしまった。


「う、ゥ…。」

 ボクは腰を引き気味に何とか、手を伸ばして一階のボタンを押した。


「ねぇ、ドライブに付き合ってよ!!」

 さりげなくセレブ美女は、また腰を密着させてきた。

「ド、ドライブですか…?」

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