　以前の投稿、「カクヨム検索機能強化、みたいな」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054886242461/episodes/1177354054894088391

　で紹介した「カクヨム」の検索機能に「検索履歴機能」が追加されました。

　「カクヨム」のトップページの左カラムから「小説検索」を選択すると表示されるページで、条件を入れて小説やユーザーを探すと、検索欄の一番下に履歴が表示されます。また、ページ上部に表示される「小説を探す」を選択すると表示されるページでは、検索欄の直下に検索履歴が表示されます。

　履歴として保存されるのは最大５件で、履歴の項目をクリック（タップ）すると同じ条件で検索が行われます。履歴表示部分のマイナスアイコンをクリックすると、履歴を消去することもできます。なお、履歴機能を使うには、ログインが必要です。その代わり、履歴の情報はパソコン・スマホ・アプリで共有されます（ユーザーIDに紐付けされている）。

　現時点では、履歴は５件までですが、将来的にはさらに古い履歴も保存されるようですね。定期的に同じような小説を探している人や、過去に読んだ小説をもう一度探したい時には便利な機能だと思います。

　気になったので、「カクヨム」以外の小説サイトではどんな検索機能があるのか、改めてチェックしてみました。

・なろう

　トップページ上部にある「小説検索」をクリックすると、「小説を読もう！」の小説検索ページ（https://yomou.syosetu.com/search/search/）にジャンプします。「小説を読もう！」のトップページではありません。

　小説検索ページでは、検索ワードの入力欄と除外ワードの入力欄が上下に並んでいて、探したいキーワードと、除外するキーワードをそれぞれ指定できます。入力欄の右側には、［検索ワードを選択］ボタンと［除外ワードを選択］ボタンがあります。ボタンをクリックすると、「公式キーワード」「おすすめキーワード」「リプレイ用キーワード」のタブにそれぞれピックアップされたキーワードが一覧表示されます。この中のキーワードをクリックするとチェックマークが付いて、検索（または検索除外）キーワードとなります。また、入力欄の下には検索条件設定として［ジャンル選択］ボタンと［詳細条件設定］ボタンがあります。前者は「なろう」のジャンル区分からジャンルを指定でき、後者は短編・連載、文字数、挿絵の有無などを指定します。

　キーワードなどを指定して［検索］ボタンをクリックすれば、検索結果が表示されます。また、同時に検索条件に一致するようなシリーズ作品も、一致率の高いものから３件表示されます。

・ノベルバ

　ページ上部に表示されるメニューの「検索」をクリックすると、検索ページが表示されますが、入力欄とサンプルの検索結果が表示されているだけです。入力欄の右側に薄く表示されている［詳細検索］ボタンをクリックすれば詳細設定の項目が表示されます。

　余談ですが、以前にも書いたように水色の細い線とか細くて薄い表示は、老眼にとっては辛いのですよ。アクセシビリティの観点から言ってもいかんでしょ。「ノベルバ」は軸足をアプリに移しているからといって、ウェブページをおざなりにしてよいというものでもないはず。改善して欲しいなぁ。

　さて、詳細設定では、「タイプ」として「」「ラノベ」「投稿作品」が選択できます。「ノベルバ」では、商業作品を「ラノベ」と呼称しています。「検索範囲」として「作品名」「作者名」「キーワード名」「あらすじ」の選択が可能で、その下にあるドロップダウンリストから「ジャンル」、「話数」、「種別」「並び順」の絞り込みができます。初期値は「すべて」「おすすめ順」となっています。

　キーワードの入力欄で除外キーワードを設定するには、「-」（マイナス）記号を付けます。

・ノベルアップ＋

　ページ上部に表示されている「虫眼鏡」アイコンをクリックすると、検索ページが表示されます。

　検索ワードと除外ワードの入力欄が並んで居る下に、詳細設定の項目メニューが折りたたまれています。クリックで展開されます。「キーワード検索対象」では、「作品名」「あらすじ」「タグ」「作者名」「原作」が選択できます。「ジャンル」では「ノベルアップ」のジャンル項目が、「作品種別の絞り込み」では「短編／短編集」「長編」「設置・プロット」「完結済み」「連載中」の各項目が選択可能です。「検索範囲指定」では、「文字数」「応援ポイント」「ノベラポイント」「最新エピソードの投稿日」「エピソードの初回投稿日」、それぞれを範囲指定できます。「除外条件」では、「長期連載停止中の作品」「ブックマークしている作品」「おすすめした作品」「コメント／スタンプを投稿した作品」「応援ポイントを付与した作品」「ノベラポイントを付与した作品」「残酷描写あり作品」「暴力描写あり作品」「性的表現あり作品」といった条件を選択することで、検索結果から除外できます。

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　「マグネット！」に関しては、フリーワード検索はありますが、詳細設定はできないようなのでパスしました。

　検索機能を上手く使えば、自分の好みにあった作品に出会うことができます。そのためにも使い方をある程度は知っておくといいと思います。