創作と音楽
小説を執筆しながら音楽かけてる人、きっと多いと思います。ワタクシもばっちりかけてますね。しかしその聴き方が実に無節操!なにしろ、ブックオフの500円以下のコーナーでちょっとでも気になるやつを買ってきて手当たり次第にかけているから、クラシックありーの、Jーpopありーの、歌謡曲ありーの、イージーリスニングありーの、ジャズありーの、映画音楽ありーの、雑食もここに極まれり、という感じです。
今、執筆しているのが東南アジア風ファンタジーなので、主にアジアの民俗音楽かけて気分を乗せてます。面白いですよ! 日本の盆踊りみたいなタイの音楽もあるし、ビルマの音楽なんてほんと摩訶不思議です。でもそればかりだと飽きるので、まあ、いろいろかけてますね。
ですから、アジアの熱帯雨林風の森や川を描いているっていうのに、いきなりケルト音楽が流れてきて、西洋風の甲冑を身にまとった騎士やドワーフの幻影が目の前に現れたり、チェン・ミンの二胡の調べと共に、目の前の川がいつの間にか黄河の悠久の流れに変わって、中国の農民風の人が筏をこいでたりして、「ちが~う!!!」と頭を抱えていたりします。
逆に、バチッと執筆中の話合う曲が見つかれば…それはもう、気分が乗りますね! それを勝手に「テーマ音楽」に決めてガンガンかけまくります。
今、執筆中の小説『アジェンナ国物語』には、そこまでぴったりの曲がなかなか見当たらないんですが、沖縄の「ちょんちょんキジムナー」という曲の、南国的雰囲気とユーモラスな妖怪の描写が何となく合っている感じがして、繰り返し聴いてます。
ある日のこと、眠気覚ましのためにアップテンポの洋画テーマ曲をかけながらパソコンを打っていると、流れてきたのが「ゴーストバスターズ」のテーマ。聴いてるうちに何だか調子良くなってきます。
(あれ? こ、これ意外と合ってるかも…)
ちなみにワタクシ、ゴーストバスターズという映画、見た事ありません。誰が出ているのかも知りません!見たこと無いのを良い事に、ワタクシの小説の「アジェンナ国物語」のキャラの一人、ナティが妖怪退治する時のテーマでもええやん…!という気がしてきました。いやもう、そういう事にしちゃう!
アニソンも聞きまくってます。『ロミオと青い空』とかいう昔のアニメのテーマ曲がなんか哀愁漂っているので、気になっつ調べてみたら、貧しい煙突掃除人の子が、厳しい労働の間に空を見上げて胸の内を歌い上げた内容らしい。これも何だか「アジェンナ国」に合っている気がする!
ミュージカル曲もいっぱい聞いてます。「マイ・フェア・レディ」の「踊り明かそう」を聞きながら、ふど、(そーいえば私の小説も、言葉の先生と生徒の話だよな~)と思いつつ、歌詞を調べてみたら、もう全く、「私の小説のマルがヒサリ先生に誉められて有頂天になっている曲」でもおかしくない歌詞ではないですか!!!
という訳で、私は目下、「ちょんちょんキジムナー」と「ゴーストバスターズ」、「ロミオの青い空」、マイ・フェア・レディの「踊り明かそう」を「テーマ曲」にしつ、小説を執筆中です。
さて、ちょっと気になったのですが、他の皆さん方も、小説を書く時に、「テーマ曲」を決めてかけていらっしゃるのでしょうか…??
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