411話 「第三次(大惨事)おっぱいの妖精 中編」


 シーバンたちの災難を見届けたアンシュラオンは、第一城壁に到着。


 ここもさっさと駆け上り、あっという間に通り過ぎる。



(いつも思うけど、この城壁って大丈夫なのかな? まったく壁の意味がないぞ。結界もボロボロだしな…)



 すでに何度も述べているが、城壁の上には防護結界が張られており、通常ならば誰も通れないようになっている。


 上部が半球体のドーム状に都市を覆っているので、鳥一匹入れないように設計されているのだ。


 しかも第一、第二城壁と二重の結界によって厳重にガードしている。


 プライリーラが言っていた四大悪獣の一体であるラメナン・ギース〈雪海悪獣の豹蜻蛉ヒョウトンボ〉は空を飛ぶので、対空防御も非常に重要となるわけだ。


 それ以外にも翼を持つ強い魔獣は多く、ただでさえ空を飛べない人間には非常に危険な存在となっている。


 三百年前は出来たばかりなので、しっかりと結界は機能していたはずだ。だからこそグラス・ギースはここまで生き延びているのである。


 ただ、今となってはスカスカで穴だらけだ。これでは意味がないに等しい。


 さらにアンシュラオンが通るたびに新しい穴が増えていくので、ますます都市の防衛力は低下していくのであった。





 第一城壁を降り、ホテル街に到着。


 当然ここに来た目的は、ホテル・グラスハイランド〈都市で一番高い場所〉の様子を見るためだ。


 アンシュラオンはホテルの入り口からは入らず、裏手の壁をすいすいとよじ登り、あっという間に屋上までたどり着く。


 屋上には自分が借り切っているプールやバーがある。



 そこに―――ホロロがいた。



 意図的に音を出して近づくと、彼女もこちらに気付く。




「やあ、待たせたね」


「時間通りです。さすがでございます」



 ホロロは自分の姿を確認すると、とたんに表情をほころばせる。


 セノアたちからすればいつもクールに見える彼女だが、心から信頼する相手を前にすれば、こうした甘い顔を見せてくれるのだ。


 これも主人だけの特権である。



「昨日は来れなくてごめんね。無駄に時間を使わせちゃったね」



 特に記述はしていないが、収監砦に入ってからもホロロとは定期的に会っている。


 収監砦の地上部にいた頃からも、あんなに自由に出入りしていたのだ。来ない理由はない。


 一応は監視されていることを踏まえて、夜になった今頃の時間に会うことにしていた。


 ただ、昨日はサナの初試合もあったし、彼女の勝利は自分もとても嬉しかったので、できるだけ傍にいたかったのだ。


 ホロロには「十数分待って来なければ戻っていい」とも伝えてあるので、「今日はいいか」と思っていたわけだが―――



「その時間も私にとっては尊いものです。昨日は二時間以上もここにおりましたが、一度も飽いたことはありません。その間はずっと心がときめいておりました」



 【真性のスレイブ】を侮ってはいけない。


 ホロロはギアス無しで心からの敬愛と忠誠を誓っている女性だ。


 すべてはアンシュラオンのためにある。身も心も、自分の服や持ち物も、果ては世界や空間、時間さえもアンシュラオンのものなのだ。


 そういう意味で、この【伝記上】もっともスレイブらしい存在は、間違いなく彼女であると断言できる。


 その彼女にしてみれば、主人を待つ時間も尊いものである。



「ああ、でも、実際に会えると…こんなに心が弾むのですね。本当に心よりお待ちしておりました」


「そう言ってくれると嬉しいな。褒めてあげよう。なでなで。君の全部はオレのものだよ」


「はぁ…はい。私はあなた様のものです」



 ホロロは身体から力を抜き、アンシュラオンに身をすべて任せる。



 その姿に―――打ち震える。



(か、可愛いなぁ。やっぱりスレイブが一番だ!!! 従順な女性は最高に可愛いぞ!)



 スレイブを集める作業も嫌いではない。今はミャンメイという新しいスレイブ候補を見つけてワクワクしている。


 が、集めたスレイブを愛でることも最高に幸せだ。


 改めて自分がやってきたことが正しいと感じられる。このために生きていると実感できるのだ。



「いやぁ、いいなぁ。最高だな。もみもみもみ」


「はぁはぁっ…! あっ!! ホワイト様…っ!」


「おっ、やたら感度がいいね」


「は、はい…あれからずっと…しておりませんので」


「ああ、そうだった。オナニー禁止してたんだ。ずっと守ってたの? サリータたちも?」


「もちろんです。あなた様の言葉は絶対ですから…はぁはぁ、守らせております」


「そっか。それじゃ溜まるのも仕方ないね」



 お風呂場での一件で何気なく放った一言のことだ。


 自分のお世話欲求を満たすために、彼女たちには『自慰禁止令』を出している。


 プライリーラとの戦いからそのまま収監砦に入ったので、それなりの時間が経っていた。



 その間、ホロロたちは―――していない。



 ホロロは当然、サリータやロゼ姉妹を含めてしていないのだろう。


 ラノアは年齢的に積極的にするとは思えないが、サリータも三日に一度くらいはしていたと言っていたので、大人の女性にとってはかなりつらい時間だったかもしれない。


 その場の気分で言ったことでも健気に守る。まさにスレイブの鑑だ。感動を禁じえない。



(オレの言うことを全部そのまま聞いてくれるなんて、やっぱりスレイブは最高だ。ただ、サナと離れていることもあるし、お風呂場で今から馬鹿騒ぎをする気分でもないな。他の子には申し訳ないけど、しばらくお預けだな)



「でも、ちょっとくらいはいいか。ホロロさんには特別にしてあげよう。ほら、服を脱いで。いや、脱がそう!」


「あっ!」


「うむ、女性の股のラインは何度見ても飽きないな。さわさわ」


「あっ、あふっ!! んんんっ!」



 ホロロのメイド服のスカートをまくり上げて、股の感触を堪能する。


 パンチラにはまったく興味がないが、ここは下着ありのほうが魅力的だ。このラインだけはぐっとくるものがある。


 そこに遠慮なく手を突っ込み、無造作に撫でる。



「ふー、ふーーー! はぁはぁ」


「興奮してる?」


「は、はい! あぁあ! 久しぶりで…あっ!」



 この無造作に触るのがいいのだ。多少乱暴なくらいが女性を刺激することができる。


 こうすることで女性は、これから起こることへの期待感で興奮するわけだ。


 吐息に甘いものが混じり、目もうっとりとしてくる。


 ホロロは特に艶っぽいので、その表情はとても魅力的だ。



 こうして十分に股のラインを堪能したあと、ゆっくりと服を脱がしながら身体全体を触って楽しむ。


 そのたびにホロロが激しく反応するので飽きない。



「せっかくだから、ここでお風呂に入ろう」



 ドババババッ ジュオオオ


 プールに命気を注ぎ、温めて即席の風呂を作る。


 気分を出すためにプールの床には火気で炎を生み出し、よくリゾートホテルにありそうなナイトプールの照明と同じような演出をしてみた。


 夜の闇にじんわりと浮かび上がるプール。これでますます気分も盛り上がるだろう。


 こうした配慮も女性に性的興奮を与える一つの手段なので手を抜かない。


 そのためならば、監視されているかもしれない、などということはまったく気にしないのだ。


 好きなときに好きなことをする。それが一番である。


 それに、もしこちらを監視する視線を感じた瞬間に、水気が一瞬でその者を射抜くだろう。




 こうして命気プールが完成。


 ホロロと一緒に入り、背中にまわってゆっくりと胸を揉む。


 もみもみ もみもみ



「はぁあっ! ああっ…んっ!」


「あー、幸せだなー。風呂に入りながら好きなだけ揉むのは、男のロマンだよ」


「はぁ、はぁ…あーー。んんっ…ご、ご主人様ぁ……し、下も…」


「こらこら、がっついたら駄目だよ。ここはじっくりと楽しむのがいいんだから。我慢我慢」


「は、はぃ」



 ホロロの下腹部は、すでに相当濡れている状態だが、ここはあえて我慢させる。


 おっぱいの妖精たるもの、胸には敬意を払ってじっくりと儀式を行わねばならないのだ!



「もーみもーみ、しゅるりしゅるり、下から横にー、横から下にー」


「ふーー、ふぅんっ」



 乳首だけが感じるポイントではない。回すように全体、特に下から横にかけて慣らしていくことも重要だ。


 ホロロの弱い場所はすでに熟知しているので、そこを少しずつ刺激していく。



「と思わせてからの―――すりすりっ」


「そ、そこはぁっ……ああー!! あぁああああ!」



 と言いつつ、乳首を優しく撫でてあげる。


 ここは実にデリケートな部分である。いきなり強めが好きな女性もいるが、基本はリズミカルに強弱をつけて攻めるべきだ。


 すりすり ぎゅうう


 優しく優しく、じわりじわりと押し込んであげる。



「ふーーふーーー!」



 その刺激だけでホロロは、ビクンビクンと身体を震わせて快感に打ちひしがれる。


 顔は紅潮し、視線も虚ろだ。


 感度もいつも以上である。やはり相当溜まっていたようだ。



「からの―――ぎゅっ」


「ひぅうっっ!!! くっうううっ…ああああ! いくうううううう!」



 上に意識を向けておいて、不意打ちの下腹部への攻撃。



 お豆を優しくつまんであげると―――達する。



「はぁああっ! はっ、はっ!! はっーーー!」


「いい顔をするね。オレも久々だから興奮してきちゃうな!」



 よだれを垂らしながら、だらしない顔をするホロロは、とてもいやらしい。


 この顔は若いメスではできない表情だ。それなりに熟れた女性でないと醸し出せない魅力がある。


 プライリーラやシャイナでは、まだまだ足りない。最低でもホロロくらいでないと駄目だ。


 それに思わず興奮してしまったので、そのまま如意棒を押し当てる。



「っ―――! ふっ、ふっーーー!」



 ちょっと押し当てただけで、ホロロの身体が期待で震える。


 すでに体験しているので、これを入れればどうなるかわかるのだ。今よりも何倍もの快感と幸福感を得られると知っている。


 だが、そんな彼女の腰をぎゅっと抱きしめて、阻止。



「はやく…はやくっ……あーーー! ご主人様ぁああ! はやくっ!」


「こらこら、興奮しちゃ駄目だよ。ここもじっくりいくからね。そうそう、ついでに報告もしてもらおうかな」


「…はー、はーーっ! んんっ…は、はいっ!」


「何か変わったことはあった?」


「しゃ、シャイナが…ホテルに来ました。ホテル内で…保護しています」


「ん? シャイナが? あいつって捕まってるんじゃなかったっけ? マキさんが助けたのかな?」


「い、いえっ…んっ! どうやら…工場から逃げ出したようで……捕まったのは別人のようです…」


「んー?? どうなってんだ? まあ、戻ってきたならいいけど、すっかり忘れていたな」



 工場の一件はモヒカンを通じてホロロにも伝わっており、そこから自分にも情報が来ていたので知っている。


 自分が留守の間は、モヒカンが裏方としていろいろと動いているのだ。


 ホロロにも気があるので、なかなかどうしてがんばってくれているようだ。


 さらにソブカ側からの情報提供もあるため、彼女からもたらされる情報の信憑性はかなり高い。



 で、シャイナの件である。


 父親を捜しに行ったのはいいのだが、肝心のシャイナ自身のことを忘れていた。


 ミエルアイブの言葉を鵜呑みにしたわけではないものの、アンシュラオンもてっきり捕まっているとばかり思っていたものだ。


 よく事情はわからないが、生きていれば問題はない。そのうち当人に訊けばいい。



「それと…はぁはぁ…どうやらラングラス一派が、ホワイト商会を潰そうと動いているようです…」


「ソイドダディーが動いているの?」


「そ、それが…はぁはぁ、ソイドビッグのほうが動いている…という話でして…んんっ! あーーー、入る、入るぅううう!」



 こうして話している間も、少しずつ入れていく。


 本当にじっくりと焦らすように入れながらも、腰はがっしりと掴んでいるので、さらにホロロの下腹部は熟れていく。



(へー、豚君か。予定通りに動いてくれたな。舞台を用意すれば役者は踊る。あいつは生粋の俳優だな)



 これもすべて予定通りである。そのための準備もしてある。


 ただ、次の情報は少し気になるものだった。



「それに伴って…南部から……傭兵がやってくるようです」


「傭兵? どんなやつら?」


「詳細は不明ですが…キブカ商会からの情報ですと、武人専門の殺し屋集団という話です」


「南部から…か」



(南部の情報は、現段階ではほとんどない。それどころかグラス・ギース以外の戦力については無知に等しい。ダビアたちから聞いた情報を考えると、南部のほうが発展している感じだよな。となれば、やってくるやつらも強いかもしれないな)



 南部には道場もあると聞くし、西側の入植地も存在している。


 グラス・ギースは、あくまで辺境の都市にすぎない。その中にもプライリーラやアーブスラットという強い力を持つ者たちがいるのだから、南部ならばなおさらだ。


 仮にもホワイト商会を潰しにやってくるのだ。それなりの相手を用意するだろう。



(こうなるとホテル防衛に『テコ入れ』が必要かもしれないな。誰か手頃なやつはいないか…)



「はーー! も、もう駄目です! はぁーーー! お、奥に…奥にください…! お願い…しますぅうう!」



 ホロロが腰をくねらせて、おねだりをしてきた。


 さすがにもう限界のようだ。


 主人たるもの、ここまで求められたらご褒美をあげねばなるまい!



「ホロロさん、ありがとう。たっぷり気持ちよくなってね」


「あっ、はいる…入る入る入るぅううう!! あはああああーーーーー!!」


「はい、パンパンッ!」


「ひ、ひぃいいいっ! またいくっ!! い、イきますうううううう!!」



 ビクンビクンッ ガクンガクンッ



 こうして主人に尽くしたメイドに、たっぷりと快楽を与えるのであった。


 その後ホロロは、八回以上連続して達して気絶してしまった。


 プライリーラのように長く楽しめるわけではないが、自分の所有物が快楽を味わっている姿は、見ているだけで心地よいものであった。


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