309話 「オスがメスを屈服させるのは最高に気持ちいいぞ!! 前編」


「ウウウッ…ウウウウウウッ!!!」



 プライリーラの声が、どんどん人間離れしたものになっていく。


 現状ではどうにもならない状況に対し、本能に身を任せようとしているのだ。



「あ、そーれ、パンパンパンッ!!」



 アンシュラオンはプライリーラの中の獣を挑発するように腰を振る。


 肉体的な抑圧に加えて精神的な圧力を加えていく。それは徐々に彼女の中に蓄積され、怒りの感情に変わっていく。



 誇り高い『暴走せし暴風の獣』が犯されている。支配されることに怒りを感じている。


 こんなオスに、いいようにやられている。



 ふざけるな、ふざけるな、ふざけるな、ふざけるな、ふざけるな、ふざけるな、ふざけるな、ふざけるな、ふざけるな、ふざけるな、ふざけるな、ふざけるな、ふざけるな、ふざけるな、ふざけるな!!!



 喰らうのは―――こちらだ!!




「ウウッ…ウウウウウウウウ!! ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」




 ボオオオオオオオオオッ!!


 今までよりもさらに激しい戦気が放出され、身体に力を与える。


 ぎちぎちと筋肉が膨れ上がり、瞳孔が細くなって肉食獣の輝きを帯びる。


 その獣の中にあるのは、ただただ喰らいたいという欲求。他者を支配したいという欲求だ。




 獣が―――目覚める。




「オオオオオッ!!! ウオオオオオオオオオオ!!」




 バシャバシャバシャッ!!


 ドンドンドンドンドンドンッ!!



 唸り声を上げながらプライリーラが狂ったように暴れる。命気水を叩き、命気水晶で出来た風呂を叩く。


 檻に入れられたライオンが怒り狂って、衝動のままにすべてを破壊しようとする行動に似ていた。


 それを見て、満足そうにアンシュラオンが笑う。



「出てきたね。それが君の本性か。これを屈服させてこそ本当の意味で犯すってことになる」



 これは獣と獣の喰らい合いである。


 さきほどまでの甘めのやり取りも嫌いではなかったが、強い者が弱い者を喰らうという神聖で厳粛な儀式なのだ。


 中途半端では終われない。ただ犯すだけでは意味がない。


 心の奥底から屈服させ、彼女の本性を叩き潰す必要がある。




「さあ、【調教】の始まりだ」



 ジュボボッ


 まずはサナが傷つかないように、プライリーラの身体の表面に自分の戦気で膜を作り、さらにその上から命気を覆って彼女の戦気を内側に閉じ込める。



 それからプライリーラの頭を掴み―――



 ざぶんっ!



 命気水に押し付ける。



「グウウッ!! ゴボゴボッッ!! ヴヴヴヴヴヴヴッ!!」



 顔が命気水に浸けられて呼吸ができない。


 サナが入る時の命気水は意図的に酸素を多く取り入れているので、肺に入っても呼吸ができるようにしてあるが、プライリーラのところだけ酸素濃度を減らす。


 そうなると普通の水と同じように息ができなくなる。



 ジタバタ ジタバタッ!! ざばんざばんっ!



 プライリーラはそこから抜け出すために必死に暴れる。


 まだ苦しいという感じではない。単純に束縛が不快なので解こうとしているだけだ。


 だが、それがずっと続けば、さすがの彼女も息苦しくなってくる。


 呼吸ができなければ練気もできなくなっていくので、彼女の戦気とともに抵抗も弱くなってくる。



「ゴボゴボッ!! ボハッ!! んぐっ…んぐううっ、ごくっごくっ」



 次第に命気水を飲み込まねばならないようになってくる。


 本来ならば回復効果があるものなので、いくら飲んでもよいのだが、今は互いを【侵し合っている】状況である。


 相手のものを体内に取り入れることは、相手の支配が強まることを意味する。



 アンシュラオンは、命気水を操作して身体の中からも彼女を【犯す】。



 喉や食道、胃や肺に侵入した命気水が、撫でるように彼女の内部で蠢く。


 それはなんとも気色悪い感触である。完全に身を任せれば心地よくもあるのだが、敵対するものが入ってくると思うと寄生虫並みに不快である。



「ヴッヴッヴウウウウッ!! ウグウウッッ!!」



 にゅっちゅ ぐっちゅっ パンパン


 その間もアンシュラオンは腰を振って、彼女との交尾を続ける。


 ズルズルと突き入れ、引き抜くピストン運動を繰り返すごとに、プライリーラの身体が震える。


 なんだかんだいって肉体的接触は気持ちいいものだ。


 少なくとも健康な肉体を持つ者同士ならば、相容れない相手であっても一応は感じることができる。



 それに加え、アンシュラオンとプライリーラの相性は―――【抜群】。



 アンシュラオンが因子の高いプライリーラが美味しいように、彼女もまた自分より高位の存在と接触することに興奮している。


 今まで自慰で満たしていた性的欲求であったが、やはり自分では限界がある。満たされない欲求が残るものだ。


 それが強引とはいえ、非常に強い肉体と高いセックススキルを持つアンシュラオンによって満たされていく。



 ズルリッ



「ウグッ!! ゴボッ」



 アンシュラオンの男性器が恥丘ちきゅうの裏側、お腹側をこするたびに激しい快感を感じる。そこからさらに奥に入り込み、子宮口を絶妙な圧力で刺激してくる。


 びくびくびくっ


 プライリーラが簡単に達する。


 顔を真っ赤にして震えながら、腰がびくびくと痙攣している。




「アーーーーアァァッァァ!」




 命気水で体内を犯されつつ、女性器も犯される。


 苦しみや不快と同時に快楽も与えることで、プライリーラに複雑な感情を与えていく。



 ザバンッ



「ブハッ…ハーーーハーーーーッ!! ゲホゲホッ、ハーーーハーーーッ!!」



 一度プライリーラの頭を引き上げると、貪るように荒い呼吸を繰り返す。


 目からは涙が流れているが、苦しさや哀しみから出たものではない。強すぎる快感による生理現象だ。海亀と一緒である。




「どう? 少しはおとなしくなった?」


「ウウウウッ!! オオオオオオオッ!!!



 バッシャバッシャッ!!!


 プライリーラの中の獣はアンシュラオンをギロリと睨みつけると、再び暴れ出した。


 彼女は常人とは違う。こんなものでおとなしくなるような獣ではない。


 爪や手を掻き立てて、アンシュラオンの顔を抉り取ろうとする。まだまだ元気で凶暴だ。



「おっと、悪いおててだ。ちょっと縛っておこうか」



 ギュルルッ ピキンッ


 命気水がプライリーラの手首に絡まり、浴槽の縁にまで引っ張ってから水晶化。


 がっちりと固まった結果、頑丈な手錠のように手が縁に固定される。


 これによって完全に四つん這いのような体勢になる。



「ブウウウウッアァアアアアアアア!!」


「魔獣用に作ったからね。どんなに力を出しても抜け出せないよ。殲滅級魔獣でも自切しなければ無理だろうね」



 プライリーラは力を込めて手錠を破壊しようとするが、命気水晶の硬さはダイヤモンドを超える。しかも靭性じんせいも高いので非常に割れにくい。


 戦士因子が5あるプライリーラでも、さすがにこれを破壊することは不可能に近い。


 たとえそれを破壊できる攻撃力を持っていても、外側から直接打撃ができるわけではないので、がっしり縛られた状態では土台無理な話である。



「うん、いいね。似合うよ。可愛いけど凶暴なメスには手錠をしないとね。首輪も好きだけど手錠も嫌いじゃないんだ。くくく、ゾクゾクするよね。ねえ、どんな気分? こうして縛られて後ろから犯されるなんて最高だろう?」


「ヴヴヴヴウウウウウッ!! オオオオオッ! オオッ!! ウオオオオオっ!!」


「ははは、まだまだ元気が有り余っているね。そうそう、いいよ。…そうだ。ほら、サナ。乗ってごらん。お馬さんだよ。ここだよ、ここ」


「…こくり」



 まるで馬に乗るかのように、そのままサナをプライリーラの背中に乗せる。


 じたばた じたばたっ! ドンドンッ


 プライリーラが暴れるたびに、ロデオのように背中に乗ったサナが軽く跳ねる。


 手が押さえられているためか動きはそこまで大きくなく、サナもがっしりと髪の毛を掴んでいるので振り落とされることはない。



「おっ、いいぞ。なかなか上手いな。どうだ? 気に入ったか?」


「…こくり」


「おー、そうかそうか。それとお馬さんはな、こうしてお尻を叩いてあげると気合が入るんだ。あそーれ、ばしんっ!!」


「ウグッ!!」



 バシンッと尻を叩くと、びくんと跳ねる。


 それと同時に女性器も締まったのでアンシュラオンの快楽も増す。



「フーーーーフーーーーッ!!


「おや? いい感じに締まったぞ。けっこう気に入ったんじゃない? プライリーラはマゾっ気があるのかな? まあ、女性の大半はマゾだと個人的には思うんだけど…君が楽しいならオレも嬉しいよ。じゃあ、もっと遊ぼうか! あそーれ、ハイハイハイハイッ!」



 パンパンパンパンッ


 ずぶずぶずぶっ にゅるにゅるにゅるっ


 尻を叩き、締まった女性器の中を猛った男性器が勢いよく往復する。


 普通は労わるようにやるほうがいいが、今回は少し乱暴にやるのがコツだ。多少の痛みが伴うほうが効果がある。


 ジィイイインッ


 何度も叩かれてプライリーラの尻が真っ赤になってしまった。


 だが、セックスの快感のほうが強く、その刺激もまたスパイスとなって快楽を助長する。


 身体は正直だ。しっかりと反応している。



「ウウウウウッ!!」


「まだまだ反抗的だね。調教し甲斐があるよ。サナはちょっと降りててね。えっと、そうだな…あっ、あれは何だ?」



 バンッ



「っ!?」



 突如、プライリーラの目の前で小さな爆発が起こった。


 それに驚いて彼女が前を向いた瞬間―――



 ドクンッ




「っ―――!?!?!?!!!」




 どくん どくん どくんっ


 ドプドプドプドプドプッ ゴボゴボゴボゴボッ


 ドクンドックンドックン ドクドクドクドクッ


 ビューーールびゅるびゅるびゅっくんどくんっ!!



「おぉおおおっぅうううっ!!! うううううぁああ! アァァッァァアァアアアア!!」



 意識を逸らした瞬間に子宮に精液を叩き込む。


 さすがに身体が強靭なだけあって、処女膜を破られたくらいではたいした反応はなかったが、いきなり子宮内にこれだけの精液を注がれたら驚きを隠せない。


 初めて感じる子宮への射精。それも、とびっきり強くて濃いオスのエネルギーが込められたものである。



―――絶頂





「オォオォオオオオオオオオオウウウウウウッ!!!!! ウウウッ! ウッ!!! ウウウッ!!!」





 びくんびくん びくんびくんっ


 ガクガクガクガクッ ぶしゃーーーー



 大量の蜜を吐き出しながらプライリーラも達する。


 今までよりも遙かに大きな絶頂で、身体が完全に引きつって硬直している。


 なにせ魔人の本気の精子である。生命誕生の力を秘めた活力である。


 ホロロやシャイナたちに注いだものは、かなり薄めていた常人用のものだが、こちらは姉に注いでいたものとほぼ同じ濃度だ。



 まるで炭酸のように―――刺激的。



 女性にとってもっとも重要な器官が、凄まじいエネルギーによって蹂躙される。


 ジョーージョーー


 そのあまりの刺激にプライリーラが失禁。


 命気水は汚れ全般を吸収分解するので、こうした尿もすべて取り除いて蒸発してくれるから、そういった衛生面ではまったく問題はない。


 それより、こんな姿を晒しているほうが彼女にとっては問題だろう。



「はははは、いい眺めだね。でも、粗相をした罰は与えないとね。ほら、こっち向きな」



 命気手錠を一度縁から離し、普通の手錠のように両手で合わせてから、髪の毛を引っ張って対面させる。



「ハァアア…あぁぁーー…ああ…はあぁぁ……」


「そんなによだれを垂らして、目もとろんとさせて、随分と気持ちよかったみたいだね。じゃあ、もっと飲ませてあげるよ」


「んぐっ…んっ!!」



 アンシュラオンの男性器が―――口に捻じ込まれる。



「んっーーー、んっーーー、んぐんぐっ…」


「噛み切ろうとしても無駄だよ。オレの如意棒は金剛さんだからね。そんなもんじゃ切れたりしない。って、怖いことするなぁ」



 普通の男性がやられたら涙を流して謝罪し、助命を懇願するところだが、魔人の如意棒はそんなヤワではない。


 肉体操作でカチコチになったそれは、歯程度で噛み切れるものではないのだ。


 たぶん剣気で強化した刃でも切れないだろう。肉体そのものの強さが違う。



「噛み切ろうとしたメスには、さらに罰を与えないとね。いや、ある意味でご褒美かな?」



 ぐいっと後頭部を押さえ込み、さらに奥、喉に捻じ込む。



「むぐうううっ…んっーーーー!」


「ほら、ご主人様に奉仕するんだ。丹念に舐めるんだぞ」



 ずりずりっ にゅるにゅるっ


 かなり奥まで突っ込んでいるので、舌の感触があるのは根元だけであり、ほとんど尖端は喉で愛撫しているようなものだ。


 そのため彼女の意思はあまり関係なかったりする。


 プライリーラが何をしようが、どう抵抗しようが、この愛撫を止める手立てはないのだ。



 にゅるにゅるにゅるっ どぷんっ


 

 そこからさらに―――【闘魂注入】。



 どっぷんどっぷんっ どくどくどくどくどくっ



「んぐっ―――んんっーーーごくごくごくっ!!」


「そうだ。喜んで飲むんだぞ」


「んぐっ…んっーーーげほっげほっ…んぐっ!!!」



 喉に出されているため、これまた抵抗できずに飲み込むしかない。


 シャイナも薄めたカルピスジュースを飲んだ(飲まされた)が、こちらは原液である。


 今さっき出したばかりなのに濃度も濃いままで、ねっとりしたものが大量に注がれていく。


 そのたびに身体中が魔人因子に侵され、激しい快楽と目眩がプライリーラを襲う。


 目の焦点が合わずに、瞳孔がぎょろぎょろ動き回り―――




 ぶしゃーーー とろとろっ




 彼女も大量の蜜を出す。



「おー、すごいすごい! これは大漁だ!! あとで楽しく飲ませてもらうとしよう」



 彼女が出した蜜は別途保存しており、あとでまったりと飲ませてもらう予定だ。



(これ、絶対売れるよな。下手をすれば十ミリリットルで一億円くらいはいくかもしれん。なにせアイドルの蜜だもんな)



 これを好むのはアンシュラオンだけではなく、都市の男たちにも相当な高値で売れそうな気がする。


 世の中には、そういったものを手に入れて喜ぶ変態(褒め言葉)もいるのだ。



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