233話 「殿、反省して真面目に性教育をする、の巻」


 殿がはっちゃけたことにより、セノアに悪いイメージを与えてしまった。


 すべて自分のせいなので仕方ないことだが、今後を考えるとこのままではあまりよくないだろう。なんとかイメージ回復が必要である。



(性に対して忌避感を持たれると困る。性は楽しくて素晴らしいものだと理解してもらわねば…ん? サリータがすごいこっちを見ているな)



 何か使えるものがないかと周囲を見回すと、サリータが湯船の中で正座してこちらを凝視していることがわかった。


 しかも何かを期待するような目で見てくる。その姿はまさに餌を前にしてお座りしている犬そのものだ。



(なんで見てるんだ? …ああ、そうか。ホロロさんとシャイナをやったから次は自分だと思っているんだな。まあ、精力的にはまったく問題がないし、このままやってもいいんだが…ふむ、サリータか。逆に残しておいてよかったかもしれないな)



 自分と比べてサリータはセノアと距離が少しばかり近い。その彼女を上手く扱えばセノアの印象も良くできるかもしれない。



「サリータ、お前もやりたいか?」


「っ!! は、はい! よろしければ!」



 やはりそうだったようだ。プライリーラも結婚適齢期を過ぎて獰猛になっていたが、サリータも二十六歳なのでとっくに過ぎている。自分でも処女であることを気にしているのだろう。


 個人的には処女であることは素晴らしいと思うが、男がチェリーであることを気にするように女性も気にするものだ。仕方のない面はある。



「わかった。いいだろう。こっちに来なさい」


「は、はい! よろしくお願いいたします! うう、ようやくこの日が…! こんな自分にも春が来た!」


「ただし、これは子供たちへの性教育の一環だからな。そういう要素も加えるぞ。それでもいいか?」


「はい、問題ありません!」


「うむ。ではまず、オレのものをしっかりと見てもらおうか」



 アンシュラオンが浴槽の縁に座り、サリータの前にジュニアをぽろんと出す。


 一度縮めた状態にしてあるので大きさは普通である。



「これが男性器だ。人それぞれ違うが、お前たちはオレのものだけを覚えればいい。ほら、好きに触ってみなさい」


「し、失礼します! …あっ、思ったより柔らかい…です」


「いろいろと触って観察してみなさい。セノアもよく見るように」


「は、はい…」



 セノアもサリータと一緒に観察する。まだ顔が引きつっているので悪いイメージは残ったままなのだろう。



 それを見て―――反省。



 いつも好き勝手やっているが、自分のものになった少女を怖がらせるのはよろしくない。殿、さすがに猛省でざる。



(さっきのはよくなかった。よくわからないと男が女を苛めているようにも見えるしな。まずは男性が怖くないことを教えよう。もちろんオレという存在だけ怖くないと思えばいい。他の男はすべてゴミだと教えよう)



 処女を集めるということは、彼女たちが味わう男性器は自分のものだけになるということ。


 真っ白な花を自分だけの色に染める。考えれば考えるほど良いものだ。素晴らしい。ビバッ!


 自分が関わる以上、彼女たちには性を大いに楽しんでもらいたい。間違ってもトラウマを植え付けるわけにはいかない。ここは焦らずじっくりいこうと決意する。



「はぁはぁ…」



 サリータは初めて触るので、とても慎重に恐々と撫でている。気持ちいいというより、まだこそばゆい。



「そんなに怖がることはない。ほら、もっと遠慮なく触っていいぞ。オレの場合、万力で挟まれても大丈夫だしな。むしろ万力を壊す自信があるくらいだ」


「はい…はぁはぁ…こんなにじっくり触るのなんて…初めてで…」


「機構は簡単だ。刺激を与えれば大きくなって出すだけだ。ただ、人間の場合はそこに楽しむ要素がある。これが動物と人間の大きな違いだ。だが、楽しむといっても、その根底にあるのは【愛】だ」


「愛…ですか?」


「そうだ、セノア。男女の存在を結びつけるのは、愛だ。君だって両親の愛情が結びついて生まれたんだ。人間はすべて愛によって創られているんだよ」



 すべてを結びつけるのは愛である。愛があるから両者は近づき、一緒になる。


 たしかに条件を整えれば肉体を生み出すことはできるので、望まない状況で作られることもあるだろう。


 しかし、誰かに劣情を抱くことでさえ、大きな愛という枠組みの一つなのだ。そこに愛を試す要素がある。愛をさらに大きくするために。



「こうしてサリータが興奮すること、セノアがいろいろな感情を抱くことも、お互いが男と女だからだ。女が女の身体を見て興奮したりはしないだろう? 稀にいるが、それは特殊な事例で普通は異性に興味を持つものだ。さっきも言ったが、互いに違う要素を与え合うことが目的だからだ。つまり『愛とは与えること』なんだよ」


「与えること…」


「そうだ。それが自己犠牲と呼ばれるものだ」



 愛の定義は無限にある。人それぞれ違うだろうし、それぞれが正しい。


 ただ、星の頂点である女神を見ていれば推測は可能だ。彼女の愛こそ、無償の愛であり無限の愛。ただただ愛するということ。親が子供に感じる愛情である。


 進化とは愛を知ることだ。愛を多く学べば女神に近づくことができる。絶対神に近づくことができる。そのために人間は創られのだから嫌でも愛を学ぶように出来ている。


 男女が存在するのは、互いの「遺伝子を与え合う」という地上で最高の自己犠牲によって愛を知るためだ。これが一つの大きなシステムになっているので、無視することはできない。



「すべてに愛がある。学びがある。だからこそ性とは尊いのだ。さて、それを知ったうえで機能を見ていこうな。サリータ、大きくするから好きに触っていいぞ」


「わ、わかりました。はぁはぁ…」



 むくむく


 サリータが少し興奮しながら、大きくなったジュニアを触っていく。


 恐る恐る竿を触り、ゆっくり動かしていく。



「そうだ。竿は皮ごと動かせばいいし。玉も軽く触ってみればいい。…うむ、いいぞ」


「はぁはぁ…ごしごし」


「では、一度出すか」


「え?」



 ビュクッ ドクンドクンッ


 自分で肉体を操作して放出。白い液体が勢いよく飛び、サリータの首筋から胸にかかる。


 量を抑えたので一般的な男性のものとほぼ同じように出た。



「あつっ…」


「体内から出るからな。熱いんだ」


「…これが男性のもの…ぷるぷるしていますね。ゼリーみたいです」


「似たようなものだな。精子の保護膜みたいなものだし、カエルの卵と大差はないさ。まあ、機能としてはこんなものだ。生理現象だし、セノアも怖くはないだろう?」


「…は、はい。た、たぶん…」



 こうして見るのは初めてなので多少驚いているようだが、ただ白くてどろっとしたものが出るだけであり、機能としてはたいしたことはない。


 こういう形態をしているのも、子宮に着床させるのに都合がいいからだ。ただそれだけである。



「ここまでは普通の機能の紹介だ。たしかに出せば多少気持ちいいが、所詮それまでだ。すでに述べたように、ここまでならば動物と同じだな。だが人間は、この行為に愛情を加えることができる。こうして抱きしめて、優しく愛でることができるんだ」


「あっ、師匠…」


「こら、こういうときは普通に呼ぶんだ」


「は、はい、アンシュラオン様…」



(おっ、いいじゃないか。やっぱりこっちの呼び方のほうがいいよな。ぐっとくるものがある。ちょっとサリータが可愛く見えてきたぞ)



 師匠と呼ばれるとつらいものがあるが、様付けで呼ばれるとまったく雰囲気が違う。


 このままメイド服でも着せれば、カッコイイ系メイドとして活躍してくれそうだ。サリータが妙に可愛らしく見えてきて気分が盛り上がる。



「これ以後の行為は人それぞれで違う。どれも正解で、どれも間違っていない。ただし、そこに愛が込められていることが重要だ。オレは自分のスレイブは心から愛する男だ。だからサリータのことも愛しているぞ。おーおー、オレのものだ。可愛いなぁ。なでなで」


「あっ…はぁっ…そんなふうにされると…あはっ」



 ただ頭を撫でられているだけなのにサリータに快感が走る。


 心が、その手から溢れる愛情を感じているのだ。愛は与える者と与えられる者双方に快楽を与える。



「さわさわ、ぺろぺろ。ほら、ベロを出しなさい」


「は、はいぃ…んっんくっ…はぁっ!」



 アンシュラオンがサリータを触りながらキスをする。舌を出させて舐める。



「あっ、そういえばキスをするのって姉ちゃんとサナ以外では初めてだったな」


「は、初めて…! アンシュラオン様の初めて!」


「まあ、二人とはやっているけどな。姉と妹は別とすれば他人では初めてだな」


「はぁはぁ…じ、自分も…初めてで…はぁはぁ…嬉しいです」


「そうか。オレも嬉しいぞ。みんなにも言っておくが、オレはお前たちを心から愛している。もし誰かが怪我をして女性としての機能を失っても、けっして見捨てることはない。顔が焼けても足がなくなっても、どんな病気になっても一緒に生きていく。オレのものはオレが最後まで責任を持って愛する。それを否定することは自分を愛さないことになるからな。だからまず、それを心に刻んでくれ」



 アンシュラオンの愛は女神とは違う。自己犠牲とは正反対の、相手を支配して自分のものにする【支配的愛情】である。


 だがこれも愛情には変わりない。どんな形をしていても愛は愛として尊く、美しいものだ。何も愛さない人間よりは遥かに上等である。


 愛の反対は無関心とよく言うが、それは事実であろう。何かを求めるという行為そのものが愛から生まれているからだ。


 だから、アンシュラオンとサリータの中で愛情の価値観がずれていても、お互いを求める行為そのものには神秘的な雰囲気が生まれる。その根幹には与え合い、結びつく愛があるからだ。


 それがセノアにもよくわかる。



(はぁはぁ、サリータさんが…嬉しそう。ご主人様もすごい可愛がっているのがわかるし…。さっきよりは…怖くないかな? お父さんとお母さんも…ああやって私たちを作ったんだし…そうよね。怖くない。怖くない)



「よしよし、さっきは胸をやったから今度は下だな」



 ホロロ同様、がばっと持ち上げてサリータの女性器が露わになる。



「あっ! はぁはぁ…は、恥ずかしいです…」


「大丈夫。綺麗だから。オレに選ばれたのだから、もっと自分に自信を持つんだ。君は美しいよ」


「っ…は、はい」



 アンシュラオンはわがままな男だ。どんな理由があっても、完全に好みでない女性を選んだりはしない。


 選ばれるということ自体、サリータが一定以上の水準であることを示している。


 それは単なる見た目という意味合いもあるが、全体的な雰囲気が一番重要だ。惹き付ける何かを持っているかどうか、である。



「下も優しく触るぞ。さわーり、さわーり」


「ふっ!! ふーーー!! ううう!! はぁああ!」


「つらかったらオレの腕を握っていろ」


「は、はい!」


「ゆっくりゆっくり丁寧に。労わるように。さわーり、さわーり」


「ううう…はぁあ!」


「…ごくり、はぁはぁ」



 その様子をセノアが凝視している。心なしか息遣いも荒い。


 アンシュラオンはサリータの身体を押さえながらも、けっして急がす強くせず、丹念に丁寧に女性器を愛でる。


 そこには女性に対する敬意と愛情があった。姉に仕込まれた「女性への奉仕」を体現しているのである。


 それも一種の自己犠牲であり、男性の荒々しさを極限まで抑えたものであった。だからセノアも怖くない。



「んくっ―――はっ!」



 ビクビクビクッ プシャー


 サリータが達し、同時に潮を吹く。



「ほら、女性も男と同じようなものだろう? まあ、意味合いはちょっと違うけどさ。肉体のすべてに意味がある。愛し合うようにすべてが創られているんだ」


「はっはっ…!」


「よしよし、準備はOKだな。どうせすぐにイッちゃうし、このまま入れるぞ」


「は、はい……はっ! はぁああ!! んくっ!!」



 セノアに見せるようにゆっくりと挿入していく。


 半分まで入れたところでサリータが一度達したが、ゆっくりなのでプルプル震えるくらいで収まっている。



「くぅっ…ふっ…ふぅうう……」



(ふむ、サリータは意外と大声は出さないな。シャイナとは大違いだ。あいつのは周囲に迷惑と混乱をもたらすからな…困ったものだ)



 半人前とはいえサリータは武人なので、身体への刺激に多少慣れているところはある。


 そのおかげか相当手加減していれば普通に交わることが可能なようだ。これも一つの発見である。



(セノアもしっかり見ているし…もう大丈夫かな? じゃあ、オレも普通に楽しもう。サリータはサリータで可愛いもんだな)



 むにむにと胸を堪能する。


 おっぱい査定では多少厳しめに評価したが、こうして交わりながら触るとまた印象も違うものだ。


 身体全体が敏感になっているので面白いように胸が弾ける。小さいほうが感度はいいとよく言うが、サリータもそれに該当しているようだ。



(おっぱい査定に『感度』の項目も追加せねばな。それならばサリータも総合値では高評価になりそうだ)



「ふっふっふっ! くううう! あ、アンシュラオン様ぁああああ!! あっ、もうっ!! だ、駄目! くうううう!」


「好きなだけイッていいからな。サリータが楽しんでくれるのがオレの幸せだ。何度でもイッてくれ」


「くううう! あああ! あふううううううう!」


「イクときはイクって言うんだぞ。こりこり」


「あっ、そこはっ!!! はあぁあ! いくいく…イクウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!」



 ビクビク ガクガクッ


 最後にアンシュラオンが肉芽を触ったことで―――サリータが達する。


 激しく痙攣し、顔を真っ赤にさせて震えている。それを主人として優しく抱きしめる。




 そして、こちらも―――発射。




 ドクドクドクドクドクッ どっくんどっくん



 適量に抑えた白くてどろっとしたものが注がれる。



「うくっ―――ふぅうう!」



 じんわりとした熱が子宮に溜まり、サリータはさらに快感に打ち震える。


 これでサリータにも自分の味を染み込ませることができた。支配完了である。




(ふぅ、これで三人とも終わったな。よかったよかった、ひと安心だ。性的に襲われても最悪の事態だけは避けられるな)



 当然そんな事態は許さないが、何事にも想定外というものがある。処女はできるだけ早く奪っておいたほうがいいのかもしれない。



「ほぅ…」


「セノア、どうだった?」


「は、はひっ!? えと…その……すごかった…です」


「怖くはなかっただろう?」


「は、はい。ご主人様がサリータさんを愛しているのがよくわかって…大丈夫でした」


「そうかそうか。それじゃ、セノアも一回経験しておくか」


「…え? …え!?」



 ひょいっとセノアを持ち上げて膝に乗せる。



「大丈夫、安心しなよ。軽くイカせるだけだからさ」


「えと! 私! でもその…べつにやりたいわけじゃ…」


「食わず嫌いと同じなんだよ。経験してこそわかることもある。デメリットもないし、軽くやってみよう。さわーり、さわーり」


「ふひっ!? にゅにゅっ!」



 再びレアな声を出しながらアンシュラオンに触られる。


 が、服を脱がされた時とはまったく違うことに驚く。



(な、なにこれ!? 熱くてぞわぞわしたものが…這ってきて…あわわわわっ!! こ、こんなの違う! 自分で触るのと全然違って…)



「ふにゅうううううううううっ!!」



 ビクビクビクッ



「あれ? もうイッちゃったか。やっぱり敏感だなぁ」



 軽く撫でただけなのに簡単に達してしまった。やはり一般人の女性は感度がいいらしい。



「はぁはぁ…はーーー」


「ちゅっ、ちゅっ、セノアもいい子、いい子」


「にゅっにゅう…」



(温かい…。ご主人様の温もりが伝わって…安心する。はぁあ…ずっとこうしていたい)



 アンシュラオンの強い力、絶対的な力が、セノアの中にあった恐怖の一部を抉り取る。


 あんなに深くこびりついていたものが、こうもあっさりと抉り取られる。それだけ白き魔人の力が強大だということだ。



 いきなり始まった性教育だが、殿の暴走がありながらもなんとか乗り切った。


 女の子成分をたっぷり吸えて、アンシュラオンも満足である。




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます