231話 「殿、お風呂場で盛大にやらかす、の巻」


 ガクンガクン、ビクンビクン


 恍惚な表情を浮かべながら、サリータが痙攣して沈んでいく。



(まったく、胸だけでイクとはなさけない。…と、ここの女性は感じやすいんだよな。敏感なのはいいことだが…やや過敏じゃないか? それともこれが普通で、男も早漏なのか? ううむ、ちゃんとした性生活を送れているのか心配になるな)



 ずっと思っていたことであるが、外界の女性はあまりにも早く達しすぎる。


 アンシュラオンが軽く命気でマッサージするだけで簡単にイッてしまうのだ。感じてくれるのは嬉しいが、それはそれで困ったものである。


 と、当人はそう思っているが、これも仕方がないことである。


 すでに述べたように戦気術をほぼ完璧に操れるアンシュラオンは、気の流れを操作することで相手の肉体を支配することができる。


 本人にその意識はないが、相手を気持ちよくさせようとすると無意識のうちに操作をしているのだ。


 まさに媚薬によって身体が敏感になっているのと同じなので、それをやられたら常人はたまったものではない。



 さらに、これも当人がまったくあずかり知らぬことであるが、『魔人の因子』は『人間の因子を支配』する特性を持っている。



 近づいたり関わったりするだけで下位の存在を自然と支配下に置くことができるので、これは実に怖ろしい能力である。


 アンシュラオンの場合はそれが女性に顕著に表れており、『姉魅了』スキルも魔人因子が表面化したものの一つだ。


 好意を抱けば魅了され、敵対すれば恐怖する。存在自体に戦国大名とそこらの村人くらいの差があるので、リンダを見ればわかるように、自分を支配するべき相手にたてつく恐怖が自然と湧き上がってくるというわけだ。


 この因子を持っているのは、この世で二人だけ。アンシュラオンと姉のパミエルキのみである。


 パミエルキがアンシュラオンに執着するのは、同じ魔人因子を持つ唯一の存在だからだ。まさに自分の半身。愛さないほうがおかしい。


 というわけなので、アンシュラオンに触れられた女性は性的な意味でも敏感になる。



「うーん、しょうがない。じゃあホロロさん、代わりで申し訳ないけどいいかな?」


「はい。喜んで」


「続きをやるぞー。しっかり見ているように! さっきと比べて胸がけっこう大きいが、みんなも大人になったらこれに近づくから安心してくれ」


「ラーちゃんもこうなるのー?」


「おお、ラノアは大きくなるぞ! オレが断言しよう! 大きくなったら揉んであげるからな」


「うん!」



 ラノアの胸を揉むのは非常に楽しみだ。


 子供は常に成長という無限の可能性を秘めている。育成が大好きな自分にとっては、それだけで楽しみが増えるというものだ。




 サリータをホロロに取り替え、引き続き性教育を続ける。



「おさらいだ。まずは胸の周囲をじっくりと慣らす。さわーり、さわーり」


「ふぅうう…ふぅううう!」


「乳首が立ってきたら、軽く撫でるように優しく刺激する」


「あっ、あっあっ…うふっ…あはっ」


「それから少しずつリズムを出して揉んでいく。もみもみ、もみもみ。うむ、逸品だな。手にいい感じで収まる胸が最高だ。もみもみ、柔らかさもちょうどいい」


「あっ、ほ、ホワイト様…あっ…あんっ!」


「おっ、いい声だな。そんな声を出されるとやる気になってしまうぞ。もみもみ、もみもみ、もみもみ」


「うっ…くっ…んふぅ……んぁっ…!」



(ああ、幸せだなぁ。こうして自分の女を好きにできるのは最高だよ。姉ちゃんを思い出…さないように気をつけよう)



 ついつい理想の女性像(性格以外)である姉を思い出すが、今はこうしていろいろな女性の胸を堪能できる状態であることを喜ぶべきだろう。


 のんびり風呂に入りながら胸を揉む。最高である。こんな贅沢はほかにない。



(オレもようやくここまで来たんだ。もっともっとスレイブを増やして、好きなだけ好きなことをしてやりたいもんだな。マキさんを手に入れたら、あの素晴らしい胸を楽しもう。小百合さんを手に入れたら、少し小ぶりだけど綺麗な胸を楽しんで、違う女性を手に入れたら胸を触って…)



 結局、胸を揉むのである。



「くうっ…ぁああああ! ふっ…はあ!! あぁー、あぁーっ!!」


「せ、先生…! ちょっと揉みすぎじゃないですか!?」


「ん? あっ、つい妄想に入り込んで夢中でやりすぎちゃった。ホロロさん、大丈夫?」


「はひっ…はっ、はっ…はー!」



 シャイナの言葉で我に返ると、ホロロの顔はすでに紅潮を通り越して完全に真っ赤になり、締まりのないだらしないものになっていた。


 すでに何回も達してしまったのだろう。いつもの凛々しく強い目は虚ろで、口も半開きになってよだれを垂らしている。どうやら少しやりすぎたようだ。



「ほ、ホロロさんが…こんなになるなんて…」


「…じー」


「ごくり」



 いつものイメージとは違う姿にセノアたちも驚いている。



 そう、彼女たちは今、女性が一番美しくなる瞬間を見ているのだ。



 十代で蕾が花となり、二十代の後半で熟れ始め、女性として一番の盛りになっていく。そして、快感に押し流されて恍惚としている時こそ一番美しい瞬間だ。


 桜は散る瞬間が一番美しい。綺麗なものが咲き乱れ、崩れていく時こそもっとも輝くのである。つまりはイキ顔にそれが表れている。


 さらに周囲が命気水蒸気で光り輝いているので、「ここは桃源郷か!?」と疑うほど淫靡な雰囲気もベリーグッドだ。


 言ってしまえば、ラブホテルのミラーボールで気分を高めるのに似ている。雰囲気は重要な要素である。



「はぁはぁ…ご主人様ぁ、はぁぁ…ちゅっちゅっ…んべっ、どうか…このまま…最後まで…」



 興奮したホロロはアンシュラオンの手を取り、夢中で指を舐める。


 目の前に子供たちがいることすら忘れ、快楽に溺れているらしい。



「えー、どうしようかなー」


「お、お願いします…。もう我慢できなくてぇ…」


「ホロロさんは甘えん坊だね。もっと舐めたら考えてあげるよ」


「はい…甘えん坊です…んっ、ちゅっ、べろべろ、んべぇ」



 ぢゅっぢゅと指を根元まで咥えて舐める。その姿はまさに「メス」であった。



(んー、どうしようかな。なんだかホロロさんも限界みたいだし…まあいいか。最後までしても)



 最初はマキからと思っていたが、状況が変化していくにつれてホロロも不安が増していくことだろう。


 冷静で気丈に見えても一般人の女性である。あまりストレスを溜めるのはよくないだろうと判断。


 当人も最初の頃からそれを望んでいたので、今まで尽くしてくれたことへのご褒美として、最後までしてあげることにした。



(オレも女性とするのは姉ちゃん以来だよな。ふむ、言われてみれば、この身体になってから他の女性の中を知らない。この世界の女性はどうなっているんだろう? …気になる)



 そう思うとアンシュラオンも少し興味が湧いてきた。


 それに呼応して如意棒も大きくなる。久々にやる気である。



「これが男の如意棒である。よく見るように」


「きゃっ」


「こら、セノア。それは失礼だろう。もっとちゃんと見なさい」


「あっ、申し訳ありません! …じー、ごくり」


「見慣れないと変な形をしていると思うが、これもちゃんと計算されて作られているんだ。肉体ってのはすごいものだよな。で、こっちが女性のものね」


「きゃっ!」


「いやいや、君にもついてるじゃん。同じものだよ」



 セノアが食いついたところで、ホロロを抱き上げて下の部分を見せてあげる。


 特に女性は鏡で確認しない限り、自分のものをまじまじと見つめる機会もないだろう。他人のものを見るのも一つの学びである。


 言っておくが、これは『性教育』だ。


 それを忘れてはいけない。カテゴリーは「教育」で登録してある。間違えてはいけない。勘違いもしてはいけない。教育があってこそ社会は正しく回るのだ。



「こっちも濡らさないとね…って、もうヌルヌルだよ。これって命気じゃないよね。ホロロさんはエッチだなぁ」


「ふひっ…!」



 アンシュラオンがホロロの股間に手を伸ばすと、もう完全に準備万端であった。


 軽く触れただけで指が吸い込まれそうだ。非常に柔らかい。



「そんなに欲しかったの?」


「くうっ…は、はい…! 考えるだけでもう…はぁはぁ、いつでも大丈夫ですからぁ…お願いします」


「うむ! エロメイドは大歓迎だ! じゃあ、腰を上げてね」


「は、はい…」



 ホロロを縁に少し座らせて結合部が見えるようにする。なぜならば、これは性教育だからだ!!



「ちょ、ちょっと!! まさか本当にするんですか!?」


「なんだシャイナ、羨ましいのか?」


「ち、違いますよ! だって、みんなの目の前ですし、子供だっているんですよ!! ほら、見ちゃ駄目よ!」



 シャイナが慌ててサナとロゼ姉妹の目を隠す。


 が、両手を使っているため自分はガン見である。



「子供には性教育が必要だと言っただろう。子供の作り方を言葉で説明しても効果は薄い。お前だって言葉に窮していたはずだ。言葉なんて所詮はそんなもんだ。だから童貞と処女間でトラブルが多くなるんだよ。それよりは直接見せて教えたほうがいい。百聞は一見にしかずだ。これも清い一般生活を送るための生活の知恵の一部だ」



 悪いものではないのだから、ちゃんと教育をするべきだ、というのがアンシュラオンの考えである。詐欺被害防止と同じく、仕組みを知らないより知っているほうがいいに決まっている。


 だが、この馬鹿犬はまだ抵抗を続ける。



「そ、そうだ! こ、子供は、と、鳥が…パンパンドリが連れてくるんですよ!」


「なんだパンパンドリって? むしろ卑猥な名前になってるじゃないか」


「違いますよ! そっちの意味じゃないです!」



 パンパンドリとは、お腹がパンパンの鳥のことである。


 シャイナが言ったのは日本で言うところの「赤ちゃんはコウノトリが連れてくる」という言い回しのこの世界バージョンだ。


 お腹がパンパンなので、それが妊婦を想像させたのだろう。意味は同じようなものだ。


 だが、頭が腐っているアンシュラオンには、もっと卑猥な意味に聴こえたようだ。



「わかったよ。オレもパンパンするよ。それでいいだろう?」


「違う、違う! 駄目ですって―――」


「あはっ…!! ああああ! 入る、入って…ああああ!!」



 ズブンッ



「あっーーーーーーーー! 入れたーーーー!」


「いちいち騒ぐな。ここは入れるためにあるんだ」



 犬など無視して、あっさりと入れる。そのために存在する器官なのだから当然だ。



(うむ、姉ちゃんとはまた違った感覚だな。地球の時だって人それぞれ違ったし…当たり前だよな。男だって長さも形もそれぞれ違うしな。ホロロさんのは…柔らかいな。ねっとりしている。それにかなり熱いな。風呂で体温が上がっているからかな?)



 処女特有の少し硬い感覚はあったが、命気が加わることでローションのような働きをして、とてもすんなりと入ることができた。



「うううう、あぐあぐっ…はあぁああ!! これは…ぁああ!!」


「痛い?」


「だ、大丈夫…です…ぅううう!! はっはっ、あーーーーー!」



 膜が破られた痛みもなさそうである。出血も命気が吸収するので外にはまったく見られない。それよりは快楽のほうが強いらしく、引きつったように感じている。


 中の具合だが、姉と比べると劣るのは仕方ないが、ホロロのものはホロロのもので素晴らしい。特に温度という点では安心感と高揚感を与えてくれる。


 最初は風呂の温度のせいかと思ったが、彼女の体温が他人より少し高いことが原因のようだ。快感と熱はリンクしているので、なかなかの逸品である。


 また、こうしていると支配している感が相当強いので、それだけでなかなか興奮してくるものだ。



「くううっ…あああ―――!!!」



 感触を分析している間に―――ホロロが達する。



「もうイッたの? 大丈夫?」


「だい…じょう……ぶうううううっ!! はああ!! ですぅうっ! はぁああ!」


「ずっとイッている気がするけど、ホロロさんも敏感だなー。でも、いつもとは違う雰囲気の可愛らしい顔が見られて楽しいけどねー」


「はぁあ! 見たら…だめっ…ですぅっ!! あはああ!!」


「ホロロさんは可愛いなー。ほれほーーーれ、どこまで我慢できるかなー。油断していると、またすぐイッちゃうよ」


「ああはあああ!!」



 アンシュラオンが危惧していた通り、ホロロは入れた瞬間からずっと達している。



 入れて―――達する。


 抜いて―――達する。



 これではパンパンどころの騒ぎではない。入れているだけでずっと痙攣、という漫画のような現象が続いている。


 女性は男性とは違って段階的に感度が上がるので、ある程度の回数まで達することはできるのだが、アンシュラオンの因子が影響を与えるためにイキっぱなしである。


 とっくに限界は超えているのだろうが、それでも必死に耐えてしがみついてくる。それがまた可愛い。



「はっ、はっはっ…!!」


「オレが出すまで我慢できる?」


「は…はい! がまがま、がまん…しっ…ああああ! おはぁあああ!」


「ひぃいいい! せ、先生、これ放送できないですよ! カット、カット、絶対カットですよ!!」


「なんだ放送って?」



 シャイナが何かに気を遣っているようだが、男たるもの、怖れてはいけない時がある。


 アンシュラオンは迷わず進むことにする。


 もともと地球にいた頃から性的なことに躊躇がない人間だったので、やりたいときにやりたいことをやるのが信条である。突きたい時に突くのだ。



(といっても普通にやったらホロロさんがダウンしちゃうから、オレが少し身体を操作して…すぐに出すようにするか。姉ちゃんと違って普通の人は身体が脆いからな。最初の一回で壊れたら嫌だし、優しくしよう)



 そして、数回前後運動をしたあたりで―――発射。




 ドクドクドクドクドクドクドクッ


 ドッピュンドックン ビュルルルーードクンッ


 ビュッビュッビュッビュ ビュルックーンッ



 ドクドクドクドクドクドクドクッ


 ドッピュンドックン ビュルルルーードクンッ


 ビュッビュッビュッビュ ビュルックーンッ




「あっ、すげー出た」






「ああああああああああああああああああああああああああああああ!!! ひーーー、ひーーーー!! あううう―――がくっ」




 姉としていた頃とは違い、自分が主導権を握ってやっていたので、その快感があったのかもしれない。


 ついついうっかり大量に出してしまい、そのたびにホロロが達していく。



「ぎゃーーー、出てる、出てる!!! 溢れてるじゃないですかあああ! 白いのが出てるーー!」


「今師匠が楽しんでおられるところだろう! 静かにしろ! あっ、す、すごい…ごくり」



 と、その光景を復活したサリータも食い入るように見ていた。目がかなり真剣だ。



「…じー」


「…???」



 シャイナも夢中で見入っているので、手の目隠しが外れてサナとラノアもばっちり見ていた。


 サナは相変わらず観察するように、ラノアは何が起きているのかよくわかっていないように、首を傾げながら見ていた。



「ああ…あぅううう…」



 姉のセノアは、顔を真っ赤にして目を逸らしている。


 ロリ子ちゃんのようにセノアの年代で結婚する者もいる地域だ。妹よりもはっきりと状況を認識していることがうかがえる。



「ふー、出た出た。ホロロさん、生きてる?」


「っ…っっ………ひくっ……あぐっ…はひっはひっ…っっ…」


「うーん、ちょっとやりすぎたかな。でも、当人が望んだことだし、べつにいいよね。モミモミ」



 と言いつつ、さらに胸を揉む。


 素晴らしい実演ができて満足である。




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