228話 「アンシュラオン先生のおっぱい査定」


「触診を開始する!!」


「ひゃっ!」



 セノアの胸にがばっと手を乗せる。


 まだまだ小さいが、ぷにゅんという柔らかさが手に広がった。



(おっぱいは誰のであれ良いものだ。しかし、自分のものだと思うと感覚も違うな。オレのものだから素晴らしいのだ! このすべてはオレのものだ! 大切にせねばな)



 もみもみもみ



「にゅっにゅっにゅにゅっ!!」



 揉むごとにセノアが毛虫のようにうねうねする。



「触られるのは初めて?」


「は、はい。こんな感じで…触れるのは…にゅっ…にゅうぅうう」



(妹のラノアともども不思議な声を出すな。可愛いぞ!)



 ラノアも撫でると「きゅっきゅ♪」という小動物っぽい声を出す。姉のセノアもアニメキャラクターの強引な語尾付けみたいな声を出している。


 狙ってやっているわけではないので、これが素の嬌声なのかもしれない。なかなかレアだ。



「我慢して。これは触診なんだからね!! 女性にとって胸は大事なところだ。何か病気があったら困るだろう?」


「は、はい…!」


「そうそう、医者には素直に従う! これが健康の秘訣だよ!」



 医者プレイを堪能。久しくやっていなかったので少し新鮮に感じられた。


 とはいえ、すでに彼女は購入時に命気で浄化済みなので健康なのはわかっていること。ただの方便である。



「ふむふむ…うーむ、まだまだ固いが成長期だからな。これから伸びるだろう。ホロロさんくらいは難しいかもしれないが…素質は感じる」


「うっ…ふにゅぅうう」


「ん? 何か聴こえるぞ。ん? 何だって? うんうん、ふむふむ。そうかそうか。うん。大きさより美しさを重視したいと? なるほど、それも一つの道だね。ナンバーワンよりオンリーワンがいいというのか。では、君の意思を尊重しよう」



 何か独りで語っている。乳と会話していたとしたら本物の危ない人だが、この男には何かが聴こえるらしい。


 忘れてはいけない。彼はおっぱいの妖精なのだ。それくらいできて当然である。



「胸はこれでいいだろう。では、下だな」


「っ!!」



 下と聞いてセノアが強張る。無意識のうちにスカートを掴んでガード。


 だが、所詮は無駄な抵抗だ。



「あっ、セノア、上だ! あそこ! ほら!」


「へ? 上?」


「ほほーいっ」



 ズルンッ


 注意を上に引き付けておいての不意打ちパンツ下ろしである。スカートと下着を同時に下ろす高等テクニックだ。


 本当はじっくり味わいたかったのだが、彼女の精神が耐えられない可能性があったので一気に下ろしたのだ。そんな気遣いができる自分は、なんて優しいのだろう。


 目の前には、誰にも穢されていない下腹部が露わになっている。



「毛はないな。あってもなくても好きだが、骨盤は…悪くない。ただ、まだまだ痩せ型だな。もともとこういう骨格なのか? お腹はぷっくりしていていいな。恥丘もこの位置か。子供としてはこんなもんだな。うん、健康体だ」


「はひゅぅう、はひゅぅううう」


「太ももから尻は…この形か。丸型だな。持った際は手にしっかり収まって悪くない」


「うきゅうううう、ふにゅううう」



 アンシュラオンが触るたびに顔を真っ赤にして耐えている。


 あまりの恥ずかしさにお腹のあたりまで真っ赤になっていた。どうやら肌は敏感らしい。


 それから一番重要なところに手がかかる。



「あっ、そこはっ!!」


「モーマンタイ!!」


「え? モーマン…?」


「今だ、ええい! がばっ!」



 モーマンタイとは、広東語で「大丈夫」とかいう意味である。漢字で書くと「無問題」である。映画のタイトルにもなったので一時期流行ったものだ。


 今度は謎の異国の言葉で気を逸らした瞬間に、がばっと女性器を指で広げた。二度目も簡単に引っかかるとは、セノアは素直な子である。



「全体的にちょっとまだ固いな。使い慣れていない証拠だ。…と、膜は…あった。けっこう全面タイプかな。まあ、『処女膜=処女』ではないけど、これなら大丈夫だろう。合格だ」



 処女膜自体、性交を重ねても完全には消えないので難しいところだが、セノアは間違いなく処女と認定。


 おめでとう。合格です。



「確認ができてよかった。じゃあ、次はラノアだ。おいでおいで」


「はーい♪」


「ラノアちゃんも脱ぎ脱ぎしましょうねー」



 セノアが処女だと確認してほっとしたアンシュラオンが、続いて妹のラノアの服を脱がしている。


 それを呆けた目で見ながら、セノアは思考が停止していた。



(あれ? 私、どうなったの? えと、たしか…服を脱がされて…え? なんで服を脱がされて…? それから下も脱がされて…それからえっと…そ、そうだ。あ、あそこを…広げ…広げっっっひぃいいいい!!! だ、誰にも触られたことがないのに!)



 幼少期ならばいざ知らず、親にだって触られたことがない場所を思いきり触られれば、年頃の少女はびっくりするだろう。


 これも普通の反応だ。今楽しそうに脱がされているラノアがおかしいのである。


 四年前の自分でも今と同じ反応だったはずなので、完全に個人の性格の差だろう。



「………」


「セノア、ホワイト様に感謝の言葉を捧げなさい」


「…へ?」


「この御方に愛されるということは実に名誉なことなのです。あなたが認められた証なのですから、もっと胸を張るべきです」



 ホロロが放心しているセノアに何か言い出した。


 セノア、この人の言うこともあまり聞かないほうがいいわよ! と天国のお母さんが言うが、霊聴力でもなければ聴こえるわけがない。



「ホワイト様が愛されるのは『生娘きむすめ』だけ。多くの女性が無駄に散らしている中、あなたはその歳までしっかりと取っておいた。そのご褒美なのです。これは本当に幸運なことです」


「あ、あの…どうしてそれが重要なのですか?」


「いつの時代も神は生娘を欲するものです。神聖ゆえに穢れないものを好むのです」


「な、なるほど。よく言いますもんね」


「そうです。見てみなさい。あの神々しい御姿を。全身が真っ白に輝いています」


「た、たしかに…白いです」


「まさに選ばれた者の証です。なんて真っ白で美しい…」



 それはそうだ。白い服を着ている。髪の毛も白い。白いのは当然だ。


 これと似たことをソブカがプライリーラに訊ねたが、良識人である彼女はしっかりと否定している。そんなものは迷信だよ、と。


 よって、完全にホロロの勝手な妄信である。彼女の中ではアンシュラオンの神格化が相当進んでいるようだ。



「あなたも恩恵を受けているはずですよ。もしそのままだったらどうなっていましたか? 薄汚い男に買われたら?」


「っ…そ、そうですね…その通りです。こんな素敵なご主人様に選ばれたことは光栄ですよね」


「その通りです。もっとその自覚を持つべきです。あなたは恩知らずにはなりたくないでしょう? 私たちを幸せにしてくれるあの御方に感謝し、神に相応しいメイドになれるように日々精進いたしましょう」


「はい、わかりました! ご主人様のお役に立てるようにがんばります!」



(ホロロさんがこんなに信頼しているんだもの。ご主人様はやっぱりすごい人なんだ。もっとがんばらないと!)



 重要なことは、ホロロが彼女の『教育係』だということ。


 『メイド大臣』である彼女は、これ以後メイドになるすべての人間に対して、生殺与奪を含めた絶大な権限を有することになる。


 その彼女の頭が若干イッてしまわれているので、その下のセノアも感化されていくことになるだろう。


 それが幸せか不幸かはよくわからないが、どのみちまともな神経ではアンシュラオンのスレイブは務まらない。妄信もまたアリである。




「ふーむ、ラノアは子供っぽい体型をしているな。真ん丸だ。いいぞ、可愛いぞー、さわさわ」


「んふふ、きゅっきゅっ♪」



 ラノアはサナよりも少し肉付きが良いらしい。子供らしくお腹周りも少しふっくらしており、触っていると柔らかくて心地よい。


 彼女はそれも愛情表現だと思っているのか、触っている間も終始ご機嫌である。可愛い。



(胸は…と。ぷにゅんとしているが…これは子供特有の脂肪なのかな? ただ、胸に関してはかなりの素質がありそうだ。…これはそこそこいくんじゃないのか? 伸びるぞ…うん、伸びる! 間違いない!)



 ピキューンッ!


 アンシュラオンの特殊能力が発動。ラノアは巨乳になるというお告げが下った。


 巨乳といってもかなり差異があるが、D~Eカップはいきそうだ。さらに身長が伸びなければ「ロリ巨乳」という道もある。



(これと比べるとサナは…たぶん大きさでは負けるな。だが、それでいいのだ。サナの潜在力は大きさではない。あのしっとりとした肌が織り成す極上のフィット感のはずだ。兄としてしっかり導かねば)



 胸の確認が終わり、続いて一番大事な下のチェックである。


 子供らしい可愛い下着を下ろして女性器を確認。うん、まさに「ぴったり」だ。



(完全に未使用だな。女性は自慰行為も男と比べれば遅いこともあるし…まあ、子供だな。問題なし!)



 ラノアの処女膜も確認し、無事ロゼ姉妹の安否が確認された。わかってはいたがほっとする。



「次、サリータ!」


「はい!」


「サリータの胸は前に見たが…とりあえず脱がそう」



 サリータの服も脱がしていく。


 彼女も抵抗なく脱がされていくが、思えばいろいろと扱いが難しい女性でもある。



(弟子という扱いがなー、どうしても性的な要素を抑えてしまうんだよな。元はこんなに美人なのにさ。普通にメイドとして来たら喜んで手に入れちゃうくらいなんだけどなぁ)



 素のレベルが高いので、サリータは間違いなく美人である。だが、あの出会いがまずかった。


 あれからいろいろなところで彼女の駄目さが浮き彫りになり、どうにも女性として見ることができなくなりつつある。


 それはシャイナも同じなのだが、やはり女性である。それではいけない。



(優しく触ろう。これも神聖な胸の一つなのだから。さわーり、さわーり)



「ふー、ふー」


「さわーり、さわーり」


「ふー、ふー」


「さわーり、さわーり…さわさわさわさわ」


「うくっ…ううっ…うっ…」


「さわさわさわさ、もみもみもみもみもみっ!!」


「うううっ…はぁああ!! し、師匠…」


「くそっ! いろいろと駄目だ!」



 敗因①:おっぱいを触ると熱中してしまうこと


 敗因②:やっぱり師弟関係は難しい



 結局、雑念が湧いて集中できない。非常に残念な結果だ。



(年齢を考えると成長は見込めないが、胸自体の質はいいんだよな。うーん、惜しい)



「では、下も確認する。自分で広げるんだ」


「は、はい…はぁはぁ」


「ん? 何か息が荒いぞ? なんで興奮している?」


「こ、興奮などは…しておりません!」


「ならば、さっさと広げてみせろ」


「は、はい…!」


「んん? なんだぁ? 妙に湿っているな。これはどういうことだ?」


「そ、そのようなことは…ありません…あっ!」


「触ればすぐにわかるような嘘をつくな! けしからん犬め! ぐいぐいっ」


「あああ、そ、そんなに広げたら…!!」



(あれ? 何か違う方向に…)



 なぜか師弟(教官)プレイになってしまう。これはまずい。


 そもそもサリータが命令されて興奮するほうがおかしい。支配されたい欲求が半端ないから困る。


 それにうっかり流されて、ついついこうなってしまうのだ。再び泥沼である。


 とりあえずサリータも処女であった。思えば前に風呂に入った時は確認しなかったので、ちょうどよかった。



「最後はお前だな」


「わ、私はいいですよ」


「馬鹿犬が! お前が一番危ないんだろう! さっさと見せろ!」


「きゃっーー! 待ってください! まだ処女ですから! 前も見たじゃないですか!?」


「信用できん! もう一度見せろ!」


「あーーーー! パンツがーーーー!」



 強引にパンツを剥ぎ取って股を確認。



「うむ、処女だな。安心したぞ」


「うう、そうだって言ったのに…」


「お前は信用できんからな。保身を図って嘘を言いかねん。ほら、上も脱がすぞ」


「あううう…!」


「うーむ、胸はさすがのA評価だな」



 シャイナの胸はやはりモンスターである。これはいまさら説明する必要はないだろう。




 パンパカパーンッ


 これより結果発表を行います。




〇アンシュラオン先生のおっぱい査定



※1~5の五段階評価、5が最高




 名前  :サナ・パム


 乳タイプ:中乳美乳型


 大きさ :1

 形   :5

 柔らかさ:3

 吸付感 :5

 可能性 :5


 一言  :大きさではなく形に特筆すべき点があります。さらに肉肌の質は完璧です。肌の感触、肉感、子供でありながらこれだけの素質を持っているのは驚きです。肌の色艶も素晴らしい。まさに百年に一人の逸材といえます。ただ、この胸はまだまだこれからです。この素材をどう生かすかが腕の見せどころになるでしょう。が、安心してください。あなたの未来は栄光に満ちています。あなたが目指すべきは「美乳もっちり型」です。



 名前  :ホロロ・マクーン


 乳タイプ:中乳バランス型


 大きさ :4

 形   :3

 柔らかさ:3

 吸付感 :3

 可能性 :2


 一言  :全体的なバランスが良い、ほぼ成熟した胸です。大きさも中の上で揉みやすく、大いに満足できる出来です。これ以上の成長はしないでしょうが、もう少し歳を重ねて熟す可能性が残っているので、このままケアを怠らないように。胸のホクロもさりげないチャームポイント。あらゆる場面で高い性能を発揮できると思われますので、数字以上に評価は高いです。



 名前  :セノア・ロゼ


 乳タイプ:小乳美乳型


 大きさ :1

 形   :3

 柔らかさ:2

 吸付感 :2

 可能性 :3


 一言  :特筆すべき胸ではないと言えば怒られますが、それだけ悪い点が見当たらないということ。管理がしやすく邪魔にもならず、どんな男性にも適度に喜んでもらえる胸になるでしょう。人を選ばないとはこのことです。それは長所でしょう。可能性もまだまだあります。ただ、器用貧乏にならないように対応力を身に付けてください。そうすれば幾多の場面で輝くでしょう。あなたが目指すべきは「美乳すべすべ型」です。



 名前  :ラノア・ロゼ


 乳タイプ:巨乳ふっくら型


 大きさ :1

 形   :4

 柔らかさ:4

 吸付感 :3

 可能性 :4


 一言  :正直言って、現状では評価が難しい胸です。悪い意味ではなく、相当な可能性を持っているからです。安易に触って形を作るのではなく、自由に伸ばしたほうが開花するかもしれません。これはかなりの逸材ですが、多少デリケートなのが気になるところ。天才肌の胸は型にはめてしまうと伸び悩みますので、くれぐれも扱いには注意して個性を伸ばしてください。きっと素晴らしい胸になることでしょう。あなたが目指すべきは「巨乳ふっくら型」です。



 名前  :サリータ・ケサセリア


 乳タイプ:小乳ふんわり型


 大きさ :2

 形   :2

 柔らかさ:2

 吸付感 :2

 可能性 :1


 一言  :すでに完成しきっている胸なので、可能性については論ずる必要はないでしょう。これ以上は伸びません。全体的に小粒な印象ですが、女性としての魅力はしっかりとあります。これが生かされていないのは当人の意識の問題だと思われます。もっと女性の部分を意識すれば、あなたは輝きます。逆にほどよい主張が、あなたの容姿と相まって男性に「美」を感じさせるしょう。多少厳しめの採点をしましたが、それだけ期待している証拠です。がんばりましょう!



 名前  :シャイナ・リンカーネン


 乳タイプ:生乳モンスター


 大きさ :4

 形   :3

 柔らかさ:5以上

 吸付感 :4

 可能性 :4


 一言  :危険です。これはモンスターです。この柔らかさは5では足りません。よくこれで重力に逆らえるものです。それだけで感動します。人類の叡智は重力すら打ち破るのですから。ですが、柔らかいからといって満足していてはいけません。それだけでは一流になれません。柔らかさとは違う微妙で絶妙な弾力も重要なのです。それが手に余韻を残し、まだ揉んでいたいと思わせるのです。また、あまり肌艶がよくありません。普段の体調管理をしっかりしないと、せっかくの胸が台無しです。厳しいことも言いましたが、まだ若く可能性もあり、才能はピカイチ。大舞台でも活躍できる才覚を感じざるをえません。



※特別編


 名前  :パミエルキ


 乳タイプ:究極姉巨乳タイプ


 大きさ :5

 形   :5

 柔らかさ:5

 吸付感 :5

 可能性 :1


 一言  :先生が出会った中で最高の胸です。完成されているので可能性は感じさせませんが、まさに非の打ち所の無い胸といえるでしょう。大きくて柔らかく、それでいて弾力があります。弾力も一定ではなく、揉んだ強さや位置、角度によって毎回変化に富むので飽きさせません。手に吸い付く感覚も完璧で、くっつきながらもべたつかず、かといってこちらの思惑を裏切る形で毎回吸い付いてきます。だから何度でも揉みたくなるわけです。しかも、どんなに乱暴に揉んでも大丈夫です。ムキになって揉んでも、結局こちらが先にダウンさせられます。耐久性もナンバーワンでしょう。二十年近く揉んでいましたが、飽きたことは一度もありません。女神はなぜこのような乳を世に顕現させたのか。まさに人類の謎であり希望です。ただし、この持ち主は非常に危険ですので、普通の人は近寄ってはいけません。今回は乳房の最終到達点の一例として挙げさせていただきました。ぜひ皆さんもそれぞれの頂点を目指してがんばってください。




 以上、アンシュラオン先生のおっぱい査定でした。




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます