102話 「ゴールデン・シャイーナをお風呂で徹底的に洗う!!」


「な、何をする気ですか!」



 じりじりと迫ってくるアンシュラオンに、シャイナが下がる。


 だが当然、この部屋に逃げ場などはない。


 ちょっと前に行けばリンダが崩れ落ちているし、隣では同じようにホロロがぐったりしている。部屋がカオスすぎる。



「お前みたいな負け犬に相応しいことをしてやろうと思ってな。これも飼い主の義務というやつだ」


「私は飼われていません!」


「ソイドファミリーに飼われているじゃないか。そんな自覚もないのか?」


「そ、それは…」


「このワンコロが! 拾ってもらった恩を忘れて他人に尻尾を振りやがって! さっさと服を脱げっ!」


「きゃっーーー! 何するんですか!! あー、脱がされるーーー!」



 問答無用でシャイナをひん剥く。


 大きな胸がぽろんと飛び出たことに驚く暇もなく、一気にズボンまで下ろされ、そのままパンティーまで引っこ抜かれた。



「ん? 尻尾がないぞ? どこに隠した!!」


「あるわけないでしょう!! 人を何だと思っているんですか!」


「うん、犬」


「犬!?」



 うん、犬。



「しかし…その格好は逆に駄目じゃないか? 尻が丸見えだぞ」


「先生のせいでしょうが!」



 シャイナは胸と股間を隠しながら、こちらに背中を向けている。


 だが、尻が丸見えだし、ちょっと前屈みになれば大切な部分が見えてしまいそうだ。


 ちなみに尻尾はないが、アンシュラオンには尻尾があるようにさえ見える。うん、幻覚であるが。



「人を裸にして何を…はっ! まさか! ついに本性を現しましたね! エロ! 先生のエロ!!」


「いや、さっきから出してるけどな。というかお前、臭いな」


「乙女への言葉じゃない!? 臭いは絶対に言っちゃいけない単語ですよ!」


「ほんと、野良犬を拾う気分だよ。風呂だ、風呂。サナ、こいつを風呂に入れるぞ」


「…こくり」


「ああ、待って!!! 引っ張らないで!! 見えちゃう!!」


「オレがお前の裸程度で動揺すると思うのか。さっさと手をどけろ!」


「ひゃっ! 見られた!!」



 シャイナの手を引っ張り、強引にどけさせる。


 いろいろと丸見えになるが、いまさら女体など珍しいものでもない。



「人間なんだ。ついているものは同じだろう。お前だって治療中に患者の裸を見ていたはずだぞ」


「そ、そうですけど! は、恥ずかしいものは恥ずかしいですよ!」


「しょうがないな。じゃあ、オレも脱ぐからおあいこだ」


「ひゃーーー! なんで脱ぐんですかーー!」


「お前は風呂に服で入るのか? 脱ぐに決まっているだろう」


「駄目駄目駄目! あーー! 脱いだーー!」


「人が脱ぐときまで騒ぐな」



 仲良く裸になったので、そのまま風呂場に引っ張り込む。






「うわっ、ここがお風呂場!? 私の部屋より大きい…」



 さすがホテルの風呂場である。やたら広い。


 哀しいことに自分が住んでいる部屋よりも大きい。突然、お金持ちが憎くなった。



「格差社会って間違っていると思いません?」


「くだらんことを言うな。この負け犬が!!」


「容赦なく心を抉られた!!」


「そこに立て。お前の汚れを全部洗ってやる」


「先生、もしかして……私のことを……慰めて……」


「この生乳モンスターが! たっぷり揉んでやるからな! ぐへへ!!」


「絶対に違う! ただの欲望だ!!」



(うーん、こうして見ると…乳に関してはマキさんと互角だな。大きさは負けるが、形と柔らかさでは相当なものだ。姉ちゃんには負けるけどな)



 乳の部分は十分合格点をあげたい。だが、やはり磨かれていない原石である。まだまだ粗さが目立つ。


 だが、だからこそアンシュラオンの興味をそそるのだろう。今のシャイナは、まさに拾われたばかりの野良犬と同じだからだ。


 それを自分が洗って磨こうと思うのは自然な欲求だろう。一説では欲望ともいうが。



 まずはボディソープをたっぷりと手につけ―――胸を掴む。



「ぎゃっーーー! 胸がーーー!」


「お前な、仮にも乙女を自称するやつが、なんだその発言は。もっといじらしい言葉は出せないのか」


「だ、だって! こんな思いきり掴まれるなんて初めてで…」


「うむ、初めてという言葉はいいな。お前の心はどっぷり汚れているが、身体までは汚れきっていない。そこが一番の評価ポイントだ」


「私の長所って、そんなところしかないんですか!?」


「それが一番いいところだ。ほら、洗うぞ。むにむにっ、むにむにっ!」


「あおっ! ほぐううっ!!! うぃっひーーーー!」


「おい、なんだその声は。もっと艶っぽい声を出せ。生まれて初めて聞いたぞ、そんな声」


「だ、だってぇえ!! うううっ!! うひいいいいい!!」


「感度がいいのか悪いのかわからんやつめ…」



 シャイナの生乳を揉みまくる。


 そこは長年マッサージをやっているアンシュラオンである。一流の指使いによって、シャイナにも強い快感を与えていく。


 そんなシャイナの目に、裸になっているアンシュラオンの姿が目に入る。



(あっ、裸…見ちゃった。髪の毛が水に濡れて…綺麗。肌も真っ白。本当にホワイトなのね。あれだけ好き勝手やっているのに、どうしてこんなに白いのかしら…)



 アンシュラオンは白い。


 さきほどまでリンダを追い詰めていた時は悪魔のような姿だったが、それでも白さは変わらない。



(あんなに簡単に病気や怪我を治せるんですもの。この人にとっては…人間なんて小さな存在なのかもしれない。先生って…本当に……何なんだろう…)



「なんだ?」


「いや、あの……肌が白いなぁ…って」


「チ〇ポも白いぞ」


「ぎゃっーーー! なんで出すんですか!!」



 突然のセクハラ。



「裸になっているんだ。しょうがないだろう」


「そ、そうですけど…! 少しは隠してくださいよ!」


「そう言われると反抗したくなる。伸びろ、如意棒!」


「ひゃっ! 当たってる! 何か当たってる!!」


「馬鹿者。当てたのだ!」


「なんで自慢げに言うんですか!!」



 アンシュラオンの如意棒は、見事に大きくなっている。


 武人は肉体の力を引き出して戦うので、熟練すればあらゆる肉体機能を操作できるようになる。こうして血流を操作して棒を伸ばすことも容易だ。


 その自分のイチモツを見て、ふと気がつく。



(ん? そういえばオレ…久しく【出していない】かもしれない。姉ちゃんとやった以来か)



 すっかり忘れていたが、出したのは姉とした時以来である。


 デアンカ・ギースとガンプドルフとの戦いによって闘争本能を満たし、サナを手に入れた満足感とお世話に夢中で、そういうことはまったく忘れていたのだ。



(歳を取ると、そこまで出すことにこだわらなくなるんだよな。心の満足感のほうが大事になる)



 若い頃は自分のことばかり考えて、出すことに集中してしまうものだ。若気の至りである。


 が、身体が若いが心はおじいちゃんのアンシュラオンにとっては、充足感や満足感のほうが大事だ。


 さきほどリンダを支配した時にもゾクゾクしたし、十分欲求は満たされているといえる。


 だが、心配だ。



(ちゃんと出るのか? 大丈夫なのか? 大丈夫だとは知っていても…この身体になって、こんなに長く出さなかったことはない。考えれば考えるほど心配だ! やばいぞ! 大丈夫なのか!!)



「しゃ、シャイナ!! 手を出せ!!」


「へ?」


「お手だ! お手をしろ!! 手の平は上に向けてな!」


「お、お手? こ、こうですか?」



 シャイナが手の平を出す。



 そこに―――発射。



「あっ、出た」


「え?」



 それは「出た」というレベルを超えている。擬音で言えばこうだ。



 ドビューーーーードクドクドクドクドクドクッ!!


 ドクンドクンドクンッ ドクンドクンドクンッ


 ドクンドクンドクンッ ドクンドクンドクンッ


 ドローーーー ドバドバドバッ ドロドロドローー



 シャイナの手から溢れかえるほどの量が出ている。さっきのボディソープの数倍以上の量だ。さすがの精力である。



「え? これ? え?」


「ふー、普通に出てよかったよ」


「これ…なん…ですか?」


「うん、白くどろっとしたもの」


「白くどろっと……白くどろ……っ!?」




 最初、それが何かがわからなかったシャイナが―――理解。




「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」


「いやー、すまんすまん。こんなに出るとは。じゃあ、ついでにこれも塗ってやろう」


「ひゃっーー!! 汚されるーーー!」


「何を言っている。真っ黒なお前を白くしてやろうというのだ。ありがとうと言え!」


「それはおかしいでしょう! って、黒姫ちゃん!? そこはっ! あはっ!」


「…ぐにぐに。ぐにぐに」



 気がつけば、サナも一生懸命洗おうとしている。いつ脱いだのか、彼女も裸になっていた。


 そのサナは、シャイナの尻をがっつり掴んで洗っている。


 兄の姿を真似してか、まったく遠慮せずぐにぐにと力を入れて捏ねている。



「おっ、サナが自分から服を脱ぐなんて初めてかもしれないな。すごいぞ、サナ!」


「…こくり。ずぶっ」


「あひっ! 入った!」



 サナの指がうっかり後ろの穴に入る。ボディソープでぬるぬるなので、つるっと入ってしまった。


 だが、さすがサナである。そんなことも気にせず洗い続けている。


 その姿は、犬を洗っている飼い主の光景。サナにもシャイナが犬に見えている可能性がある。


 しかし、乙女が『入った!』とかいう発言である。まったく色気がない。



「うーん、ゴールデン・シャイーナ」


「…? なんですか、それ?」


「オレの国にさ、ゴールデン・レトリーバーという犬がいるんだ。黄金の毛並みの犬なんだが、お前の髪の毛も金色だろう?」


「そうですね」


「だから、ゴールデン・シャイーナだ」


「…??? どういう意味ですか?」


「犬種名だ。どうだ、いいだろう? 最初、ゴールデン・シャイナーと迷ったが、それだと必殺技やヒーロー物っぽくなるんで、こっちがいいと思ったんだ」



 「くらえ! ゴールデン・シャイナー」「変身! ゴールデン・シャイナー!」というのを想像してしまい、最終的にゴールデン・シャイーナに落ち着いた。


 だが当然、シャイナには何のことか理解できないようだ。


 そうして呆然としている間も洗浄は進む。



「あっ! そ、そこは駄目ええ!」


「遠慮するな。気持ちよくなれば、いろいろとすっきりするもんだ」



 アンシュラオンが股間に手を引っ付け、必殺の命気振動で敏感なところを刺激。



 ブルブルブルブルッ ブルブルブルブルッ

 ブルブルブルブルッ ブルブルブルブルッ

 ブルブルブルブルッ ブルブルブルブルッ



 その動きこそ、まさにゴールデンフィンガーである。


 シャイナの脳が、一瞬で快楽のことしか考えられなくなる。



「あっ、あっ!! ほんとに駄目!! あっ! こ、こんなの! こんなの、初めてだからぁあああ! あはあ!!」



 ガクガクと痙攣して―――達する。


 しかし、こんなものでは終わらない。



「うーん、まだまだ臭いが取れんな。負け犬の性根と粉の臭いが染み付いているんだ。サナ、次は湯船で徹底的に洗うぞ」


「…こくり、ぎゅっ」



 サナが拳を握って意思表示。やる気満々だ。


 シャイナのことになるとやる気を見せるので、彼女も犬が欲しかったのかもしれない。



(子供はペットと一緒に育てたほうが情操教育にもよいというからな。その意味ではゴールデン・シャイーナは役立つな。ワンワンうるさいが、サナのためならば飼ってもいいかな)



 そんなことを思われているとも知らず、その後シャイナは五回洗われた。


 そのたびにイカされるので、最後のほうはぐったりしていたものだ。



 しかし―――すっきりもした。



(ああ…なんかすべてが…馬鹿らしくなっちゃったなぁ。先生と一緒にいると……真面目に生きるのが…馬鹿らしいわ)



「シャイナ、喉が渇いただろう。これを飲め」


「あっ、どうも。…先生、優しいときもあるんですね。ごくごく、あっ、美味しい」


「そうか。よかった」


「これ、何ですか?」


「うん、この湯船にも使っている命気水だが…お前用に特別にブレンドしたものだ」


「ブレンド? 何をですか?」


「うん、これ」



 白くどろっとしたものを出す。



「え? それ…え? これに…入って…え?」


「特別サービスだ。たっぷり飲んでおけ。お前の中も洗浄できるぞ」



 シャイナが今飲んだ水には、そこそこ入れておいた。


 発射する時に糖分を多めに入れておいたので甘い。まあ、カルピスみたいなものである。



「ううっ…ううっ……うううっ!!」


「どうした? そんなに嬉しいか? じゃあ、もっと入れてやろう。どろどろ」


「ううううううっ!!」





「先生の馬鹿ぁああああああああ! 変態ぃいいいい! 飲んじゃったじゃないですかぁあああああああああああああ!!!」





「馬鹿だな。飲ませたんだ。ニヤニヤ、美味しかったか?」


「うえーーーーん、身体の中まで汚されたーーー!!」




 ともあれゴールデン・シャイーナは、真っ白に洗浄完了である。




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