第148話 何かしら付いてきました? (79)

 だから何度も述べるけれど。『ブルブル』と頭を振った……。怖いから……。


 でもね、本当に空を浮くような、女神様のような女性は、うちのフレイヤちゃんぐらいしか記憶にないし、俺にはそんな知り合いなどいなよ?


 だから「フレイヤ! 向こうは俺を読んでこいと述べてるみたいだけど。良く考えてみろ? 俺は元々日本人だから空を飛ぶような女は、フレイヤぐらいしか知らんよ? ……だからお前の知り合いの女神ではないのか?」と、逆に尋ねたんだよ。


 だってさ、皆もそう思うだろう?


 元々普通の人であった俺が、空を飛んで浮く事が可能な女神様のような女性など知らないからね?


 まあ、そういう訳だからうちのカミさんに述べたよ。本当に知らないから。


「えっ? う~ん……そう言われてみたら確かに……あなたは前世の記憶が完全に、まだ戻っていないから、確かにアースガルズや他の天界に住む女神を知らないし、覚えてもいないですよね……」


 うちのカミさん腕を組み、顎に手を当てながら考え始めたよ。


『う~ん! う~ん!』と、いった感じでね。


 だから俺は述べたんだよ。考える人仕様になっているうちのカミに。


「う~ん、フレイヤ?」


「……ん? 何ですかあなた?」


「取りあえずは、行ってみょうよ! でないと、誰なのか解らないからね?」


 と、俺は考えている、うちのカミさんに述べたら。


「そうですね……」と、まだ悩んだような声を漏らす

 家のカミさんの手を引き扉を開いて部屋を出たよ。

 空に浮かんでいる女性が『誰なのか?』を確認する為にね。



 ◇◇◇◇◇

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