第136話 何かしら付いてきました? (67)

 まあ、こん感じでね、思い出したくも無い暗い過去を走馬灯のように脳裏に浮かべ、気が落ち込みそうな "わらわ" ですが、先程も述べたように。うちの主人の純粋無拓な笑顔を見ると、"わらわ" の心が本当に救われるのですよ。


 と、いう事ですから、みなさまごめんなさい……家の主人を許す事にしますね。だから "わらわ" は、「ふぅ……もう、あなたは……今回だけですよ……」と、溜息交じりで答えました。すると主人は相変わらずの、純粋無拓なニコニコ、ニコちゃんで、"わらわ" に「あああ、解っているよ、フレイヤ……ほら早く、こちらにおいで……」と、自分自身の横を『ポンポン』と、叩きながら、わらわに横に来いと誘います…… 一体何をするつもりなのでしょうか? (キャ♪)

 と、密かに『ドキドキ、ワクワク』と、喜んでいると──「フレイヤ様も早くこちらに……」と、お蝶まで "わらわ" を呼んでいます……だから何かしら余計な者まで付いてきましたが。また新たな家族? わらわにも出来たようですね。


 という事ですから、家族が呼ぶので "わらわ" は、大好きな夫の横向かおうと思いますよ。大変に良い事もありそうですから(♪)


 ではではみなさん、ここらでおさらばです、また機会があればゆるりとお話しをしましょうね。ではさようなら……



 ◇◇◇◇◇

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