第753話 織田信長と電子辞書と宇宙
未来は面白い物よなぁ。
常陸がくれた、この電子辞書は大変面白い。
儂達が住む地球は、宇宙ではちっぽけな星でしかないことが書いてあるのには驚いた。
しかも、宇宙は元々は『無』、それがビッグバンなどという爆発で誕生し、拡がり続けているという。
そして、すべてを飲み込むブラックホールなど理解しがたい物がある。
宇宙の真理、知りたい物だ。
それにしても未来人は月に行くのか?
儂も行けないものかの~
月から地球を見てみたい物だ。
ん?確か、常陸の側室が天才科学者だとか言っていなかったか?
作らせられないか?
と、磯原佳代を呼び出し
「月には行けないか?」
と、聞くと
「信長様、無理すぎます。ロケットすらないのに有人ロケットなどという物は長い年月を必要とします」
うむ、ロケットを調べる。
地球の重力を逆らうだけの推進力が必要な乗り物・・・・・・。
乗るのは無理か?だが、このロケットだけでも見てみたい。
「磯原佳代、ロケットの製造を命じる」
「・・・・・・小型で良いのなら」
「よいよい、今の技術で作れる物で良い。実物を見せてくれ」
電子辞書、これは余生をのんびりと過ごそうとしていた儂の好奇心を再び湧き上がらせる物。
新たな夢を持たせてくれる物だ。
常陸を拾って本当に良かった。
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