第633話 サルデ-ニャ島攻略戦・その1

 マリョルカ島の攻略戦に引き続き、サルデ-ニャ攻めを決行した。


サルデ-ニャ島は大きく一周を艦砲射撃で無力化は困難なため、北西のサッサリと南東のカリャリと書かれた御大将の地図を手がかりに二手に分かれて攻めることとする。


北西のサッサリを我々真田が、南東を柳生殿に攻め込んで貰う大将になって貰う。


サッサリとカリャリは城塞化した港となっている。


それを艦砲射撃で無力化したのちに攻め込もうとすると、


「殿、先に潜入させていただけませんか?」


と、猿飛佐助が言ってきた。


「艦砲射撃で無力化したのちに攻め無のが一番の安全策、それより先に潜入するというのか?」


「はい、敵の港に泊まっている船を調べとうございます。艦砲射撃で攻撃すれば、負けを悟った時点でまた自爆をされてしまえば、ほしい情報が引き出せません」


「・・・・・・御大将が欲しい敵の船の情報を欲しているのはわかっているが、命をその代償としてまで求めていない。だから、安全策で攻め込みたい」


「大丈夫です。ヘマはしません。それにこのまま謎の敵船のままなら今後の戦いでこちら側に被害が出るかもしれません。ですので、今、全貌を」


「一理ある。しかしこれから火の海になる港だぞ」


「いや、むしろ闇に紛れて忍び衆だけで占領してしまうのはいかがでしょうか?」


・・・・・・そのまま城塞を手に入れるとは魅力的な考え、艦砲射撃で無慮化した後だと使い物にするために修繕が必要。


この島、サルデ-ニャ島は敵国の近く、すぐに使えるようにしたい。となれば・・・・・・。


「よし、柳生殿にド派手にカリャリ港を攻めて貰う、その混乱に猿飛佐助、夜忍び込め」


「はっ、お任せください」


「兎にも角にも命を大切に行動せよ。潜入から二晩後に艦砲射撃を実施する」


「しかと承知いたしました」


猿飛佐助は50人の選りすぐりの忍び衆を選び霧隠才蔵とともに、柳生宗矩が西南をド派手に攻め込み混乱が生じているサルデ-ニャ島の夜に上陸した。

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