そういうことか

 只今精神科から帰還致しました。で、電車を待つ間にちょっと大きめの本屋さんに立ち寄ったんですよ。のこのこと。電車の時間が近づいたのでその場を後にしたわけですが。


 ――悔しい。


 ああ、そういうことか。今のところ書けずにいる理由、胸の中に距離する不快感、それはこの一言に集約されていたのか。


 今まで生きてきて、『悔しい』っていう感情を持ったことってなかった、否、持つことから逃げていたという事実が露呈しましたね。

 そうかそうか、そういうことだったのか。ブライトさんにぶん殴られた気分。


 だって『悔しい』って嫌じゃないですか。もしかしたら可能だったかも? なんて思ってしまうので。だから『悔しい』っていう感情を押し殺して、否、回避して生きてきたんですよね。


 でも、どうやらこの歳になって、ようやく立ち向かうべき時が来た模様です。

 ま、計画に変更はありませんがね。読もう読もう。

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