Works:184~夕暮れ時~
駅からの帰り道
夕暮れ空の下
一人坂を上って歩く
いつも繰り返している光景
坂の途中で立ち止まる
知らず涙が一滴零れた
あれ
おかしいな
私なんで泣いているんだろう?
問いかけても答えてくれる人はいなくて
野良猫がこちらを一瞥して去っていく
そんな時に頭から離れなくなる疑問
私ここにいていいの?
ぐるぐるぐるぐる
はっとして思わず駆け出した
夕日も道行く人たちも私を笑ってる
そんな妄想ばかりが頭をよぎって
走り続けた
鍵を開けて飛び込んだ家の中
部屋のドアにかけたボードが目に入る
おかえりなさい
君は君の好きなようにしたらいい
見覚えのない文字で
そんな言葉が並んでいた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます