九十八 この味ならどれ?
朝からトランプをしている。ポーカーを四人で遊んでいる。お母様は、用事があっていないので、お姉様は達と遊んでいる。マールムお姉様が、一番に勝っていて。僕は、三位だったりする。
「フルハウスです」と僕が言うと。
「ストレート」とカメッリアお姉様が言って。
「ブタだね」とロートゥスお姉様が言うが……。
「一のフォーカードだね」とマールムお姉様言う。
「マールム強すぎ」
「マールムやりすぎ」
「マールムお姉様運良すぎ」
「皆弱いね」
「お母様がいないから私が勝ちぱなしだね」
「あ、そろそろ作りたいのがあるので抜けます」
「フルグルお菓子作るだっけ?」
「そうですね」
「今日は、シュークリーム作ろうと思ってます」
「勝負に勝つと一個多いいとかあるの?」
「数結構作るので、そんな事しなくても大丈夫ですよ」
「それだと燃えないよ!」
「もし、マールムお姉様がこのまま勝ち続けたらドーナツをつけましょう」
「負けたらカメッリアお姉様とロートゥスお姉様の物になりますけど良いですか?」
「それいい」
「私も頑張る」
「その勝負のった」
「でわ。頑張って下さい」
僕は、その場から離れて調理場へと向かう。シュークリームを作りに行く為に、その場から離れるのだった。
「フルグルも居ないし負けないよ」
「マールムには、絶対勝つよ」
「二人には、負けないもん」
「「「ドーナツは、貰った」」」
そんな掛け声が、廊下まで聞こえてきた。さてとドライフルーツを使って色々味作るかな? そう言って、収納ボックスから取り出していく。
パイナップル、苺、蜜柑、マンゴー、林檎、葡萄を粉にして、各それぞれを生クリームに、混ぜていき味を調える。これで、フルーツ味が出来るはず。それを魔法を使って氷の中で、しっかりと冷やしていく。他にも生クリーム、チョコレートクリームを作って冷やして行く。
ホットケーキミックスをボックスから出して、卵、砂糖を入れてかき混ぜていき。ホイップで、シュークリームの形を作って、オーブンで焼き上げる。
シューが出来た事を確認したら別のホイップで、各生クリームを生地の中に入れていく。入れ終った物から収納ボックスの冷蔵庫に、順に冷やしていき。ドーナツを作る為に、粉、卵、砂糖を入れてこねて、形を作り、油でカラッと揚げていく。二度あげしたら机の上に置いて、余計な油を落としてからデコレーションしていく。チョコ、餡子、生クリームの三種類が完成した。
さて様子を見に言ってみますかと言って、皆が遊んでいる所へと向かってみると大きな声が聴こえてくる。
「まさか同点になると思わなかったよ」
「このまま続けるの?」
「皆同時だとマールム負けなのかな?」
「負けじゃなくて同点でもいいですよ」
「ドーナツも結構作ってるので、良かったです」
そして、この後……皆で楽しくティーパーティーをシュークリームとドーナツを四人で楽しく食べる。その時に、あの後どうやって勝ったのかの話を聞いて納得するのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます