（原文：第12章３）

３　その日になると、家を守る者は震え、力ある人はかがみ、ひきこなす女は少ないために休み、窓からのぞく者の目はかすみ、

この文は、老後の実態を、家に例えて、表現している。

家を守る者は震えは、両手と両足の機能が衰えること。

力ある人はかがみは、まっすぐに伸びていた腰が曲がること。

ひきこなす女が少ないは、粉ひき女が減るの意味ではなく、歯が弱くなるということ。

窓からのぞく者の目はかすみは、視力が衰えるということ。

これも、その歳まで生きながらえれば、避けられない真実。

自然の摂理と言えば、その通り。

わが日本は、超高齢化社会を迎えようとしている。

そして、生まれてくる子供は、残念ながら減少傾向。

つまり、新陳代謝に欠ける国。

このまま進めば、日本という国も、その寿命を終えるのだろうか。

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