第143話光は快いものである。~

(原文:第11章7、8)

7 光は快いものである。目に太陽を見るのは楽しいことである。

8   人が多くの年、生きながらえ、そのすべてにおいて自分を楽しませても、暗い 日の多くあるべきことを忘れてはならない。すべて、きたらんとする事は皆空である。


太陽の光の下、存分に人生を楽しむ。

それはそれで、素晴らしいことである。

しかし、人生は、そんなことばかりではない。

暗く辛い日も多いのが現実。

そして、この先も、さっぱり予想がついていないということも、また事実。


人は快楽のみでもなく、苦しみも十二分にある。

また、今はともかく、未来は予想がつかない。


これも、人間の一生に関わる誰しもが感じている真実の一つなのだと思う。

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