第58話わたしは日の下に悲しむべき悪のあるのを見た。~

(原文:第5章13、14)

13 わたしは日の下に悲しむべき悪のあるのを見た。すなわち、富はこれをたくわ えるその持ち主に害を及ぼすことである。

14  またその富は不幸な出来事によってうせ行くことである。それで、その人が子 をもうけても、彼の手には何も残らない。



莫大な財産を持っていても、その財産があるが故に、その持ち主に危害を加えることがある。

その財産をつけ狙う者が強盗を働く、あるいは投資した金が戻らないなどで、財産が無に帰してしまう場合等と思う。

そのため、その財産家には、何も残らず、もちろん、子孫に残すものは、何もない。


強盗は、財産を持つ人を狙う。

これも、財産を持つことによる悲劇である。

今までの苦労は無に帰し、今後の不安ばかりが迫ってくる。




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