第125話 大成、再び罰ゲーム(?)でデートする①~追跡だあ!~
そんなこんなで今日は土曜日。
いよいよ
昨夜までの状況を見る限りでは、
でも、何故か俺が朝ご飯を食べようとしたら、楓も緑もご飯を食べ終えたどころか既に出掛けていた。まあ、俺自身も普段よりも1時間以上遅い時間に食べてるのだから、楓と緑が出掛けたとしても不思議ではなかった。
俺は朝ご飯を食べ終えると早速着替えた。2週間前、
ただし、石狩さんの要望で俺は普段とは別のスニーカーを履いている。
「行ってきまーす」
俺は9時頃に家を出た。
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「家を出たよ!」
「りょーかい」
「追跡開始だあ!」
「ちょっと待って、
「まだ連絡が無いよお」
「待ってても埒が明かないから追跡だあ!」
「ちょ、ちょっとー、
「まだだ!あ、ちょ、ちょっと待ったあ!出てきたぞ」
「こっちも追跡開始ね」
「どっちへ向かうつもりだ?」
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俺はあの時、罰ゲームとはいえデートだから石狩さんに「それなら家まで迎えに行きますか?」と冗談半分に行ったけど、さすがの石狩さんも顔を真っ赤にして「えー、さすがにそれは勘弁してくれよお」と言って拒否した。でも、どこで待ち合わせるかはメールで連絡する事になった。俺は半ばヤケクソだったから学校の正門前だろうが
だけど、昨夜、石狩さんからのメールに書かれていた待ち合わせ場所はオーソドックスなところだった。メールには「都合が悪いようなら別の場所に変えてもいいよ」と書かれてたけど、俺は「そこでいいよ」としか返信しなかった。ようするに『どーでもいいや』くらいにしか考えてなかった。ホントに昨日はテンションが低かったからだ。
今日は昨日ほどテンションが低い訳ではないが・・・それでも普段の俺を10とするなら4か5といったところだ。昨日は2くらいだったから多少はマシかな。
自転車でそこまで行っても良かったのだが・・・あそこは止めておく場所を探すのにも一苦労するから探す時間が勿体ない。下手をすると探す時間の方が長くなるから、それなら歩いていった方が無難だ。
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「あれ?こっちに行ったという事は・・・」
「えー!
「という事は新千歳空港は消えた!最初の賭けはあたしの一人勝ちだあ」
「私ならさあ、ネコえもんとハローキャットちゃんで決まりなのになあ」
「自分の希望を言ってどうするのよお」
「そうだそうだ!」
「ちょ、ちょっとー、駒里君の向かってる先も同じってメールが来たわよ」
「マジかよ!?まさか一緒に行くつもりかあ!?」
「まだ決まった訳じゃあないわよ。わざと時間をずらして乗るつもりかもね」
「どちらにせよ、気付かれずに尾行あるのみ!」
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