episode6-3 出会い頭の一閃

 照明が付けられていない部屋、その中心に青白く発光する人型の姿があった。ぼやけた身体であったが、それが黒い服で統一した男だということは分かる。

 その黒ずくめの男の前には、ふてぶてしく椅子に座る青い着物を身に着けた女がいた。

「いやあ、随分と遅かったじゃないか?【水龍】?」

「ふん」

「なんだい、その態度は。本当に大丈夫なのかなあ。私らは“国”で起きた暴動の対応で手一杯なんだから、キミと【疾風】がそっちで頑張ってくれないと困るんだけどなあ? せっかく私の忠実な下僕の【疾風】を貸してあげているんだからさあ」

 黒ずくめの男は両手を上げる仕草をする。

 青い着物の女の眉間にさらにしわが寄り、加えて舌打ちを行った。

「……分かっておるわ。ただ妾は貴様が嫌いなだけだ。二人っきりで話していると妾の玉の肌が荒れそうじゃ。すとれすで寿命が有限になりそうじゃ」

「…………そこまで言う?」

「そもそも出身地不明、正確な種族すらも不明、そんな新参者の貴様が【六柱】の指導者気取りなのも気に食わん。本来であれば、その場所は新たなる“王”である我が番の場所のはずなのだがな」

「【雷龍】はもういないじゃないか。それに、【雷龍】はキミの番じゃな」

「は? 殺すぞ」

「物騒だなあ、まあいいさ。キミのしていることは、巡り巡って大事な大事な【雷龍】の弔い合戦に繋がるんだからさ。だから頑張ってくれよ」

 普段からおどけた様子を崩さない、黒ずくめの男の青い瞳が底光りした。それは何モノをも見透かす異形の瞳に宿る、憎しみの炎の輝き。



 断じて許すものか! ――

 この恨み、いつの日か必ず貴様の死を以って晴らさせてもらう! ――

 たとえ、この身が朽ち果てようと、どれだけ醜い姿に変貌しようと、必ず! ――

 アリシア、クローリア、私はどれだけの年月が掛かろうと必ずお前たちの下へ……――

 気性の荒い海流の中、背中の傷口に奔る激痛に歯を食いしばりながら、黒き肉体を持つ異形は復讐の炎を燃やしていた。しかし、異形の願いと裏腹に、傷口からとめどなく染み出る赤い血とともに、その意識は深い闇へと落ちていく。そこへ、

「……痛い、痛い。死にたく、ない」

 子どもの声だ、何処からだ? ――

 それは異形の娘と同じくらいの年若い男の子の声だった。

 海水が口や鼻、さらには肺へ浸入したのか、子どもの声は非常に苦しそうだった。この荒波の中では、恐らく助からないだろう。荒波に流されるまま、異形と少年の距離は縮まっていく。

「痛い……痛い……」

 声を出そうにも、異形は声を出すことが出来ない。力を行使して少年を助けることも。

 いや待て、私は何を願った? 何を果たさねばならない? そうだ、私にこのまま死ぬという選択肢などない。そうだ。私は――

 異形は残る力を振り絞り、最後の手段を行使し始める。

 それが終わるまで、異形の眼には少年が持つ、血に汚れた一輪の水仙が映っていた。



「うわああああああああああああああああああああああああ!!」

 目覚めた隆一は絶叫を上げながら、布団を勢いよく蹴飛ばす。

 そこは朝陽が差し込む自身の部屋だった。時計はまだ鳴っていない。

「え? 大丈夫ですか!」

 部屋が比較的に近い椿姫が慌てた様子で、部屋の扉を開けて中に入ってくる。

 寝起きで頭が回っていなかった隆一も、椿姫の姿を見て一気に頭が冴え渡る。

「ああ、大丈夫大丈夫! ちょっと夢見てただけだからさ」

「夢、ですか?」

「ああ、うん……」

「叫びだすだなんて、随分と怖い夢を見てたんですね」

「海で溺れる夢だったんだけど、すげえ怖かったわー」

 けらけらと笑う隆一に対し、椿姫はかっと目を見開いて隆一に詰め寄った。

「海で溺れる夢!? 兄さん、それって昔の記憶だったりしませんか!?」

「よく覚えているわけじゃあないけど、そうだったらいいよなあ」

「そうですか……そう、一歩前進ですね!」

 椿姫はまるで自分自身のことのように喜び、微笑んでいる。

 その雰囲気に置いてけぼりを食らった隆一は、ぽかんと口を開ける。その僅か後に、嬉しそうな妹の姿を見て自身も笑顔を浮かべた。

 …………。

「あの、そろそろ着替えたいんだけど」

「ああ、すいません! では、これで……」

 隆一の言葉に狼狽えた椿姫がそそくさと扉へと走る。しかし、少女は扉を潜って廊下に出ても、しばらくの間、扉を閉めずに突っ立っていた。

「ん? どうした?」

「ああいえ、特に何か言いたいわけじゃあなくって……。っとまあ……うん。私、今日も任務なので、もう行きます。じゃあ……」

 椿姫はもごもごと口を動かしながら、心の内を上手く表現する言葉を探していたが、何処か表情に翳りを見せ、そのまま部屋を後にして、玄関の方へと歩いていく。

「椿姫!」

 その様子から、椿姫の心境にただならぬものを感じた隆一は、慌てて部屋を出て、重い何かを背負った妹へ声を飛ばす。

「ああ、その……何ていうか、そう、行ってらっしゃい! ああと、危なくなったら連絡しろよな、絶対。俺、すぐに飛んでくから」

「……ええ! 行ってきます!」

 玄関への歩みを止め、椿姫が振り返って返答する。

 その顔は晴れ渡る空のように、曇り一つなく輝いていた。



 時は過ぎ、青空の下で僅かな人々が街を往来していた。

 朝食を済ませた隆一は、父から渡された、師匠なる人物の名前と住所が載ったメモを見ながら滝山市内を歩いていた。

「もう、随分歩いているというのに、全然着かないじゃないか」

 父曰く、昔と家は変わっていないという話だったが、何処を見渡しても民家ばかりで、同じところを延々と廻っているような気さえしてくる。とはいえ、周囲の看板とメモに書かれた目印が一致しているところを見ると、進んでいるらしいのだが、実感というものは全くなく、ただただ精神がすり減っていく。

「あーあ。やっぱ父さんについてきてもらった方が良かったかなあ」

 そんな隆一の目に赤い自販機が目に留まる。

「あー」

 あー喉が渇いたなあ――――という言葉がついつい出そうになる隆一。しかし、彼は口を抑えてまでこれを止めた。この言葉を言うとあの青い着物の女に遭遇するような気がしたからだ。

 ここまで毛嫌いする理由も隆一にはない。このような扱いをすることは失礼にあたるということも重々承知している。だが、あの女性に出会えば、なんやかんやで時間を浪費するということは火を見るよりも明らかであるため、なるべくなら出会いたくないのだ。

「つーか、師匠の名前、カザキリヒロミって、女かなあ? でも男でヒロミもいるしなあ。あーでも、父さんは父親のように懐いてたって言ってたから、男だな、うん。てか歳も書いてねえし。……聞かなかった俺が全面的に悪いけど。今からでも、父さん電話……するわけにも行かないか。仕事だろうし。母さんは園芸の真っ最中、だったよなあ」

 学生にとっては休日でも、大人はそうではないのだ。嗚呼、なんと悲しきことか。

 そうして、しばらく歩いた時、隆一は二つに枝分かれした山道の前に着いた。この山を登っていったところに、“師匠”の道場兼家があるという話だった。

「って、充電切れてる……これどっちにいけば、良いんだよ」

 メモを見るが、特にそれらしい記述はない。

 頼みの綱の携帯も力尽き、物言わぬ四角い塊になっている。

「はあ、虱潰しに探すか。体力は有り余ってるしなあ……」

 そう言って、隆一が足を止めてため息を付いたところへ、

「隆一? 隆一じゃあないか!? っせりゃあ!」

「へ? うおっ!」

 背後から隆一よりも十歳ばかり上の女性の声が聞こえてくる。それと同時に風切り音も。

 隆一は横に飛ぶと、地面を蹴る。そして空中で姿勢を翻し、着地とともに体勢を整えた。

隆一の視界に、背後にいた人物と思しき女性が竹刀を振り下ろした状態で立っているのが映る、彼女は目を丸くしながら口をぽかんと開けていた。

「……忍者?」

「違います」

 偶然か、それとも必然か、いずれにせよ、これが師匠との“初めての”出会いであった。



 そして時は流れ、

「えっ師匠って女性だったんですか!?」

「は?」

「ひっ」

 隆一は背後から突如として襲ってきた女性と食卓を挟んでお茶を飲んでいた。

 メモにあった通り、彼女の名前は風切宏実。年齢について詳しいことは分からないが、恐らくは三〇過ぎ、若く見積もっても二〇代後半であろう。現在は伸び切った白いTシャツにジーパンというラフな格好をしている。

「いやあ、あのほら、僕記憶喪失なんですよ! だからーあのーその、ね!」

「なんか釈然としないけど、まあいいか! それにしても、確かにアンタ変わったねえ。曲芸師かってくらい運動神経良くなってる。その上、一丁前に敬語なんか使ってやがる」

「あはは、はは、成長期ってやつですかねえ! ところで、師匠はどこを回ってたんですか? 海外を巡って修行をしていらっしゃってたんですよね」

「ああ! タイやベトナムの周辺国でねー。でもまあ、そこら辺はどうでもいいのよ。アタシはアンタの話を聞きたいのよ。アンタだって、アタシの為人なんて大体解ったでしょう? 父の後を継いだ、若き風切流道場の師範代。これで十分でしょ」

 ん? ――――隆一は若干の疑問を覚えるが、何も言わず、風切の話を待つ。

「それにしても、記憶が失われているとは思えないくらいに明るいわね。アンタ、本当に記憶を失っているの?」

 そう言って、風切は腑に落ちないといった顔を浮かべながら、皿に出されていた菜園のキュウリを一齧りする。耳障りの良い、砕ける音が和室に響く。それは夏の蒸し暑さが押し寄せているこの部屋に置いて、清涼な雰囲気を導き出す一助となった。

 隆一は出された麦茶を啜った後、苦笑いを浮かべながら風切の疑問に答える。

「全然ないですよ、“事故”に遭う以前のことは、本当に、何も。それでもまあ、もう大体五年くらいは経っているんで日常生活には支障ないんですよ」

「へえ、なんか見ない間に大人になった感じがするわ。……訂正、アンタ老けたわね」

「風切さん! 俺まだ一〇代なんですけど!」

 三〇過ぎに言われたくねえんだけど! ――――隆一は心の底で悪態をつくが、それを顔には出さない。汗が頬を伝う。これは暑さによるものか、本音を隠すという緊張からくるものなのか、判別は出来ない。

「は? 何ぃ若い自慢? アタシだって二〇代なんだけど!」

「え?」

「は? なんか文句あるぅ? 視線が三〇代に向けるモノだったんですけどぉ! あと彼氏くらいいたことあるんですけど! 今フリーなだけで、今まで三人くらいいたんですけど! 貴様のようなクソ童貞如きにとやかく言われる筋合いなんてないんですけどぉ!」

「唐突に何なんですか……僕何も言ってないんですけど」

「お黙りなさい! ていうか、大体アンタ…………」

 地雷踏んじまったなあ――――

 何かに憑りつかれたように、聞いてもいないことをべらべらと話し始める風切。

 隆一は彼女へ尋常でない恐怖を感じると同時に、一抹の悲しみと同情を覚えるのだった。



「あの、いきなり何なんですこれ?」

 そう言った隆一は道着を着用しており、片手で竹刀を握っている。

 そして、この場は山から降ってすぐの場所に建てられた道場である。

「いきなりも何もないわ、手合わせ」

「手合わせって! いやいや、あまりにも唐突ですよ! 風切さ」

 風切が隆一の顔の前に片腕を突き出すと、人差し指をメトロノームのように左右に振りながら、舌打ちを何度もする。

 一瞬の出来事に、隆一は蛇に睨まれた蛙さながらに固まり、風切の言葉に耳を傾ける。

「師匠よ、師匠。この場でのアタシはアンタの師匠。解った?」

「……はい、師匠」

「ん、よろしい。じゃあ構えなさい。“剣を扱う者は剣によって人を知る”。アタシの父の言葉よ。今のアンタがどんな人間なのか、それ確かめるならこれが一番早いわ。行くわよ!」

「……!」

 隆一は構えたまま動かない。相手の動きに合わせてカウンターを決める、これは魔人の姿になっている時と変わらない、隆一の基本スタイルだ。

 始めは動かなかった風切も、隆一の思惑を感じ取った瞬間、すぐさま打ち込んできた。

 床板を強く蹴りこむ風切。隆一との距離を詰めると竹刀を、その頭部へ振り下ろす。

「せあぁ!」

「……!」

 振り下ろされる竹刀に対し、隆一も手に持った竹刀で受け止める。そして、持てる力の何割かを以って風切を押し出し、風切の胴へと刃を振るう。しかし、空を切るだけだった。

 風切はその力を利用して後ろへ下がり、構えなおした。そして、口を開く。

「何その馬鹿力! アンタ、アタシが教えた型まで忘れてるのねえ。カウンターなんてやっちゃってさあ?」

「…………」

「え、急に無口!? 全然キャラ違うじゃない!? まあ、いいわ!」

 言い終えた風切が隆一に再び突っ込む。そして、すぐさま胴へ目掛けて打ち込んでいく。

それは、先程までよりも打ち込む速度が上がっており、その上、隆一が対処しにくそうにしている左わき腹に向けた精確な一撃であった。

「……!」

 隆一はそれを防ぎきることが出来ず、まともに胴に食らう。続けざまに連撃を浴びせられた。普段と違う得物を使わなければならないということに、もどかしい気持ちを覚えながら風切と距離を取る。

「隆一! やりにくいなら、ルールとかそういうのいいから! 好きにしな! あ、勿論危ないのはダメね!」

「……」

 とはいえ、最低限竹刀を使わなければならないと考えた隆一は、左手で逆手持ちする程度に留める。これは、雷の刃の代わりである。

「えー、随分と変わった構えになったわね。アタシの数年間の努力は何だったのかしらねえー!? 隆一くぅん! 聞いているのかしらぁん?」

 無視、ここは無視だ。相手のペースに乗せられてはいけない――――何としてでも当てて見せるという意地が隆一の中で沸々と煮えたぎっていた。

「構え変えても突っ込んでは来ないのねぇ。年上を酷使するなんて、アンタ年上をもう少し労わるとか思わないのかしらあぁ! って誰がババアだ、ガキィ! こうなったら手加減なしだ!」

 何も言ってねえよ……――――

「かぁぁつ!」

 風切の口ぶりは全くのギャグだが、その体捌き及び剣捌きに一切の無駄がない。目にも留まらぬ速さで四メートル弱はあった距離を一瞬で詰めてくる。それは、段階が上と形容すべきほどに、速さ、精密さ、気迫、どれをとっても先程までとは格が違う。

 しかし、隆一も数々の死線を潜り抜けてきたモノである。たとえ人の姿のままであっても、冷静さを欠かなければ対処のしようはある。青年は落ち着いて剣を構え風切を、いや、師匠を迎え撃つ。

「はあぁぁあ!」

 風切は隆一の竹刀落とすために、わざと構えられた竹刀に渾身の一撃を放った。

 長年、研鑽を積んできた風切の振り下ろし、体格に恵まれた男ですらまともに剣を保持できないような力を、身体が絞られている程度でしかない細身の隆一が耐えられるはずがない、と風切は踏んでいた。加えて、剣を持っているのは左手、しかも逆手持ちである。右手は竹刀を支えるどころか垂れさがっている

 竹刀同士がぶつかり合い、甲高く力強い音が道場内に響いた。

「はあ!?」

 風切が困惑に満ちた叫びを出す。

 それもそのはず、隆一の竹刀は落ちるどころかびくともしていなかったからだ。

「……!」

 青年はその一瞬の隙を見逃さなかった。

 右手で風切の竹刀を掴み、細い首筋に左手に持った竹刀を添える。

 道場内は静まり返り、蝉の泣き声や人々の喧騒がやけに明瞭に聞こえる。

「ええ……? ルールはないって言ったけど、それアリ?」

「……ああ、ですよねー」

 風切は困惑した表情を浮かべ、笑い声混じりに言葉を紡ぐ。

 隆一も数瞬の間思考を巡らせる。そして、彼もまた苦笑した。

 手合わせは何とも言えない雰囲気で幕を引いた。



「まあ、何というか、その……すいませんでした」

「いやー気にすんじゃないよ。アタシもルール無しって言っちゃったしさ」

「そう言って頂けると助かります」

 手合わせが終わった後、隆一と風切は道場の縁側に座りながら茶を飲んでいた。

「あー気持ち悪っ! 敬語とか昔のアンタからしたら、想像つかなかったわ。いっつも生意気な口を叩いてたから。でもまあ、それぐらいの才能はあったと思うわ、本当に」

 あった、過去形かよ――――

 隆一は内心で毒づいた。

「今のアンタは、そうねえ。少なくとも私が知ってた頃のアンタとは違うわ。それでも才能はあると思う、剣の才能ではないだろうけどね。兎に角、今のアンタは……うん、まあいいんじゃない?」

「えらく適当ですね」

 隆一の言葉も何とやら、全く意に介すことなく風切は話を続ける。

 彼女の視線は晴れ渡る青空に向けられており、ここではない何処かを見据えていた。

「……心なんてもんはさ、結局のところ思い出や経験が基になって作られてるわけじゃん。どんだけすごかった人でも、たった一回の失敗で落ちぶれてさ、別人みたいになっちゃうことだってある。勿論、逆の場合だってあるわ」

 二人は示し合わせたわけでもないのに、ほとんど同時にペットボトルの麦茶を口にする。

 夏の暑さと運動後で火照った肉体に、冷えた麦茶が染みわたった。

「アタシはアンタのこと、いい人間だと思うわ。少なくともアタシの知らない隆一だけど。アンタは昔の隆一を知ってどうしたいの? もう、記憶喪失のままでも不自由ないでしょう?」

「それは……」

 青年は自分が何故この場にいるのか考え始めた。

 それは遠い日の記憶、“滝上隆一”として生まれてからの物語。

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