episode5-12 魔人の首折れる
滝山学園・旧学生寮、一階食堂にて。
扉の向こう側からは、粘り気を多分に含んだ異形の肉塊が、床や壁を軋ませながら脈動する音が聞こえてくる。だが、這いずる音は聞こえてこない。静止している。その場にいる者たちは、それがひとえに、無顔の異形の嗜虐心からくる恩情によるものだと理解した。
奴はいつでもこの扉を破ることが出来るが、敢えてせず、反応を楽しんでいるのだ、と。
隆一はこの状況をどう打開したものか、思案する。
「いつ入ってくるか分からないし、こっちから行動したいとこだけど……」
懐に入った最後の一本、それがやけに重たく感じられた。
覚悟を決めるため、自身が化け物であるとカミングアウトした後でさえ、友人達へ魔人になった自身の姿を見せたくなかった。異形が他にどんな手を持っているか、触手はどこまで伸ばせるのか判明していない以上、手の内を明かすというのも危険だ。
魔人の基本的なリーチは、無顔の異形のそれより大幅に短い。電撃が効くというのも、大量の“ブルーアイ”を摂取する以前のことだ。最悪、克服している可能性もある。
「ちっ」
この状況、一体どうすればいいんだ――――目の前の友人達を無傷で助ける方法、それを見つけ出すには、あまりに時間が足りない。
「隆一、この後どうするんだ?」
「三ツ木くんと戦うつもりなんですか?」
「…………」
不安そうな目だ。こいつらを無傷で助けるには俺一人の力じゃあ難しい。どうにか東藤さん達の力を借りたいところだ――――向こう側にある校舎は確かに見えるというのに、連絡は付かず、近くに人影もない。地続きにいるが、まるで別世界のようだ。陸の孤島と形容することも出来る。
「大丈夫だ。お前らは絶対死なせない、この身に代えても、必ず」
「っ! そういうんじゃあねえ!」
突然、街田が立ち上がり、隆一の胸ぐらを掴む。
咄嗟のことで、隆一はなすがままになる。
静寂に包まれた空間に、荒い息遣いと触手の水気を帯びた音が響く。
「自分の命が惜しくて聞いてるんじゃあないんだよ」
掴む力がより強くなるが、決して息苦しくなるようなことはなかった。それは、街田の行為が憎しみから来る怒りでないことを示唆するものであった。
「確かに、俺はこの場では何の役にも立たないさ。お前が屋上で何も言わなかった時も、さっき三ツ木が化け物になった時も、そうさ、俺は何の役にも立っちゃいないんだ。今もこうしてお前に迷惑を掛けちまってる。ホント情けないったらありゃしない。でもさ」
街田が苦虫を噛み潰したようなになり、俯く。その声は震えていた。
「何でお前が戦わなくちゃいけないんだよ」
「啓……」
「お前に事情があるのは分かってる。でもさ、納得いかないんだよ。お前がいくら自分を化け物だって言おうと、お前は俺にとって、中学からの親友なんだ、それは変わらない。お前が、どんな存在かどうかなんて関係ないんだ。俺はお前が戦うの」
「啓、そんなお前を俺は死なせたくな」
「聞けって! お前は戦えるんだろう、覚悟だって決まってるんだろう、でもな! お前が傷ついて、悲しむ人がいるんだ。それを忘れるんじゃあない。少なくとも俺はお前に死んでほしくない。もちろん俺だって死にたくないさ、今回はお前の力がなくちゃ俺達は死んじまうだろう、だから、木島みたいに俺の前からいなくなるなよな! 絶対帰ってこい。たとえお前が死んじまっても、ぶん殴ってこっちに戻してやるからな!」
「ああ、頼んだ!」
懐から灰色無地の注射器を取り出した。鉛のような重さはもう無い。
「ふう……」
隆一は深く息を吸い、呼吸を整える。精神を研ぎ澄ませ、全身でこの空間を感じ取る。目の前の友人達の息遣い、鼓動、外からは無数の触腕の蠢く音が聞こえてくる。そして、身体に入った力を抜くように息を吐き、それと同時に左手に当てた注射器のプランジャーを押す。
食堂内で起きている事象を感じ取ったのか、外部の触腕が陸に打ち上げられた魚のように無軌道に暴れはじめる。それに伴い、触腕の纏う体液が食堂の内部へと染み出てきた。
扉の金具や窓ガラスが震え始め、間もなく決壊すること予期させる。
「……」
「うおっ!」
「きゃっ!」
全身が沸騰する熱を帯び、その周囲を灰色の渦雲が突風と共に回転を始める。雲の周りを舞う、夥しい数の青い雷が雄叫びを上げながら、徐々に加速していく。
側にいた街田と峰山は腕で、まき散らされる木片や埃から顔を守る。
次第に渦雲の勢いは弱まっていき、徐々にその内側にいるモノが露になった。
「…………」
白亜の魔人は泰然とそこにいた。
その姿が現れると同時に扉と窓ガラスが決壊し、灰色の触腕が波のように大挙して襲い掛かってくる。
「……」
魔人は紅き瞳を煌々と輝かせると、首筋から青い雷を生み出し、左腕へと集束させ、雷で構成された刀身を創り出す。そして、咆哮を上げる刃を高く掲げ、街田達に頭を下げるよう促すと、身体を捻るように回転し、一閃。
イソギンチャクが敷き詰められたような前後の触手の壁が、肉を焦がす音とともに容易く裁断される。その断面はバターのように滑らかで、幾本もの触手は一個の塊のように溶接され、動かなくなった。
「はっ、結構イケメンじゃねえか」
「……」
魔人の紅き瞳が煌めく。
旧学生寮から四〇メートルほど離れた茂みの中、藍色の鎧を纏った椿姫の姿があり、その周囲には濃紺の戦闘服に身を包んだ四人の人間がいた。彼らは防弾ジャケットや顔までも覆うヘルメットを被るなど、身体を守ることに重点を置いた装備をしている。
『どうやら内部で動きがあったようだ。少し予定より早いが、作戦を始める。滝上、機体の調子はどうだ?』
〈各機器、問題なく動作しています。いつでもいけます〉
『よし、状況を開始する』
〈了解〉
電撃が放たれて以降、触腕は地中に鳴りを潜めている。突入するならば今が好機だろう。
歩調を合わせながら慎重に茂みの中を進んでいく。木々の感覚は最短で九〇センチほど。歩くたびに金属や布が擦れる音が響く。異形の探知する能力がどれほどのものか不明である以上、なるべく音を最小限に抑えていく。
〈はあ……はあ〉
椿姫は顔に当たる生暖かい自身の吐息と汗を不快に思う。
外に息遣いが漏れないのは幸いだった。心臓はまるで跳ね上がっているように鼓動し、鎧内部は簡易的な空調が効いているはずだというのに汗が湧き出てくる。目を保護するパーツによって目に入ることはないが、邪魔であるのに変わりはない。
〈……はあ〉
旧学生寮の古びた木の壁が間近になり、遠くからでは見えにくかった崩れた外壁が視界を占めるようになる。当然、建物の内部にあるものも視界に入ってくる。
断面が黒く焼け焦げた灰色の触腕の塊、そして、その中で蹲る一つの人影が。
「大丈夫ですか!」
椿姫を含めた五人の人間が蹲っている人間に近づく。そこに佇んでいたのは滝山学園の制服を着た少女であった。彼女は放心状態であったが、武器を降ろした一人の部隊員に声を掛けられると心を取り戻す。が、すぐに何かを思い出したかのように慌てて話始める。
「あ、あの! 私の友達が三ツ……あの触手に、怪物に、さ攫われたんです! そそれで! もう一人の友達が追ってて! あでもでも、ちょっと、ちょっとなんですけど! その友達ほんの少しだけ変わった姿をしてて、でも悪い人じゃなくて! だから! 助けになってあげてください! 二人とも私の大切な恩人なんです!」
少女はとめどなく溢れてくる感情や考えを次々と口にしていく。その話は纏まりがないものであったが、思いは痛いほどに伝わってくる。
それに答えるように、藍色の鎧が一歩前に出た。
〈分かりました〉
血の通わぬ無骨な鎧から、可憐だが芯のある凛とした声が少女に向けられる。
寂れ果て、本来は起こるはずがない戦いによって破壊の限りを尽くされた食堂に、機械を通した、僅かにざらついた声が響き渡る。
〈貴女の恩人は私が守って見せます。でも、先ずは貴女を安全な所まで護衛するのが先決です。私たちの指示に従って頂きたい〉
壁や天井、視界に映る総てが、灰色の肉に塗れ、生々しく脈動していた。
魔人は自身の障害となる肉壁を切り裂き、道を作りながら進んでいる最中であった。殆ど無心で動いているなか、魔人は先ほど起きた出来事を脳内で反芻する。
「…………」
迂闊だった、まさか天井を突き破って街田を強奪せしめるとは。あまりにも一瞬の出来事だった。街田はまるで天井に吸い込まれるかのように魔人達の目の前から消え、何処からともなく声が響く。それは異形からの挑戦とも言える内容であった。
「……ァ!」
煩わしさに、魔人が怒りの呻きを漏らす。
背後から迫りくる触手の大群を、魔人は振り返ることなく、自身の右脚に巻き付いている黒いナニカによって応戦する。鞭のようにしなり、手のように自由に動き回る黒いソレは、大挙する灰色の肉塊を砂のように容易く切断していく。
水気を帯びた肉片が床に落ちる音が背後から連続して聞こえてくるが、気に留めることなく先へと進んでいく。異形が待ち構えているという、二階奥の多目的部屋へと向かって。
「…………」
一歩一歩、歩を進める度に粘度の高い液体が足に絡みついてくる。油断すれば容易く足を絡めとられてしまうだろう。外からの光は壁にへばりついた肉塊によって遮られ、僅かな肉の隙間から差し込む細かな光が以外は、ほぼ暗闇と言っていい。
こうして、魔人が視界を得られているのは、左手から持続的に放出される雷のお陰だ。
ただ、それ故に目立つ。元々、何らかの方法で魔人達を認識しているようだが、光を点けて以降、襲撃が心なしか激しくなっている。
「…………」
待っていろ、すぐに助けにいく――――
旧校舎・二階多目的部屋にて。
視界のほとんどが灰色に埋め尽くされた部屋の中、街田は壁を染め上げているものと同様のもので出来た檻の中に入れられていた。触手は粘液による光沢を帯びており、それに触れたくない街田は檻からやや離れた位置に立っている。
非日常に染まり切ったこの空間で、街田は毅然とした態度で異形と相対していた。それは、彼の強がりであるかもしれないし、この危機的状況下で自暴自棄になってしまったのかもしれない。
「三ツ木、話は通じるよなぁ! お前は何でこんなことやってんだよ!」
『そんナ大きな声を出さなクても聞こえていルよ。でも、ウーん、君に言ってもなあ、きっと理解はシて貰えなイと思うんだヨね』
思いの外、異形の口調は明瞭だった。依然として、何処から声が出ているのかは分からないものの会話は成立している。それだけは確かだった。
「はっ! 言ってみないことには分かんねえだろうよ!」
『案外肝ガ据わってるンだね、さっキはあんなニ怯えてたってイうのに』
「どうせなら、お前の口から聞いてみたいって思ったんだ。お前がそんな姿になることを選んじまったのか、その理由を。聞けなかったら死んでも死にきれない」
『それニ話さナいよ。君にハ言いたくナい事でもアるかラ』
「は? おま」
『それに、お迎エがもう来たミたいだシね』
全身が震えるような轟音とともに、肉壁が弾け飛んだ。天井を青白い光が貫くと、暗く澱んだ部屋に月明りが差す。扉があったであろう場所は蒸気によって何も見えないが、
「…………」
その中で煌々と輝く紅き瞳が確かにあった。
気体へと姿を変えた粘液が、天井の風穴から吹き込む夜風によって晴れる。
『君ハその姿だト随分キャラが変わるんだネえ。まるデ別人じゃアないか。僕も他人ノ事を言える立場ではナいんだロうけドさ』
「……!」
思考がクリアになっている異形を見て、魔人は動揺を隠せなかった。同時に、この戦いが苛烈なものになるという予感がする。いや、それは確実に現実となるのだ。
『いイ加減終わらセようか、随分と時間が掛カってしまっタ。本当ニ長い時間ダった』
異形はゆっくりと言葉を綴っていく。それは誰に向けられたものでもない。きっと自身に向けたものですらないのだろう。今では大きな青い瞳を覗かせている胸の内から、ふっと水のように湧き出た万感の思い、それが無意識の内に身体から染み出てきた。
少なくとも、街田はそのように感じた。ほんの僅か、数分に満たない会話しかしていないが、目の前の化物をただの邪悪な存在とは思えなくなっていた。だが、口を挟めるようなことでも、事を穏便に済ませられるような段階でもないことも理解している。ただの青年は何も言わず、身じろぎもせず、この成り行きを見守っていた。
『――――――!!』
凡そ咆哮と呼べるものではなかった。飛沫を上げながら、バタバタと音を立てて震え、肉蔓達が激しく蠢いているだけだ。だが、無貌の異形の感情表現として、これ以上のものもない。ヒトを構成するあらゆる要素を捨て去ったモノの殺意が、生暖かい呼気とともに伝わってくる。
「ッ!」
魔人はその場から後方に飛び退いた。前方三メートル先、魔人が元いた場所は天井や壁を這っていた無数の触手によって穿たれる。反応が少しでも遅れていれば、魔人は身体に幾つもの風穴を開けられていただろう。
「……!!」
幾つもの触手が様々な角度から魔人を追撃してくる。
あるモノは心臓目掛けて真っ直ぐに進み、またあるモノは身体を不規則にくねらせながら軌道を読ませないように、地面を蛇のように這うモノ、背後から回り込もうとするもの、一見バラバラだが、魔人を貫くことにおいては一致している。
風を切り裂き、塵を吹き飛ばしながら魔人に迫る。
「……ァァ」
白亜の兜の内側から唸り声が漏れ、それと同時に魔人の周囲を青い雷が取り囲む。
「……ァ!」
雷を向かい来る触腕に放つ。青い閃光は高らかに咆哮を上げながら空を奔る。
閃光に焼かれ、幾つかの触腕は消し炭となった。が、総てを撃ち落としたわけではなく、魔人の両手に余る数が依然として距離を詰めてくる。
『死なないとは言え、痛いんダよねェ!』
異形の激昂すると同時に、飛沫を飛び散らせながら肉蔓が加速する。
魔人は左手に眩い光を放つ刃を形成し、右手は圧縮した水をいつでも放てるように準備する。しかし、それでも大群を捌き切るには足りない。第三の腕として、右脚に巻き付いた黒いナニカを引き剥がし右脇から通す。
「……!」
ついに白亜の魔人と灰色の触腕群が接触する。
魔人は左手で心臓や頭目掛けて進んできた触腕を焼き切り、右手は脚を絡めとらんとするモノ達を圧縮した水で切断、残る触腕は漆黒の尾で対応する。
弾ける轟音や肉が焦げる音、鋭い風切り音といったあらゆる音が洪水のように響き渡る。間を開けず、床で湿った泥が落ちたような、水気を帯びた何かが崩れる音が、立て続けに鳴る。激しい攻防はそれから数分の間続いた。
傍から見ていた街田にとってもそれは一時間、いや、二時間にも三時間にも感じられた。
空を舞う砂埃が収まるとともに、場に静寂が訪れる。
「……ァァ、ァァ」
魔人は黒い尾をぐったりと床に垂らし、肩で息をする。左腕からは青く輝く刀身は消え、代わりに白い煙が上がっている。自身が想定していた以上に体力、気力を消費したのだ。心なしか真紅の瞳の輝きが弱まっているように見える。
対して、無貌の異形は無数の触腕で構成された躰を不規則に痙攣させながら、左右に揺らしていた。胸にある大きな青い瞳が妖しげな輝きを放つ。その姿は不気味で、意思を読み取ることが難しい。だが、その場にいたモノたちは確かに理解した。
コイツは嗤っている、と。
『もう、満身創痍っテ感じだネぇ』
「……!」
異形の挑発混じりの嘲笑を振り払うように、魔人は肉体から微弱な雷を放出し、体勢を立て直す。しかし、それが魔人の痩せ我慢であることは素人目にも分かった。魔人の体力の限界は近い。
「……!」
魔人は一刻も早く決着をつけるため、残された力を振り絞って宙に飛び上がり、異形との距離を一息に詰める。魔人の瞳に映る異形の反応は鈍い。
「……!!」
宙を舞う魔人の瞳が、月明りに照らされて一際強く輝く。魔人に喚起され、左腕から再び眩く輝きを放つ刀身が顕現する。だが、その刀身は先程までのモノよりも短く、細い。普段の猛々しい唸りは鳴りを潜め、静電気のような小さい音が連続するばかり。これでも、無貌の異形を溶断するには十分な力を秘めている。
当然、異形もその事には気付いているはず。しかし、この機を逃せば魔人に勝機はない。体力の限界はもうそこまで来ているからだ。このまま進むより他はない。
あと少し、あと少し進めば、この欲望の成れの果てに終止符を打てる――――
『そウは問屋が卸さナい、ダよ』
頭部にぽっかりと穴が開いているというのに、異形は確かに嗤っているように見えた。
その事実に気付き、魔人は異形への進行を止めようとしたが、既に遅かった。
「……!」
床を突き破ってきた無数の触手が魔人の両腕両脚、そして首に巻き付き、白亜の鎧の動きを封じ込める。捻じれた白い首をへし折らんとする勢いで締め付けを強めていく。
「……ッ」
気道が狭まり意識が朦朧とすることはないものの、首がミシミシと悲鳴を上げている。
魔人は電流を流し、己を縛る堅牢な鎖を振り払おうとするが、それを実現させるための体力は残っていなかった。
『足元がお留守っていうのハ良くないねェ。関心しナいよぉ! 君ならやッテくれるンじゃアないかト思っていたンだけど。残念だなァ……でもこれデお別れだ。さようなら』
…………。
あっさりと、何の感慨もなく、石が砕けるような乾いた音が鳴る。あらぬ方向へと曲がった首を持つ白い鎧は床に打ち捨てられ、辺りが静まり返る。
そよ風の音がやけにうるさく感じられた。
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