第20話
カク◯ムちゃんは目を閉じ溜め息を吐きます。
「どうやら、これ以上の話し合いは無駄みたいね」
「ならば、どうするの?」
カク◯ムちゃんは右手の拳を握り締めると、突き上げるように手の甲をマグ◯ット!ちゃんへ向けました。
「こいつで分からせてあげる」
「望むところだわ」
マグ◯ット!ちゃんの赤と青のネックレスが、ふわりと浮かんで背後に回りました。
ネックレスの輪は背中の後ろで高速回転を始めます。
やがて。彼女自身が空中へ浮かびました。
彼女がカク◯ムちゃんと同じように右手を突き上げると、周囲に刺さっていた五百円玉が集まり鋼鉄のグラブと化します。
カク◯ムちゃんは更に強く拳を握り締めました。
彼女の右手の甲に赤く輝く金色の鳳凰の紋様が浮かびあがります。
カク◯ムちゃんが駆け出すのと同時にマグ◯ット!ちゃんも彼女に向かって飛びました。
「シャァアイィニイィングウゥーッ!」
「抹殺のおぉっ! ラストオォッ!」
互いの右拳が吸い寄せられるように、ぶつかり合います。
その衝撃から生まれたエネルギーの奔流によって次元の裂け目が現れ、周囲が白く眩い光で満たされていきました。
そして、二人は……。
<ふだはる先生の次回作に御期待下さい>
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