蟲狩りのアンダイナス

作者さま:カワハギ。

キーワード:SF ロボ バトル 電脳 蟲型機械 シリアス


あらすじ

平和な高校生活をしていたはずが、気づいたら巨大な蟲型の人食いメカだらけの危険な世界に!? 電脳少女とゴリラ型の砲撃ロボットと共に戦いの旅が始まる。蟲型ロボットたちの生み出したのは何者なのか、はたして自分の身に何が起こったのか。


感想

変形機能付きのゴリラ型ロボット、珍しい設定だし男のロマンたっぷり。ロボ系作品の中でも個性が出てます! 

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人間の形……と言うには少し歪な形だ。白地に青のライン、あとは黒のポイント塗装にいくらかのマーキングが施された身体は、腕が太く脚と同じかそれ以上に長い。上半身が肥大化したその姿は、ぶっちゃけて言えばゴリラに近い。しかし、ゴリラと言うには語弊がある。何しろ、その身体は見上げるほどに大きい。


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そのまま流れるように両腕の手首が折れ、互いに接続される。左の肩から先がパージされ右腕を前方に構えることで、現れたのは長大な砲塔。


「繰り返す! 第三橋の延長線上にいるものは退避されたし! 巻き込まれても知らないぞ!」


 出来上がった砲塔の各所に分散された超伝導コイルに、またそれらを束ねる|増圧蓄電器<<ブーストキャパシタ>>に、狂ったように電力が注ぎ込まれる。


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腕が大砲になってるゴリラ型ロボが撃ちまくる! さらに両手をつなげて巨大砲に! いいですね~!

いわゆる直立二足歩行な人型ロボとはまた違う魅力。そして変形合体は燃える。すばらしいセンス。戦闘シーンにも特徴が出て良い感じ。

敵が蟲型なのも不気味さが出てるし、動きなどがイメージしやすくてグッド。巨大な蟲、これは分かりやすく人類の敵でしょう!

また、ロボデザイン以外の世界観も色々と面白く軌道衛星から送電してるとかSFとしても楽しい。いったん文明が崩壊して、変な部分だけ伝わってしまってる日本文化とかも笑えます。


ストーリーはかなり重厚。ある意味では2章からが本番でしょう。鬱展開と言えるぐらいの重苦しさだけど、一気に物語としての深みが増します。読んでて驚かされ引き込まれましたねぇ。

読み返してみると確かに伏線は貼ってある……見事。

ロボものとしてもSFとしても本格派です。


状態:連載中

文字数:267,773文字


個人的高評価ポイント

◇ アイディアが良い!

◎ 高い完成度!

☆ 私の特に好きな作品です!


作品URL

小説家になろう https://ncode.syosetu.com/n0153ds/

カクヨム https://kakuyomu.jp/works/1177354054884041023

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