俺はエヴァンゲリオンを許さない!

作者 ハイロック

シン・エヴァンゲリオンの公開はいつ?

  • ★★★ Excellent!!!

TV版と旧劇場版が父親に対するエディプス・コンプレックス、新劇場版が安野モヨコとの結婚生活を反映しているというのは合点がいきます。
ナディアの頃までの庵野秀明は、自分が影響を受けた作品、ヤマトやガンダムやウルトラマンなどをモザイクのように組み合わせてストーリィを作っていた。
(エヴァンゲリオンは永井豪のデビルマンやバイオレンス・ジャックの影響がかなり見られますが)
それで、自分のオリジナリティーは何なのか?と考えた時に、自分の過去の人生の記憶以外にオリジナリティーと呼べるものがないことに気づく。
(この辺りが、師匠の宮崎駿監督とは違うところですが)
他のアニメが戦闘シーン以外はダレ場になるのに対して、エヴァンゲリオンは日常シーンの方が面白いという逆転現象が起きる。
エヴァンゲリオン以降、エヴァを真似た作風のアニメが雨後の筍のように現れましたが、いずれもエヴァを超えられなかった。それは、作り手の過去を反映したオリジナリティーが含まれていなかったことが原因ではないかと思います。
庵野秀明が「技術だけでは人の心は動かない。魂が入っていないと人の心は動かない」とインタビューで話していましたが、その通りだと思います。
(画がカッコいいだけで一部のオタク以外に人気の出なかったゴンゾの前田真宏にとっては耳の痛い話かもしれません)
アニメーター見本市の前田真宏と本田雄の合作短編アニメも観ましたが、心に引っかかる、ガツンとくるものがないですね。そこが、前田真宏と庵野秀明の作家性の違いなのでしょうけど。同じ短編でも『巨神兵東京に現わる』では、なんかガツンと来るものがありました。
べつに、自分の過去の人生とかトラウマを物語の核にしなくても、ストーリィは作れると思うのですが、何らかの核というか、物語の芯となるものは必要でしょうね。宮崎駿監督の場合『もののけ姫』に特に顕著に現れていると思うのですが、『風の谷のナウシカ』や『となりのトトロ』でも自然回帰やアニミズムの思想が根底にあるような気がしています。そういった、物語の核となる部分は、各々が自分で見つけるものではないかと思います。
『シン・エヴァンゲリオン』のストーリィについては、ひとつの仮説を立てました。当たる可能性もゼロではないと思います。詳しくは、僕のカクヨムの『渚カヲルの月の棺から考察するエヴァンゲリオン新劇場版』第2話【巨大戦艦『AAAヴンダー』とピアノ線の謎を探る。】を読んでみて下さい。
それでは、更新を楽しみにしています。

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