五章 勇者、久しぶりに竜殺しに挑む
五章 勇者、久しぶりに竜殺しに挑む(1/6)
時は、しばらく
その山中に、
それが、かつては十を
無論今でも、
残った
(
コキュトーは思う。三十メルを
(ディスパテ様の遺志を
その体には、そこかしこに傷がある。だが
つまり、その傷を負ったのはそう前のことではない。
「者共、分かれ。私が
コキュトーから数百メルの
「エイン王国より
言葉と同時、コキュトーの体から傷が消え去った。白磁のような
「十年前を再現してくれる。その上で、
○
「
「およそ半日前じゃ。サイネル王子率いるエイン第三軍が展開しておった
サイネル王子。エイン国の第三王位
「かの『
「足
王城、
「機に乗じた?」
「……ということは、王子様やったのはえーと、
ハルベルのつぶやきにフブルが
「これは
他言無用とフブルが告げる。
「カチコミ入れてきよったのは
「
ミクトラが
「そして
「
そして、一同にはある存在が
「ディスパテ……現ダイスの手引きだと?」
「可能性はある。例の
む、とアルは
「あの
どのみち、とフブルが言い置き、骨が
「これから
「いえす、おふこーす。戦争初期以来の王都直接
エイン王国は連合国で
フブルが居住まいを正す。声に
「これより、軍と王都
「はっ! お任せを!」ミクトラが思わず敬礼を返した。
ハルベルは視線を右往左往させているが、とりあえずアルはそれを置き、
「
「
王国の強力な個人
(
そしてアルは、その空気を読まない。
「はっはー。お大臣様が何言ってくれてんの。
肉は無いが気骨はある。勇者だからだ。
「ばっ……!
「う……」ハルベルが身じろぎする。
数ヶ月前、
「
(
「
「む……ぐ……」
苦しいやら
「ぐ、ぐぬぬ、じゃが、ハルベル」
「あ、はいっ」
呼びかけられ、話題に入れず
「お主はランテクート
厳しい語調にハルベルはぐ、と
「いやハルベル。君はこの
「お主なあ!」さすがにフブルが食ってかかった。
「
「………………アル」
ハルベルがアルを見上げる。こみ上げるのは
「好き!」「ちょっ、ハルベル、
「そーいうのは後でな、後で」
やいのやいの言い合う三人である。フブルはそれを
(こういう
「ハルベルの
「りょーかい!」
びし、と敬礼するハルベルにフブルが
「はー……まあ、ええわい。王城なら安全度は高いしの。
「そんな
「「うぉい!」」
フブルとミクトラが
「ま、最強のドラゴンと戦った経験は残ってる。どうにかするさ。フブルさん、
「これ作るの大変なんじゃぞ。保存もあんま効かんし……ぶつぶつ」
「具体的には」アルが各関節の可動を確かめつつ「
「悪いけど知り合いを二人連れてきてる。王城に入れてやって。ズルだけど、まあ許してちょうだい」
「ん? ほう──
フブルが遠見で王城エントランスを
「んじゃいくぞー。ドラゴンぶっちめ大作戦、開始ー」
「「おー!」」「なんか
三本の
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