84 我が手記 石蕗 翔様
面白いと思う作品が少ないと感じたりしたのだとしたら、それは自分がつまらなくなったのだ。
こういうと、なんとなく正しいような格言めいた感じになるかもしれないけれど、真実はそういうわけじゃないと思う。
好きな物ばかり食べすぎると、時期に食べたくなくなってくる。
その食べ物の特徴、特性、パターン、効果などを知って、何度も繰り返されるたび、学習されていく。効果も薄まってくる。
知っているようなものがひたすら続くと、きっともう覚えてしまうんだろう。
知らないもの、新しいものを知りたいという欲求は、とてもいいもののように思われるかもしれないが、それはとても傲慢だという見方もある。
とどのつまり、飽き性なのかもしれない。
同じことを同じように何度も繰り返して楽しめる方が、もしかしたら幸せなんじゃないだろうかとも思う。
とはいえ、幸いなこともある。
この世で知らないことなど、世界に一杯あるのだろうから。
なんかこんなことを言うと、まるでこの企画を辞めるみたいな感じにとられそうだけど、辞めないだろうなあ。
今までできなかったマイペースができているから、案外無理なく続けられている。
一千万字ははたして達成できるのか。
今回はどうにもふざける気にはなれない。
読ませて頂いたものは、いかんとも言い難い複雑な思いを抱いてしまうからだ。
我が手記 石蕗 翔様
https://kakuyomu.jp/works/1177354054897186032
実は物語なのかもしれないが、内容は日常に対する愚痴だ。
そういうと軽すぎるから、怨嗟なのかもしれない。
経済的な不安定さは心に影を落とすだろうし、両親が離婚することで環境は更に悪化するだろう。
おそらく人が一番最初に安心感を感じる場所は両親の胸の中だと思う。
読んでいて思うのは、安心できる場所がほとんどないんだろうなってこと。
何かを言って嫌な目に合うのなら、言わなくなるだろうし。
何かをして失敗するのなら、もうしなくなる。
それが学習なんだろうし、生きるスタンスに繋がっていくと思う。
安心できること、楽しいことのない生活パターンを繰り返していることで、人生そのものに色味がなくなっていくだろう。
困っている。非常に困っている。
こうして関りができたのは何かの縁であるから、できることを一つくらいはしようと思う。
とはいえ、どうすればいいのかわからない。
やることは決まっている、この感想を書くだけだ。
何て書くべきか、悩みはそれだけ。
別に人を救いたいなんて、思ったことはあるけど今は全然思わない。
助かったり救われたりするのは自分だけだから、それを選ぶのかも自分だけだから、正直何もできない。
はてさて、別に読んでくれるかもわからないこんなところに、何を書くべきか。
単純に仕事目線で言うなら、環境を変えた方がいい。家を出た方がいいと勝手に思う。
環境が全てを辛い方向に押し込めている気がする。
けれど、例えばうつ病で自殺を選ぶ人は、他の選択肢に気づかないし、気づいても他の選択を取るだけの気力がない。
根こそぎ奪われているから。
優しさめいたものを気取るなら、辛かったね。大変だったねと受け止めることと共感を送ればいいと思う。
もしかしたら、一時的な慰めにはなるのかもしれない。
何も知らないくせにと、反発をくらうのかもしれない。
まあ、そんなことを言うつもりもない。
結局のところ、否定はできないけど、前向きな言葉をかけるつもりもない。
ただ単に、そんな人がいてもこの世の中は別にいいなって思う。
それだけ。
ふざけんなと思って変わることを目指してもいいだろうし、このままの自分を死ぬまで貫き通して嫌な人生を送ることもいいと思う。
それが誰にでも許された自由だから。
誰しもが幸せになってもいいと思うけど、幸せって強要するものじゃない。
幸せになんかなってやるより、嫌なことが嫌なまま貫いていく人生を送ったって、別にいい。
やっぱり何も言えない。
何一つ変わりそうな言葉はない。
思うように、あるがままに、死ぬまで生きていけばいいと思う。
そんな人がいても、別にいいと思う。
約492万1千
「どしゃっぶりですよ」って言われた時に本気で聞き取れなくて、「おしゃぶり棒?」って聞き返したらNさんに「何言ってるんですか」って叱られた。
そのことをMさんに言ったら「遠藤さんエロいわ」って言われた。
ふんだりけったり。
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