　追放された主人公が、故郷に帰ってくる話。

　魔法の豆を植えた先には、巨人の住む城がある。そこには、黄金の卵を生むダチョウが飼われているそうだ。

　お尋ね者の主人公は、魔法の豆を狙って悪党夫婦に接近する。

　だが、マスクをかぶった黒猫のヒロインに妨害される。

　彼女は、自分を裏切ってお尋ね者にした友人と組んでいた。

　故郷の銀行に手を出した罪で、主人公はお尋ね者にされた。

　実際は、旧友の仕業だったのに。

　旧友はオリに繋がれ、主人公は街を転々としていた。

　だが、旧友は心を入れ替え、ダチョウを手に入れたら街に卵を分けるという。

　旧友と和解した主人公は、共に魔法の豆を探す旅へ。

　悪党から豆を手に入れてダチョウをゲットした三匹だったが。

『シュレック』の前日譚らしい。

　スピンオフシリーズだけあって、テンポが良くて分かりやすい。

　ジャックと豆の木をベースに、物語は展開していく。

　それでいて奥が深く、裏切りの連続で見る側にプレッシャーを与えてくる。

　宝を巡って、三匹は「本当に大切なものはなにか」を知る。

　コミカルなシーン、特にダンスシーンなどは話とつながらないので、映画ではダレる場合が多い。

　しかし、本作でもかなりの見どころである。

　楽器を奏でたり相手を入れるネコは、見ていて楽しい。

　オレがネコ好きなだけかも知れないが。

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